我が家にはお盆休みなどない。
お正月休み、GW、シルバーウイーク、全くない。
夫の仕事は鉄道業で1ヶ月ごとにシフトが決まる。
シフト勤務は子どもがいない家庭には好都合で、1ヶ月前に
休みを申請すれば繁忙期以外なら連休がしっかり取れる。
飛行機やホテルが安い日を選んで旅行に行ける。
いいこと尽くしだ。
本来ならお盆にはお墓参りに帰省すべきところだが、
両親共に亡くなり、妹たちと5月の法事で会い、お墓参りを
したので西に向かって両親とご先祖様に手を合わせた。
「あんまり根を詰めんなよ。」とおばちゃんに言い
早朝、夫は仕事に行った。
言葉だけ聞くと、家事に根を詰めるいい主婦のようだが
オリンピックの応援に根を詰めるなよということだ。
オリンピックが始まり1週間経っておばちゃんの疲れは
溜まっている。昨夜も睡眠時間4時間でお顔がむくんでいる。
ずっと仕事をしてきたのでこんなにどっぷりテレビを観ること
などなかった。
スポーツの観戦の醍醐味はライブで、今はそれを満喫して
いる状態だ。
若い子どもたちの美しい肉体美と純粋さは素晴らしく、
毎日涙ぐんでいる。
世界で活躍できるまでスポーツを極めた子どもたちは
人としての心根が美しい。
自分を見つめ、周りの人の意見を聞き、応援に感謝し
毎日極限まで身体を鍛えぬいてこその言葉には重みがある。
高校時代のおばちゃんは、勉強よりも真面目に剣道をして
いたけれど目標は目先の試合で、考えていたことはおやつに
何を食べようというレベルで思い出すと恥ずかしい。
あんぽんたん高校生だったわ。
昨日、そんなお話をしながら夫とランチを食べた。
オリンピックに熱中しているおばちゃんを連れ出すのは
ランチとお買い物しかないのを夫は知っている。
自宅から車で5分、インド料理スラジュ。
お店は交通量の多い交差点のビルの2階で、
今まで何軒も飲食店が入ったが次々に潰れていた。
確か2~3年前にインド料理屋さんになったのは知っていて
何十回も前を通り知っていたのに入らなかった。
おばちゃんが住む大阪南部にはあまり本格的なお店がない。
国道沿いはチェーン店ばかりで、スラジュもチェーン店だ。
たまたま近くでお買い物するので何も期待せず寄ってみた。
2階のカウンターから交差点を見下ろすと交通量の多さに
眩暈がしそうになった。
「テレビの観過ぎや。」夫が言った。そのとおりでおます。
お店に入って食べログを見ると100円引きクーポンがあった。
ラッキーでおます。
夫はスラジュセットを注文。
ハーフナンとライスとさらにハーフナン、炭水化物ばかり。
おばちゃんはレディースランチ、中辛にした。
夫の、インド炭水化物祭りのセット
チーズナンがべらぼうに美味しいと言うのでひと口もらった。
ナマステナマステ~と言い続けるほど美味しかった。
おばちゃんのサラダとスープ
ほうれん草と海老のカレーにつけてほとんどナンを食べた。
スパイスが程よくてマイルドな甘味がおばちゃん好み、
夫が「また来ような。」と言った。気に入ったということやね。
マンゴーラッシーとクルフィというミルクとピスタチオのアイス
大満足でごちそうさまでした。200円引きもありがとう。
その後、園芸ショップでお花の苗を買い、まだ足りないと
ナフコに行った。
おばちゃんはカレーのスパイスが効き汗がじわじわで、
涼しい店内で日用品を買い車に戻った。
夫は暑さの中でもお花のお買い物に夢中だった。
帰宅してアイスクリームを食べながら
「明日鉢に植えておくわ。」とおばちゃんが親切に言うと
「いや、オレがこれから植える!」と鼻息荒く夫が言った。
この暑さでどうかしてる。
1時間後、植え付け、ベランダ掃除、水やりを終えた
ベランダー男子のミニガーデン。
最近おばちゃんが大切に育ててきたバラが次々と枯れ
根っこを調べると大きな幼虫が何匹もいて根をかじり
尽くしていた。
冬になったらまたバラの苗を買おうと話していたのだが、
お花好きの夫の「夏のベランダに花がないのは寂しい。」
という乙女の発言でこの真夏に苗を買ったのだ。
白い日々草を夫が選び、おばちゃんが白いセイロンラティアと
ピンクのペンタスを選んだ。センスええわ。
シャワーを浴び、焼酎ロックを飲みながらベランダ―男子は
満足げだった。
まさにBSNHKで放送中のベランダ―男子と同じ姿だ。
お花がきれいなのは嬉しいけど、70歳ぐらいになった
ベランダ―じいさんの姿を想像するとしんみりして嫌やな~。












