魚屋さんでガッチョを買った。
泉州泉南地区ではお馴染みの外道で正式名称はネズミコチ。
多分、尾ビレがネズミの尾のように長いからでは
ないだろうか。
居酒屋さんや地元の鮮魚朝市では唐揚げで登場する。
一度自分で作ってみたかった。
You Tubeでガッチョの捌き方を見つけてやってみた。
かーんたん!しかし小さいので手間がかかる。
コチの場合は中骨を取るが、ガッチョは切り離さず
唐揚げにすると香ばしく食べられる。
手間がかかったぶん美味しくできて夫が絶賛して
「また作ってな。」と言った。
昨日のこと。
黄砂のせいで朝から目がかゆく何度もくしゃみが出た。
「中国憎し。自国を大国と言うのなら砂ぐらい自国で
何とかせい!国家プロジェクトで植林すべし!」と
悪態をついていると、夫が「気持ちを穏やかにして
花見に行こう。」と言った。
くしゃみをしながらお出掛けした。
ビールが飲みたいので電車で行くと言い、
キャンプ用の椅子とテーブルを持って出発。
土日はかなりの人込みだったはず。
平日は平均年齢が高く子どもちゃんが少なく静かだ。
駅前の小さなスーパーでビールと巻き寿司と
お総菜を買った。
夫は好きなものを一気に食べる。
取り分けてくれていたおばちゃんの巻き寿司まで
さっと食べた。
「あれー!?私のやん。」と言うと「いつまでも食べへんから
いらんのかと思った。」「いるかいらんかひと声かけよ。」
「巻き寿司食べた食べへんってどっちも人間小さ過ぎる。」
ぎゃはははとふたりで笑いながら反省した。
平和や。
風がそよぐと花びらが散りきれいだったが木陰は少し肌寒く
日が当たる場所でぼんやり過ごした。
「極楽ってこんなんかな。」
「もっと暖かいやろ。暑くも寒くも無い場所や。」
「極楽行けるかな。」「日頃の行いによるからどうやろな。」
「私は仏教徒やから極楽っておしえてもらったけど、
あなたは神道やん。神道の行く場所はどこ?」と聞くと
夫が「それはわからん。オレは極楽へ行く。」と言った。
日本庭園やバラ園を散策し、美しい心になった。
浜寺公園の入り口にある門は天皇陛下御成婚記念に
建てられたものだ。
おばちゃんの両親も同じ年に結婚した。
天皇陛下と父が同い年なので少ししみじみとした。
皇太子殿下と夫とおばちゃんも同い年だ。
まだまだ元気に働くぞーと言う我が家のニセ皇太子と
公園前のお店に名物のお団子を買いに行った。
数年前に建て替えて垢ぬけているが、
断然前のお店のほうがいい。
お菓子を包んでくれたおばあちゃんがいなくなり、
スーパーのレジ係のようにはきはきてきぱきとした
お嬢さんがお店を仕切っていらっしゃるが、
ゆっくりお菓子を選ぶゆとりがなくなった。
まるでたこ焼き屋さんみたいだ。
名物松露だんごは変わらず美味しかった。
詫び寂のよさがわかる年齢になってきた。
取り合いせず穏やかに過ごしたい。















