◆「茨城県境町の商店主が今、動き出した!」
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今までに考えられる経営についての戦略や店づくりは、
いろいろとやってみたけれど…
結局、不景気と大型店には、
やはり太刀打ち出来ないとの声をよく耳にします。
その反面「オンリーワン戦略」を取り入れてみて本当によかった。
この戦略を具体的に実践してみたら、
売上が顕著に伸びたとの声も一方でまたよく耳にします。
まさに普通のお店が負け組から見事に脱皮し
勝ち組に廻ったポイントが、この「オンリーワン戦略」にあるのです。
ところで最近は、このオンリーワン戦略という言葉を
よく耳にしますが、さてオンリーワン戦略とは具体的に何なのか?
何となく言葉の響きでは分かるような気もするが…、
何年か前にSMAPが“♪ナンバーワンよりオンリーワン”と
唄っていたので、何となく分かる等、その捉え方はさまざまでしょう。
しかし、そのオンリーワンを自分の商売の戦略として
捉えるとなると、
“さて?”どうしたらよいのかという事をよく質問されます。
そこで今回は、私がお店へのアドバイスの際に
取り入れている「オンリーワン戦略」の考え方、
手法について触れさせていただきたいと思います。
(1)オンリーワン戦略の前提条件について
まず初めにオンリーワン戦略へ挑戦する際には、
基本的な前提条件があるということを認識していただきます。
あらゆる経営面の思考をお客「様」にすることが
一つ目の前提条件です。
ここであえて、なぜお客様の様を「」で囲ったのか?
実はこの「様」がオンリーワン戦略へ挑戦する時の大きなポイントだからです。
各地での講演会や商業セミナーの際、
私が最初に聴講者の皆様に質問することに
「呼称」という点があります。
これは、クイズ的にある店への来店者が
買い物をしている場面をスライドで見ていただき、
その来店者を通常何という呼称で呼んでいるかを
問うものですが、
この際聴講者の約半数の人たちは、
「客」「お客」「お客さん」と答えます。
中には「消費者」と答える人もおります。
実はこの際、私が聴講者に求める答えの1
00点満点は「お客様」だけなのです。
昨年、100名近い男性経営者を対象とした
ある商業セミナーで、この質問をした時のお話しですが、
この時には、何と「お客様」と答えた男性経営者は、
100人中20人にも満たない数でした。
その殆どの経営者の人たちが「客」「お客」「消費者」、
良くて「お客さん」との答えを見たときには、
正直驚きを感じましたし、
これが現実なのかとの再認識をしたものです。
そして、これでは“中小小売り店が良くなるわけがない!”
との実感すら覚えました。
しかし同じ質問でも、女性経営者や奥様たちを
対象とした講演会やセミナーでは、
全く違った反応が出てきます。
それは聴講者の90%近くの女性たちが
「お客様」と答えるからです。
私は独立する前、1/4世紀に渡って百貨店マンを
してきました。
そこで学んだことは店に来店する人の全てが
「お客様」ということです。
ある時、私は上司との何かの話の端で、
つい「お客さん」と言ってしまった事があります。
その時、私の上司のとった行動は
すかさず私との話をさえぎって、私に
「お客さんじゃない!、お客様だろう」と注意をしたものです。
それ以来30年以上が経ちますが、
今もって私にとっての仕事の“対象者”の全ての呼称が、
話をするにつけ、ものを書くにつけ「お客様」となりました。
また、最近テレビのお笑い番組を見ていて
不快感を感じる事があります。
それは若手芸人がちょくちょく口にすることですが
「俺の芸に“客”が笑わない」
「今日の“客”は笑わない」
といった内容の発言です。
その度に私は、自分の芸の無さを棚に上げて
「客呼ばわり」はないだろうと、一人怒っております。
もうだいぶ前に亡くなりましたが、
演歌の大御所、三波春男さんが「お客様は神様です」
というあまりにも有名な名台詞を残しました。
まさに今のような時代の個人店における商売の原点は
ここにあるのです。
そしてオンリーワン戦略の原点であり、
第一条件であるあらゆる面での
経営の思考性の転換がここにあると私は考えています。
そして特に「お客様」という意識の転換では、
男性経営者の意識を「客」「お客」「お客さん」から
「お客様」にすることにあるといえます。
その意識の転換こそがお店のオンリーワン戦略への
挑戦の第一歩となるからです。
逆をいえば、その意識転換が図られなければ、
いつになってもお店は変われないといっても過言ではありません。
---次号へ続く---
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ヒトづくり・ミセづくり・モノづくり・マチづくりのトータルアドバイザー
人材教育・販売促進・商品開発・地域活性化の
(株)ラフィネット総合企画
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