いくつの音を足そうとも
いくつの色を混ぜようとも
真実なんて映らなかった
現実になんて成らなかった
声が反響して
問いに問いが還ってくる
嘘が偽りに変わるまでだなんて
なんて残酷な仕打ちでしょうか
雨だれが継続的に一点だけを刺激する
傷と恥を上塗った痛みと傷みの尊さに
そう 命が嫉妬しだすような
そんな苦しみが藻掻き始める
傷口を縫い合わせた隙間から吸い上げる
繋がっていない唯一の解を知るために
こうでもしなければワカルコトガデキナイノデショウ
だったら仕方ないじゃない
なんて皮肉な仕打ちなんでしょう