久しぶりの更新です。

この1ヶ月はアマプラで映画を見まくっていたので、ブログの方は休んでいました。
貧乏性なんで、課金すると元を取ろうと頑張っちゃうんですよね…。(汗)

ただ、その間にも、いろいろと考える事や、思う事があったので、少しずつ記事にしていこうかなと思います。

ネタ的には古い内容になるかもしれませんが、暇潰しにでも読んで頂けたら幸いです。

というわけで、今回は蛍の活動休止について。





9/4 石橋蛍の“無期限”の活動休止が発表されました。
 

 



前回のブログで、私が批判してた部分は「9月までの活動休止」という期限を設けていた事に対してだったので、その予定を前倒しして無期限の発表に切り替えた事は、素直に評価したいなと思います。

まぁ、8月初旬の時点で診断が出てたのなら、その段階で無期限の活動休止にすべきだったとは思いますが、何かしら大人の事情があったのかもしれません。



また、今回は「適応障害」という具体的な病名の公表もありました。

石橋さんは無理して自分を押し殺してしまう事があったので、まずは自分の病名をオープンにして、ありのままの自分を受け入れる事が回復の第一歩になるんじゃないかと、個人的には思っています。

ファンとしても病名を明らかにした事で、事態を受け入れ易くなったのではないでしょうか。



「適応障害」について簡単に調べてみると、うつ病とは違って、ストレスの原因となった環境から離れれば、体調は良くなるらしいので、とりあえずは一安心といったところですね。

外の人間が打てる手は全て打ったと思うし、あとは石橋さんの回復を信じて待つしかありません。




 

・蛍とるなちゅーの類似性


さて、ちょっと話が逸れますが、石橋さんの活動休止発表があった当日、元メンバーの尾澤ルナさんがこんなツイートをしていました。

 

 


同じ活動休止を経験したメンバーとして、意見が気になるのは分かりますが、尾澤さんにも言える事と言えない事があると思うし、彼女自身まだ治療中な可能性もあるわけですから、もう少し気を使って欲しいものです。



あと、個人的に気になったのは、文章の最後にある私のDMが少しでも不安の捌け口になればと思います。という一文。

これ、前回の記事で紹介した、石橋さんのブログと同じ事を言っているんですよね。

 

言い返して
みんなが不快な思いをするなら

言い返さなくて
わい1人が不快な思いになる方が

正直、
後々の空気的感的には
すごく過ごしやすくていいんですよね。

 


両者共に「他人の不安や不快がなくなるなら、自分が犠牲になっても良い」という事を言っている。

何なんでしょうね?この利他的なメンタリティーは。

「誰かの為に」とか「自己犠牲」という概念は、確かに尊いものだと思いますよ。

でも、それによって、傷ついた彼女達の心は一体どうなってしまうのでしょう?

他人を大事にする一方で、自分の事はまったく大事に出来ていなくて…。

そうした自分への配慮のなさが、こうした結果を生んでしまったのかもしれません。




 

・石橋蛍=クリスタ・レンズ説


石橋さんや尾澤さん、あとは以前の阿部さんもそうなんですが、彼女達の様な“良い子ちゃん”なアイドルを見ると、私は『進撃の巨人』に出てくる、クリスタというキャラを思い出すんですよね。







進撃を知らない方に説明すると、このクリスタというキャラクターは非常に面倒見が良い性格で、人に食べ物を分け与えたり、人がやりたがらない事も積極的にこなす様な人間です。

そんな優しい性格と可愛いルックスもあって、作品内ではアイドル的な立ち位置にいるキャラクターなんですね。

ところが、物語が進んでいくと、その裏では、人の目ばかり気にしたり、いつも我慢していたりと、自分を押し殺している事が明らかになっていくのです。







彼女がそうした性格になってしまった原因は、複雑な生い立ちによる自己肯定感の欠如にあるのですが、思えば、石橋さんもまた「自分に自信がない人間」であり、そんな自分を変える為に、スパガに加入しました。

 

 

私が芸能界と向き合う前、実は私は自分に自信のない性格でした。
なにをしても暗いし、ひとつのことをするのにオドオドしていました。(2016/07/15)

 

「自分に自信が無い」 そんな自分を変えるために応募したのがきっかけで見事に合格し、始まったこの活動。(2017/06/25)


もともとSUPER☆GiRLSに加入しようと思ったきっかけは、引っ込み思案で自分に自信がもてない性格を変えるため。(2018/03/11)

 


こういう部分を見ても、この2人は似ている様に思うのです。

 

 

 

 

・蛍の異変に、なぜ気付かなかったのか?


