見慣れた景色
聴き慣れた音
吸い慣れた酸素
無意識な強制で
体が覚えたただの順応
昨日も一昨日も先週も
先月も去年も同じこと
吐き慣れた二酸化炭素
吐き疲れた日常会話
吐き飽きた愚痴
昨日も一昨日も先週も
先月も去年も同じこと
それでも何かあるんだって
それでも何か見つかるんだって
言ってくる人そのものが
もうただ飽き果てた人なのに
一生懸命ガムシャラだって
本気を出してみなだって
出さずともキミより優っちゃうのに
キミの言う幸せは
僕の探し物リストには無いんだよ
キミの言う景色は
網膜がもう飽きてるんだよ
キミが夢描くモノさえも
キミより安易に想像つくから
やればできるコトに興味は無い
値段のあるモノに興味は無い
サグラダファミリアでちょうどいい
ただそれでもちょっと物足りない
だからキミに非現実を
だからキミらで非現実を
重なり飽きれば ただそれすらも
飽き足りたただの現実になる