足底筋膜炎を考える② | 巣鴨・文京区千石で活動するダイエット&ピラティストレーナー吉田尚弘のblog

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ダイエットとピラティス、脚痩せが得意です。管理栄養士でトレーナーの吉田が独自のメソッドで貴方を理想の体型に導きます。

文京区千石パーソナルトレーニングスタジオKame7
パーソナルトレーナーの吉田尚弘です。




足底筋膜炎を考える、第二回です。


今回は予防法など紹介しようと思ったのですが、
下肢の機能についてある程度理解した方がイメージがしやすいと思いましたので、
そのあたりを解説しますね。


まずは、足底を膝下から、少し引いた状態で
見てみます。
私たちの体は、筋肉と筋肉を繋ぐ、筋膜といわれるもので
覆われています。

筋肉単体では、体を動かすことはできません。筋膜が自転車の
チェーンのように、筋肉と筋肉を繋いて体全体を動かすのです。

このチェーンのひとつに、足先から足底、ふくらはぎ、お尻、背中
頭部に繋がっている筋膜があります。
特に注目したいのは、足底筋膜からアキレス腱、ふくらはぎ
にかけての部分。



見ての通り、足底筋膜とアキレス腱は繋がっています。


そして足底アーチを支えるているは足底筋膜の他に
足部外在筋と足部内在筋があります。


つまり、足底筋膜からふくらはぎ辺り、足部外在,内在筋の三つが
共同で、アーチを支えて足部のバランスをコントロール
しています。


では、足部外在筋と内在筋とはどの部分の筋肉を指すのか?
大切な部分ですので、ちょっとお話します。


まず、外在筋ですが上の図のように脛の部分に
くっ付いている長い筋肉、
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)後脛骨筋(こうけいこつきん)
長腓骨筋(ちょうひこつきん)長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)

の4つの筋肉になります。

これらは、足底から始まり膝近くまで伸びている筋肉で
足首の動きを制御します。足首を内側、外側に動かす
つま先立ちの時の足首の動きをコントロールする働きがあります。




そして内在筋です。内在筋は足の裏にある小さい
筋肉群です。
母趾外転筋(ぼしがいてんき)短趾屈筋(たんしくっきん)
短母趾屈筋(たんぼしくっきん)母趾内転筋(ぼしないてんきん)
などがあります。

これらの筋肉達は、大きな動きはしませんが、
足底の安定に関与します。足部の関節を安定させます。


上の図は足底部ですが、矢印の順番に筋膜、筋肉群が重なっています。
そこは、ちょっとマニアックですけど。



次回は、足底筋膜からアキレス腱
外在筋、内在筋の動き、働きをランニング動作に
落とし込んで、足底筋膜炎のメカニズムについて
お伝えします。


ではでは。