2月16日の定期公演にて、SUPER☆GiRLSのNewシングル発売&全国ツアー開催の発表がありました。

 

 

 

 

…というか、それ以上に志村・田中の卒業発表という大ニュースもあったわけですが、それに関しては書くとまた長くなるので、また別のエントリーに書こうと思っています。

 

とりあえず、今回はNewシングルと全国ツアーについて。

 

 

 

 

 

・18th Single 『キラキラ☆Sunshine』

 
約4ヶ月ぶりのNewシングルとなる本作。
 
前回のブログで、「リリースペースを早めて欲しい」「アルバムを作って欲しい」という事を書いたのですが、残念ながら春のアルバムリリースはない様ですね。
 
まぁ、尾澤・田中・志村と卒業が続きますし、橋元Pも離れてしまいましたから、体制が安定しないとアルバムの制作は難しいのかもしれません。
 
また、同様の理由から、本作がチャレンジングな楽曲になる事もないでしょう。

 

そういう新しいスパガを見せるのなら、志村卒業後の方がタイミングとして相応しいので。

 

どちらかと言うと、これまでのスパガの集大成となる様な、王道アイドルポップになるんじゃないかなと。

 

公式HPの説明には「リード曲「キラキラ☆Sunshine」はスパガを感じさせるPOPでキャッチーな楽曲が完成!!ライブで盛り上がること間違い無し!」ともありますからね。

 

 

 

ちなみに、カップリング曲のタイトルが『旅立ちのうた』となっているので、りかたその卒業ソング的な趣はこちらの方に集約されるのでしょう。

 

なので、『空色のキセキ』の様な感傷的なムードの楽曲にもならないと思います。

 

 

 

 

『キラキラ☆Sunshine』というタイトルから察するに、ゴリゴリに明るい楽曲になるんじゃないですかね~。

 

まぁ、その方が、りかたそのラストシングルには相応しい様な気もしますし。

 

 

 

 

 

・『SUPER☆GiRLS LIVE TOUR 2018』

 

続いては、全国ツアーについて。

 

今年は全4ヶ所を周るようです。

 

ちなみに、昨年は全6ヶ所で、広島と福岡が今年から外れてしまいました…。

 

う~ん、昨年の広島と福岡の公演は、集客が厳しかったんですかね?

 

まぁ、集客に関しては、東京も厳しかったし、どこも似たり寄ったりな気もしますけどw

 

ともかく、こういう活動規模の縮小を見せ付けられると、ファン的にもガクっと落ち込むものがあります。

 

だからこそ、多少は苦しくても地方公演は続けないといけないと思うんですよ。

 

もしも、予算的な問題なら、こういう時こそ、クラウドファンディングを使えば良いのにな~と思うのですが、そういう問題じゃないのかな…。

 

 

 

あと、東京公演の会場となる、ディファ有明のキャパは椅子使用で1100人、スタンディングで1800人となっています。

 

 

 

 

スパガの現在の集客力は1000人程度なので、おそらくは椅子使用になるのかな~と。

 

りかたその卒業特需があるとはいえ、6月は美麗ちゃんもいないですからね。

 

まぁ、この辺は1回公演なのか昼夜2回公演なのかで、また変わるのでしょうけど。

 

ちなみに、ディファ有明は今年の6月で営業終了となるそうです。

 

 

 

 

 

・スパガの失われた1年

 

今年の6月で、スパガ第3章は丸2年の活動期間が過ぎ、第2章の活動期間と並びます。

 

第2章の作品リリース数は「シングル4枚+アルバム1枚」。

 

対して、同期間での第3章の作品リリース数は「シングル5枚」という事になりました。

 

単純に作品数(楽曲数)だけで見ると、第2章よりも少ない事になります。

 

(ちなみに、AKBや乃木坂は「シングル3~4枚+アルバム1枚」を毎年リリースしている模様。比較対象として適切かどうかはともかく、スパガが2年掛けてるやる量を1年でやってしまうとは!)

