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吉田尚弘です。
小林麻央さんが癌で亡くなり
だいぶ時間が過ぎました。
ネットでは摘出手術をしていたら、
別の病院で診てもらっていたら、など、
助かる方法は別にあったのでは
ないかと、癌という病の治療について
書かれている記事を、最近はよく見かけます。
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同じ病気でも
生活習慣病というものがありますが
喫煙、飲酒暴飲暴食、不規則な生活などが
起因します。
これらの病気は予防することができます。
自分の生活習慣を見直して、ある程度
規則正しい生活を送れば
良いわけですから。
しかし、癌はそうではない。
癌にならないように、食事に気を付けても
たばこは吸わないようにしても、飲酒を
控えても、なる人はなります。
これをしなければ、癌になる確率が
驚異的に低くなる方法なんて
存在しない。
つまり、予防のしようがない。
私の友人も49歳という若さで
癌で亡くなりました。
普通に生きていただけなのに。
だからと言って、手術をしない方が
良いとは言いません。
手術をその後何10年以上
生きている方もいますし。
でも、最善の方法で手術で癌を取っても
その後、転移が見つかりそのまま亡くなる
方も大勢いらっしゃいます。
だから、
ある意味、癌で死ぬという事は
運命でもある気がするのです。
幸い、癌はすぐには死なない。
死ぬまでに時間をくれます。
残された時間で、思い残すことが
ないように家族や友人と過ごせます。
だから、麻央さんが
あの若さで亡くなったのは、本当に
可哀想ですが、最後までご家族と一緒に
過ごせたのは、幸せだったかもしれませんね。
実は癌って、私達にとって
人生最後をきちんと整理してから
死を迎えさせてくれる、優しい病気なのかも
しれないですね。
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