見てほしい
読んでほしい
知ってほしい
そんな想いが翔んでしまえば
理由すらも消えてしまうよ
返す言葉も
耳に届く前から知っている
思い出すにも 鮮やか過ぎてね
また眩しくて 目を閉じるよ
瞳にも まぶたにも 映らなくて
脳裏にも 鼓膜にも 届かなくて
寄りかかられた温もりは
初冬の夜空が連れ去った
寄りかかった柔らかさは
真冬の雪が埋めてった。
誉められる事はもう無くて
叱られる事はもう無くて
考える頭はもう無くて
感じる心も…
上を向いて歩くことが
俯き歩くこと以上にしんどいんだよ
君に教えなかったこんな僕に
どんな言葉が返ってくるのか知りたいんだ
今日も明日も明後日も
迷子のお知らせが鳴り響くよ
「精神年齢５歳ほどの
男の子をお預かりしております」