 

また、卒業者の人数で見ても、第2章の2年間の間に卒業したのは1人。(終幕と同時卒業が2人)

 

第3章の2年間の間に卒業したのは4人。(6月卒業の志村を除いたとして)

 

こういった数字から見ても、第3章が如何に苦しい時間を過ごしてきたかが分かります。

 

 

 

特に、あみた卒業以降のスパガは、ほとんどまともな活動が出来ず、グループとして新しい歴史を作る事が出来ませんでした。

 

この1年はスパガにとって、“失われた1年”と言ってもいいでしょう。

 

個々のメンバーの成長はあったものの、グループとしての上積みはなかったと思うのです。

 

もしも、昨年の夏頃にシングルをリリース出来てれば、今頃にはアルバム制作の話があったかもしれない。

 

第2章と同じ様に新アルバムをもって、卒業生を送り出すことも出来たかもしれない。

 

さくの離脱で生まれてしまった、空白の半年間。

 

その代償を今払わされているのかもしれません。

 

 

 

今回の志村・田中の卒業、それ自体も大変に残念な事ではあるのですが、それと同時に、グループがまた停滞してしまうという事も残念に思います。

 

これから半年間、スパガは2人の卒業に向けて、走り出さなければいけないわけで。

 

また、懐古的で感傷的な後ろ向きのスパガを見なきゃいけないのかと思うと、本当にガッカリするというか…。

 

そういうムードは昨年のあみた卒業直後に散々味わったし、あれをまた繰り返すのかと思うと、本当にウンザリしてしまうのです。

 

例えが悪いかもしれないけど、お通夜とお葬式を毎年やっている様なものですからね。

 

年が明けてからのスパガは、メンバー間の絆がより深まり、また新たな一面が見れるのではないかと期待していただけに、こういう展開になってしまった事が惜しまれます。

 

 

 

 

 

・9人体制への期待

 

ただ、それでも、そんな状況でも、希望を見出すとしたら、6月以降の9人体制になるスパガに期待したいです。

 

これまでのスパガは1期生のオリジナルメンバーが多数派であり、彼女達のスパガ史観がグループの中心にありました。

 

例えば、スパガにとってメモリアルな瞬間には、『絆デイズ』がよく歌われてきたわけですが、それはオーディションで実際に歌った1期生が歌うからこそ意味があったと思うんですね。

 

そういう文脈を持たない2期生と3期生が『絆デイズ』が歌っても、同じエモーションを得る事は出来ないでしょう。

 

で、そういったセトリや演出が通用したのは、1期生が多数派を占めていたからで、果たして1期生が3人になっても以前と同じ様に伝えられるのかどうか…。

 

むしろ、2期・3期にとってのリアリティーのなさが際立ってしまうかもしれません。

 

 

 

つまり、何が言いたいのかというと、そういった1期生を中心としたスパガ史観は、いよいよもって終わるべき時が来たという事です。

 

2期や3期にとってリアリティーのあるスパガ史観こそが、これからは中心に据えられるべきだと思う。

 

レコ大を獲った事も、武道館で公演した事も知らないメンバーにとってのスパガは、一体どこから来て、どこへ向かおうとしてるのか。

 

2期や3期にとっての『絆デイズ』に当たる曲は一体何なのか。

 

そういった曲がないのなら、これから作っていけば良い。

 

歴史を振り返る事よりも、歴史を作る事に注力して欲しいのです。

 

 

 

6月以降のスパガは9人体制となるわけですが、各期に3人ずつ残ったというのが面白いな~と思っていて。

 

これで各期の力関係が、(少なくとも人数上は)公平になるし、相対的に3期生の存在感や発言力も上がるでしょう。

 

頼るべきカリスマを失い、頼るべき世代すらも失ってしまったスパガは、各メンバーが今まで以上に強い主体性と責任感をもって活動していかなければいけません。

 

それは、頼るべきものが何もなかった最初の状態へと原点回帰を果たしたとも言えるし、ここからまた新たなスパガが始まるのかもしれない。

 

そう考えると、どこかの世代に偏る事なく、3人ずつ分かれた事は、奇跡的というか運命的な様に思えてくる。

 

この体制を用意する為に、あの失われた1年があったのかもしれない…そんな気もしてくるのです。

 

果たして、9人体制になったスパガに一体どんな変化が起こるのか注目ですね。