「ジョーカー」
本当に胸糞の悪い映画。世の中とうまく折り合えない主人公。なのに病気で発作のように笑ってしまう。こんなに悲しい笑顔は見たことがない。これでもかと不幸が襲いかかる。救いのない状況。どんどん鬱屈を溜め込む主人公。幸せになりたいだけなのに。唯一の心の拠り所だった母親との関係も思うようなものではなかった。そんな彼でも彼女が出来た。と思ったらそれも妄想だった。もうほんとに最悪。そんな奴の名前が「ハッピー」だなんて、、ほんとに悲しすぎる。こんな育ち方をしたらジョーカーになるのか。ジョークも糞寒いが。しかしただ良い人生を送りたいだけなのにこんな仕打ちばかり受けたら世の中を恨みもするよね。
ホアキン・フェニックスの演技は素晴らしい。かなり減量して臨んだのだろう。研ぎ澄まされた肉体表現。こういう役は狂気を表しやすいのかも知れない。タクシードライバーのデ・ニーロに匹敵する演技。そのデ・ニーロの前でこれを演じて、デ・ニーロを殺して超えていくのがなんとも象徴的だ。松田優作もこんなのがやりたかったのだろうな。
でも二十代の時ならこんなの大好物だったけど、今の筆者にはちょっと重すぎたなー。楽しいのしか見たくないもね。それは自分が歳を重ねた結果なのか、単に弱っている、又は病んでいるからなのか、或いは自分の心の中の「ジョーカー」が騒ぎだすのを恐れているのか、、、なんちゃってー!
まあそれはともかく、こんな熱演されたらオスカーあげないと仕方ないよねって感じ。前回のタランティーノ作品といい、オスカーにふさわしいと思いました! ★★★
「さらば愛しきアウトロー」
ロバートレッドフォードの引退作とかなんとか。地味に脇を固める俳優陣も豪華。トムウェイツはうれしかった。
それにしても地味。あんまり面白くない。子供の頃から盗まずにはいられない生まれながらの泥棒みたいな爺さんには共感もできず。さすがに最後は落ち着いた暮らしをするのかなと思ったらやはりダメ。ただの手癖の悪い爺さん。もう病気です。人の性というのはまったく。
まあ、ストーリーはともかく、レッドフォードがあまりにもお爺ちゃんになってしまったなと。あのハンサムが今やシワシワに。時間というものは時に残酷なものだ。
でもバートレイノルズさんはじめ、往年のスターが次々と亡くなっている昨今、最後にまだご健在の皆さんでオールスタームービーをやってくんないかなー!イーストウッドを筆頭に。
みたいな感じでね、特に感じたものはあまりないでーす!終わり! ★
また長くなっちゃったのであと1本あるんだけど、それはまた次回!