物事のとらえかた | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

夕方、バス車内。


バスとはいえ、帰宅ラッシュの混雑した車内。

疲れきった人々が窓の外に視線を泳がしている

そんな車内に、若いお母さんが

小さい子供2人と車内に乗り込んできた。


…なにもこんな時間に…

帰宅時間をかぶせなくても…と優しくない私は思う。

万が一ですでに無い話だけど

自分がこんな子を持つ母ならば

帰宅ラッシュのさなかに子供を移動させない。


やはり案の定で下の子が泣き出す。

言葉もままならない年齢と思われ

泣くしか感情の表現が出来ないなら泣くよな~って

お姉ちゃんだって泣きたい気分なんだよぉぉ、と

思いながらも、車内に響き渡る甲高いソレに

少しイラッとした気持ちが芽生え、

それは仕方ないので母への非難の形になる。


母は…子の声を抑えようとすることにも

もう疲れちゃいましてね…みたいな雰囲気全開(笑)。

車内の労働者たちの刺々しさが

ピークに達しかけた、その瞬間。


子供たちの向かい側に座っていて

さっきまで憎憎しい顔(そう見えた)を投げかけていた

1人のおばあちゃんが

「元気有り余ってて、羨ましいねぇ~」といって笑った。


それにつられて、車内の緊張した空気が

ふっと笑いに変わった。

「可愛いわねぇ~」とかそんなんじゃね

こんな空気にはならなかったと思う。


刺々しさもこめたまま、ジョークにした

そのセンスに思わずみんな笑ってしまったのだ。


車内全体のお疲れモードを逆手にとってね。

うまいなぁ、おばあちゃん。


うざっ、イラッ!と思う出来事も

こういうセンスによってプラスに捉えるやり方も

あるんだなって感心した出来事だった。


そういう遊び心と風刺心、

もっと日本人には必要。