残したくはないから
キミを此処には置かなくて
残りたくはないから
キミと此処には居たくない
知って覚えて消して忘れる
フリして悩んで喚いて沈む
一人で
捨てて 廃てて 棄ててしまおう
独りで
無くして 失くして 亡くしてしまおう
忘却へと失脚
身を削っても紅を知れず
心削ってもなんだか無痛だ
身を引き裂かれて
改めて知れるはずだった感情
痛みすら無いこの気持ち
そこで知った 無の痛み
忘れられない私は
感じないコトでやり過ごすしか術は無く
無でいっぱいで窮屈で死にそうだ
無でいっぱいで退屈で死にそうなんだ
何も無すぎるコトがありすぎて
失くすモノ無くして亡きことに泣けぬ
眠りは深い位置で浅く
無理を不快値で足掻く
指先で触れるものが透き通り
手の平で受け止めるものがすり抜ける
言い訳言い聞かせての自己暗示
洗脳もここまでいけば自我となり
根付き 餌付く
嗚咽と共に
キミを愛してみようかな。