このクリスタというキャラクターが、その後どうなっていくかと言うと、その性格の良さをつけ込まれて、悪い大人に騙され、利用され、搾取されていきます。







なんかこれも、アイドルっぽい話だなと。笑



ファンの中には「どうして周りの人間は気付かなかったの?」と思う方もいると思うのですが、それも難しい話な気がしていて。

石橋さんの問題は“良い子ちゃん過ぎた”事にあるわけですが、良い子ちゃんである事を注意したり、心配するのって、なかなか出来ないと思うんですよ。

増してや、アイドルという職業は良い子ちゃんである事が求められる職業なわけで、それを肯定する事はあれ、なかなか否定する事は難しいでしょう。

特にスパガは保守的なコンセプトを持つグループなので、「良い子ちゃんでいないといけない」という抑圧が他のグループより強い部分があるのかもしれません。

活動休止するメンバーが多い理由が、もしもグループにあるのだとしたら、そこに問題があるのかなと。



アイドルの世界に限らず、優等生の心の闇という問題は見逃されがちなので、殊更にスパガ運営を責めるのは酷かな~という気もするんですけどね。

ただ、少し厳しい事を言わせてもらえば、スパガ運営は過去に同じ事を経験しているわけですから、だからこそ、厳しい目をメンバーに向けて欲しかったなと。

石橋さんの真面目で優しい性格に甘えるのではなく、そういう性格だからこそ、注視して欲しかったなと、今更ながら思います。



ちなみに、進撃の世界では、クリスタにはユミルという親友ポジションのキャラクターがいまして。

 
 





彼女だけはクリスタの問題に気付いていて、クリスタが良い子ちゃんぶると怒るのです。笑




 
ユミル曰く、「お前…良い事しようとしてるだろ?」
 



 
ユミル曰く、「いつも、どうやって死んだら褒めてもらえるのかばっかり考えていただろ?」



言葉使いはともかくとして、こういう事を運営やファンがアイドルに言えますかね?

普通は言えないと思うし、言えるとしたら、ユミルがそうであった様に、同じグループのメンバーだったり、先輩アイドルぐらいだと思うんですよ。

スパガにも、ユミルの様に不良性があって、ズバズバと物を言える存在…それこそ、浅川さんがいてくれたらな~と思うんですけどね…。




 

・他人の為ではなく、自分の為に


さて、このユミルというキャラクターが、なぜクリスタの問題に気付けたのか?と言うと、実はユミルもまたクリスタと同じ経験をしていて、だから、彼女はクリスタの気持ちを見抜く事が出来たと。

そういう意味で言うと、私も彼女達の気持ちが分かる部分があるんですよ。

ここから、少し自分語りになりますが、我慢して聞いて下さい。笑



私がこのブログを始めた当初は、「100%スパガの為に頑張る」という気持ちでいました。

当時は前島亜美さんの卒業があって、「このままではスパガが解散してしまう!」という不安から、何かスパガの為に出来る事をしたいと思って、ブログを書き始めたんですね。

でも、そうした気持ちで続けていたら、段々と人の顔色を伺う様になっていき、言いたい事も言えなくなって、ブログを書くのが辛くなってしまったのです。

おそらく、「スパガの為に頑張る」という思いが、「スパガファンに好かれたい」になって、「スパガファンに嫌われたくない」という風に変化していったのでしょう。

「誰かの為に…」という動機は、その行動の評価を他人に預けてしまう行為でもあって、他人の評価に依存してしまう危険があるのかもしれません。

つまり、「誰かの為に」や「自己犠牲」を謳う人間は、一見すると献身的で勇気のある人間の様に見えますが、その実は、人に嫌われる事が怖くて堪らない、ただの臆病者でもあるのです。



で、私の場合は「このままじゃいけない!」と思いまして、ある瞬間から「自分の為に頑張ろう」と思い直しました。

ブログを書くのは、まず第一に自分が楽しむ為だったり、モヤモヤを発散する為にやろうと。

その次に、「スパガの為になれば良いな~」ぐらいの気持ちでやろうと思ったんですね。

そうして吹っ切れてからは、人の目も気にしなくなったし、言いたい事を言える様になって、大分楽になりました。

正直、このブログも第4章以降は、そんなに更新するつもりはなかったんですよ。

それが何だかんだで、4期生よりもブログを更新してるんですから、大したものです。笑



オタクの人って、基本的に「〇〇ちゃんの為に~!」って頑張ってしまう人が多いと思うし、そういう気持ちばかりでいると辛くなる瞬間もあるでしょう。
 
そういう時は「自分の為に〇〇ちゃんを応援してるんだ!」と思うだけでも、少し楽になれるのではないでしょうか。




 

・最後に


そんな経験も踏まえた上で言わせてもらうと、石橋さんには自分の為に生きて欲しいなと思います。

これまでの彼女は「グループの為」「ファンの為」という思いで頑張ってきたと思うのですが、そうではなくて、「自分がやってて楽しいと思うのは何か?」「何をやれば自分は幸せになれるのか?」という事を考えて欲しいなと。

それが美術なら、アイドルを辞めても良いと思うし、
それがアイドルなら、どれだけ時間が掛かっても復帰を諦めないで欲しい。

他人の為に生きてきた彼女だからこそ、今度は自分の為に生きて欲しいのです。



まぁ、こんな事を言えるのは、自分が蛍推しじゃないから言えるのかもしれませんけどね。(汗)

ただ、個人的には、石橋さんに関しては、すごく楽観的に見ています。

木戸口さんや尾澤さんが、自分の道を歩んでいる姿を見ているせいか、石橋さんも何とかなる様な気がするんですよ。

 

 

 


あ、ちなみに、悪い大人に言い寄られたクリスタが、その後どうなったかと言うと…。




 
ユミルの「お前、胸張って生きろよ。」という言葉を思い出し、





「もう、これ以上…私を殺してたまるか!」という台詞と共に、悪い大人に反旗を翻し、自分の人生を生きる事を決意します。

どんな道であれ、石橋さんもクリスタの様に、胸を張って生きて欲しいものですね。
 
 
 
 
 
というわけで、今回はこの辺で。
 
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。