暴走 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

私がリウマチを発症した当時。

私の診察予約はだいたい

夕方頃に設定されていた。

仕事を早退して病院に飛び込む。

そんな流れだった。

夕方ともなると

朝からの診察時間のズレで

予約時間の「押し」は当たり前。


うちの診察科では

30分枠に対してだいたい4名の

予約を入れているようなので

一人頭の診察時間は約7分。


しかし、そーんなに

上手くいくような病気ではなく

少しずつ伸びて伸びて…

最長で予約時間オーバーで

+3時間待ったことがある。


当時は薬の効きもまだ…

というくらいで、体もしんどく

(今はその時と同じような症状で…)

待っているのが、ものすごく苦痛だった。


今では待合室で熟睡してるが(笑)。


その最長記録のときの話。


この日は診察最終予約枠が

どうやら私たちだったようで

待たされ続けた疲労感で壁にもたれて

ダルダルな感じに待つ

私とおじさん2人。

おじさん、大きなため息…


診察室から人が入れ替わる気配が

消えてから、早40分以上経っている。


他の科は診察が終わり

静まっているので、

リウマチ科の診察室から

声がよーく聞こえるのだが

私たちをこれだけ待たしているのは

その前に診察に入った

若いお姉ちゃんが原因。


聞くつもりは無かったが

聞こえてしまったので説明するが


つまりは

「水商売をやっていたのだが

ある日リウマチを発症してしまい

その薬の副作用で

ムーンフェイス化してしまった。

彼氏は自分に愛想を尽かし

店のほかの女と浮気する始末。

自分だけこんな病気になって

なんでこんな目にあわなきゃいかんのだ」

というのを、

先生に切々と泣きながら訴えている。

男性の医師であるから

「男って、どうしてそんなふう?

先生も浮気する??」

と、問い詰めている。

先生、ただひたすらにタジタジ。


あの時は

「いいから出て来い!

私も診察が終わったら

一緒に話聞いてやるから

とにかく私とおっさんの診察をさせてくれっ!」と

切に願ったものだ。


正直腹立っていた。

こっちのツラさの問題で。


1時間ほどして、やっと納得したのか

泣きはらした眼で

マスク姿の女の子が出てきた。


睨み付けてやろうかと思ったけど

その姿を見たら

こっちまで悲しくなってしまった。


確かに

世の中にはリウマチに理解を示してくれて

それを受け止めてくれる

優しい男性もいるかもしれないけれど

それはやっぱり稀なことだと思う。


遺伝子との関係が明確化されないと

それもまた

将来的に厄介な問題になるし…。


彼女は今、元気だろうか。

ムーンフェイスも収まって

多少楽になって、

笑顔も取り戻せているだろうか。


今度、気になったら

先生に聞いてみよう。



病気になって、もうすぐ2年経つが

それでも

しんどい考えごとが蓄積しだすと

生きているのがつらくて

暴走してしまう。


昨日は

「殺してくれー」

なんて頼んで

ごめんなさい。