長くても1ヶ月以内と約束した「倉庫ご招待会」の開催に対し、
何とご子息は3日でアクションを起こし始めた。
そして倉庫ご招待会は、私と話をした日から丁度2週間後の、
金・土・日の3日間と決定した。
それからのご子息を中心とした兄弟姉妹の動きの素早さには、
いささか驚かされた感がある。
ご招待会の企画を練り、
お得意のパソコンを駆使してチラシを作り、
その間、倉庫に入り4000足の靴に値札を付け、
夜は兄弟姉妹で周辺へのポスティング。
まさに不眠不休の2週間が続いたという。
いよいよ「倉庫ご招待会」の当日。
初日はあいにくの小雨模様で出足をくじかれたかと思いきや、
オープンの9時には続々とお客様が詰めかけてきた。
それはご子息流の表現をすれば
「あの田んぼの畦道のようなところが車で大渋滞を起こした」
と言うことである。
あの道がこんなに渋滞したのは、
この田舎町始まって以来ではないかと言うくらいの凄さだったようだ。
そして約500坪の倉庫内は押すな押すなの大混雑で、
初日だけで総在庫の約半分に当たる2000足近くを販売した。
そして2日目の土曜日の朝を迎えた。
初日ほどではないが、やはり畦道のような道路に車の列がなしているではないか。
ご子息は思ったそうである。
「ヨシッ!今日もイケる!」
と。
幸いに土曜日は快晴に恵まれた。
順調にお客様は入館し、
その日の販売足数は、初日のそれには届かなかったものの
1200足近くを消化した。
しかし「もう全員ヘトヘトに疲れた」そうである。
私が倉庫ご招待会の話をしてからこの2週間は、
早朝から真夜中まで働き詰めの日々だったに違いない。
懸念された「売れるか売れないか、何とも言えない」状況
だったことは確かである。
しかし、その不安を凌いだのが兄弟姉妹の「やる気と売る気と根気」、
そして企画力の素晴らしさだったのである。
いよいよ最終日の日曜日の朝を迎えた。
やはり空は快晴。
全員疲れてはいるものの、快い疲労感と充実感に満ち溢れていたことは言うまでもない。
最終日も順調に売上げ、残りの800足を完売した。
何と2週間前までは、デッドストックに近い靴で満杯状態だった500坪の倉庫は、
今や「運動会が出来るほど」のガラガラ状態になっていた。
残っているのは、今季もののランニングストックだけとなっていた。
私はその話を東京で耳にして、
思わず嬉しさがこみ上げてきたことを覚えている。
さすが体育会系のご子息、フットワークが違うと…。
その1ヶ月後に別件でS店近くの町へ行く機会を得た。
そこでの仕事を終え、私はその足でS店へ出向いた。
突然の私との再会に、社長ご夫妻もご子息ご夫妻も、
そして姉妹さんもニコニコ顔で迎えてくれた。
その夜はS店ご家族と夕食を共にし、
倉庫ご招待会の話に花が咲いたのは言うまでもない。
つづく
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ヒトづくり・ミセづくり・モノづくり・マチづくりのトータルアドバイザー
人材教育・販売促進・商品開発・地域活性化の
(株)ラフィネット総合企画
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