どんな綺麗事を歌っても
叶わなかった 叶わないよ
だってそれは ボクだけの絵空事
キミはソコに居ない
キミ一人分の余白を
隅っこに保ちながら絵を描いた
色彩感覚が陰鬱なボクでは
キミに光が降りてこないね
臆病風に吹かれて
飛び散った絵の具が あまりにも綺麗で
続きは涙で描くことにしよう
どんな色を使えば 余白は埋まるかな
空白だから気になる 漆黒に染めようか
空を落としても 青にはならない
そんな透明な 暗闇の色で
泣いているのか 笑っているのか
理解できないのは ボクの病
キミの顔だけが ぼやけて思い出せないよ
どんな言葉でキミを誉めよう
どんな言葉でキミに綴ろう
この想いは 遠くて近くな
箱の中にこの絵と共に伏せて
ボクすらもわからない場所に
そっと埋めてこよう