緩んだ鍵穴に
尖った心を差し込めば
不快な音を立てて
扉は開かれる
広がる自由は
今までに無い選択肢という激痛を
僕の脳裏に、突き刺してくるんだ
さあ 何をしようかな
さあ 何ができるかな
サア 何ヲ得レルカナ
おそらく見透かされてるんだろうね
結局は この籠に戻るしかない運命を
文句を付けてたエサの味
窮屈を感じていた
通気性の悪いこの部屋に
迷わない安堵を求めている
もう一人の自分が いるんだろうね
不可能を可能にしたところで
この遺伝子
このスキル
この人生において
得られる限界は確定している
嫌いなモノがハッキリできても
好きなモノがハッキリしていないんじゃ
自由すらも不自由にしか感じられない
鳥かごの外も
鳥かごだったんだ