不健康な小説「チェーン・ポイズン」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
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エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

先日こちらでも書いた「チェーン・ポイズン」

 

チェーン・ポイズン (講談社文庫) (文庫) / 本多孝好/〔著〕

コレ、終電の電車内で

または翌朝、眠さに砕けそうになっている

朝の電車内で読んでるんですけど。

 

元々、文体の爽やかさとか、この作家さんが好きで

 

久々に目にした文庫本だったので

よーしと買ったわけですけども。

 

ネタバレしない程度に…ってか

 

私も途中までしか読んでないので

途中までの話ですけど

 

メイン?となる登場人物の女性が

 

三十代半ばすぎで独身、普通のOL。

 

若くもない美しくもない、取り立てて

 

才能のある人間でもない私と

結婚してくれるなんて男性がいたら

それは妥協の賜物だし、妥協してくれた相手に

一生、申し訳ないって気を遣って生きるなんてイヤ。

だったら独りでいい、って生きている女性。

 

彼女が「死にたい…」と思ってる時に

 

見知らぬ人に「あと1年生きたら、

眠るように死ねるというご褒美をあげましょう」

というようなことを言われるって物語なの。

 

あと一年頑張れば…

 

あと一年先にはゴールが見える…

思わず微笑む自分が…って…

 

ね。

 

 

なかなか重い。

 

 

けれど…これ、ものすごい近い現実だなぁと。

 

あ、いいなぁ…と思う自分もいて。

 

それは作家の文章力なのか

 

それとも…

 

年間3万人を超える自殺者を出す国ですよ。

 

 

なく、は、ない。

 

 

ねぇ…いろいろと考えちゃうよね。