帰るための風景
躓かないための足元
無意識に映り込むものはあるけれど
脳裏に映し出されるのは
過去の懐かしい景色ばかり
未来どころか
今すらも見えていない
死にたい気持ちすら
忘れてしまった
生きていることすら
思い出さないと気付けない
妄想タイムリープで遊び続ける
そんな日々を 足だけが歩む
そろそろ終わらないかな
きっかけは山のように流れてくるのに
着火しない 崩れきれない
壊れきれない 世界ばかり
掴む未来どころか
藁すらも見えてこない
死にたい前向きさすら
奪われてしまった
生きていることを知っている者もいない
生きる意味を教えてくれる者もいない