Thank God, It's Blooomin'‼️🪴
まいど、ATSUSHIです😽
◆今日の小話:1日小噺
というのを、始めてみようかなと😛
季節にちなんで
少しゾッとするような文章を
書いてみよう!
という企画です。
まぁ何気に年間100本くらい
ホラーとか気持ち悪い映画見てるのでね
多少のアウトプットがあってもいいでしょう
というそんな軽い気持ちで
いつまで続くかわかりませんが
やってみましょう。
今月は、5月
5月といえばGWですね
GWの小噺です。
お楽しみください。
◆「旅の忘れもの」
ゴールデンウィーク、
仲のいい会社の同期のたちと旅行に行った
同僚Sさんの話。
Sさんの車で
男女乗り合って
少し山奥にグランピングに出かけたそうです。
行きの道中、ナビが案内したのは
予定とは異なる道を案内してきた。
でも、方向は合ってる。
その途中で、古びた売店を見つけた。
「ゴールデン商店」
かろうじて読める鯖が目立つ看板。
誰向けなのか
色がはげ落ちた選挙ポスターが
所狭しとはられたトタンの外壁。
昭和の雰囲気丸出しの字体と店の風貌に
平成生まれ、令和育ちの
若者の心は踊ったそうです。
車を止めて、立ち寄ってみるも
店内に人の気配はない。
テレビドラマで見たような
雑然と駄菓子や飲み物、おつまみが
所狭しと並べられる売店。
こんな山道で買う人もいないだろうに。
「無人販売じゃね?」
誰かがそう言って、
冷蔵ケースから飲み物やお菓子を
無造作に手に取り始めた。
「お金どうするの?」
「いや、誰もいないし、お金入れる箱とかもないから
いいんじゃね?」
「でも…」
「ていうか、値段書いてないし
いくらかわからないじゃん」
「たしかに、そうだけど…」
結局、お金は誰も置かなかった。
「まぁ、少しくらいいいか。」
Sさんも一本、
なんだか気が引けつつも
妙な高揚感におされながら、
持っていくことにしたそうです。
不思議と冷蔵ケースの飲み物はいい具合に
ひんやりとしていたとか。
出がけに気付いたんですが、
店の出口に、小さな鏡がありました。
そこには、旅の始まりのワクワクを隠せない
複数の男女の顔が映っている。
すぐ横にメモが
貼ってあった。
“帰り道、ちゃんと自分の顔を忘れないこと”
「なにこれ?」
「自分の顔?」
「忘れるわけないでしょ、うける」
ふざけて、鏡越しに思い思いにスマホで撮影した。
そこには、
いつもの自分たちの顔があった。
—
旅行中。
知らない土地、知らない人たちと
その場限りの会話ややり取り、
旅ならではの時間を
それはめいいっぱい楽しんだそうです。
大いに飲んで、騒いで、はしゃいだ。
小さな嘘、
見栄、
少しだけ、人を傷つけることも
あったかもしれない。
「旅の恥はかき捨て」
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、
心躍らせる思い出と共に
家路へと急ぐ。
—
帰り道。
また、あの売店の前を通った。
「寄る?」
誰かが言って、なんとなく車を停めた。
行きしなと変わらない佇まい。
人はいない。
行きと同じように、誰かが飲み物を手に取る。
Sさんも。
「これ美味しかったんだよねー」
「わかるわー」
「今ちょうどこれ食べたかった」
手慣れた手つきで、
次々と。
今度は、ためらいもなかった。
レジの横。
あの鏡とメモが、そのまま残っている。
“ 帰り道、ちゃんと自分の顔を忘れないこと”
「まだあったんだな」
「そりゃそうか」
「この謎は解けなかったなー」
「いいじゃん、最後の一枚、記念写真!」
パシャリ
そうして、店を出た。
出がけにSさんは
何気なく鏡に映った顔をみたそうです。
—
そこには、自分の顔が映っていた。
当たり前のこと。
そのはずだった。
…
ほんの一瞬だけ。
どこが、とは言えない。
でも、確実に何かが“同じじゃない”気がした。
—
「どうした?」
後ろから声をかけられて、
はっと我に帰る。
「いや、なんでもない」
そう答えて、店を出たそうです。
—
家に帰って、
それぞれの家路につく。
LINEのグループにアルバムが作られる。
次々と、各自が撮った旅行の写真が
追加されていく。
笑って、ふざけて、楽しそうにしている
無数の写真を眺めながら
遠い過去のように
つい昨日までのことを反芻する。
妙にはしゃぐ自分たちの姿。
楽しそうな若者の青春の1ページ。
「あれ、、、?」
—
数日後。
旅行に同行した女の子と町で偶然会った。
向こうはすぐに気づいて、近づいてくる。
「ねえ、この前さ」
その一言で、思い出しかけた。
でも、思い出せない。
何をしたのかだけが、きれいに抜け落ちている。
—
「ひどかったよね」
彼女は、少しだけ笑った。
「でもさ」
—
「ああいう顔、するんだね」
—
その夜。
スマホの写真フォルダを開く。
最初に撮った、あの売店での集合写真。
そこには、見慣れた顔がある。
—
次に、旅行中の写真。
知らない自分がいる。
—
最後に、帰り道。
あの売店で
ふざけて撮った、最後の一枚。
—
そこに写っていたのは、
どれにも似ていない顔だった。
—
慌てて、洗面所の鏡を見る。
目も、口も、鼻も、全部ある。
ちゃんと、自分の顔だ。
—
なのに。
どうしても、確信が持てない。
—
あの売店で、何かを置いてきたのか。
それとも、
持って帰ってはいけないものを、
増やしてしまったのか。
—
鏡の中の自分が、ゆっくり笑う。
—
おれ、こんな顔、顔だったっけ?
ゴールデンウィークといえば
長期休暇。
仲のいい友達、恋人、家族
旅に行く人も多いでしょう。
旅の恥はかき捨て
そんな言葉があるように
少し気が大きくなったり、
普段はやらないハメを外すことも、
あるでしょう。
家に無事に帰るまでが旅です。
お気をつけて。
◆おしまい
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参考になれば👇
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など
最後まで読んでいただき
ありがとうございました‼️‼️‼️
ではまた〜
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