フロロカーボンライン20号の直線強力 | クラゲ日誌(沖釣り備忘録)

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日本海島根県西部(石見地方)、瀬戸内海(周防大島~芸予諸島)で遊漁船に乗ってます。
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新たに入手した20号フロロカーボンの強力をテストしてみる。

 

テスト対象

 

YGK社 フロロ船ハリス レッドオーシャンV6 20号

標準強力 非公表

ネット通販の最安値(2021年10月)

100m巻き2700円(送料込) 

27.0円/m

 

よつあみ独自のソフトスプールが付属し使い勝手が良い。

ラインは濁った白で透明度は高くない。

しなやかで20号にしてはかなり扱いやすい。

巻き癖、折れ癖は標準的。

国産のフロロカーボンの船ハリスとしては非常にコスパに優れる。

 

テスト方法

ビミニツイスト(ツイスト20~24回)でダブルラインを作る

ローリングスイベル2号に2重チチワで結束

直線部分は10㎝程度で固定具にバインドし伸張

 

テスト結果

 

1回目 66lb バインダー内部で断裂

2回目 67lb バインダー内部で断裂

3回目 71lb 直線切れ

 

3回平均 67.6lb 30.7kg 標準偏差2.07

実験結果からこのラインの直線強力は67lbと認定

 

1回目及び2回目はバインダー内部で生じる摩擦で負荷がかかり断裂したと思われる。

3回目はバインダーの挟み込む力を緩めてテストしてみたところ、バインダー外で断裂しており直線切れと判定した。

 

20号直線強力67lbは期待を上回る性能

 

ハイエンドの船ハリスであるクレハ社シーガープレミアム万鮪20号の標準強力(メーカー公表値)が70lbである。

67lbはほぼプレミアム万鮪に迫る強力で、2倍以上の価格差を考えると

この製品のコストパフォーマンスの良さがわかる。

 

このラインは破断した際にささくれのような状態になることが多い。

縦方向の繊維を何本か束ねたような感じだ。

傷がつくとささくれが目立つ。

強度に影響があるか気になるところである。

 

針に結んだ場合の結束強度をテストし、実用性を検証しよう。

 

※上記記事内容は全て当方独自の個人的見解で、一般流通経路で購入した商品を当方環境で試験した結果ですので、製品の性能を何ら保証するものではありません。