愛を知らないまま幕を閉じそうだ
観客席から見る
眩しいくらいの他人事は
光の陰で 常に僕の心を曇らせる
愛とは 好きにつながる何かなのかな
愛とは 感情を生やす刺激なのかな
忘れ物のなかから見つけようとしたって
そりゃ見つからないわけだ
穴を掘ったって
剥がれた爪から流れる血が教えるのは痛みだけ
もういい加減寒くなってくる
この冷たい土との論争も
言葉なんて聞こえてこないし
入ってもこない
今日も一つの挨拶のように「好き」が飛び交って
僕のなかでI to Heart
自問自答を止めるために 呼吸を収る
食べてなかったのか
味覚がなかったのか
永久に解けない
愛とは 哀永久