4月25日の昨日、
おばちゃんはお休みだった。
本音を言うと1歩も家を出たくなかった。
夕方から会社の大先輩で可愛がってくださった方の
送別会があり、出かけた。
年に数回一緒にお仕事をする機会があり、
色々と気にかけてくださるようになった。
何ヶ月も前に一緒にお仕事をした時
「オレの送別会があんねん。
4月25日、絶対に来てくれよ!」と
ご本人から直接出欠を取られた以上NOとは言えない。
会社近くのビアハウスミュンヘンで100人くらいの
参加者があり、卒業を祝う会が開かれた。
18歳で入社し、42年の会社人生をきちんと勤めあげられ
ご本人も同席されたご家族も誇らしいことだろう。
おばちゃんは、いわゆる寿退社をし、その後は
アルバイトをしたりまた会社員になったり、今は
パート勤務だったりで大先輩のお気持ちはわからない。
夫は大先輩と同じく1つの会社にずっと勤めているので
奥様のお気持ちはわかるような気がする。
とにかく心も体も元気で働いてほしい。
それだけだ。
夫に元気で働いてもらうために、できる限りの
サポートをしたい。
「働くのはオレとお前が生活するためやけど、
遊んで笑って人生を楽しみたい。そのために頑張る。」と
聞けば涙が出るようなことをいつも言う。
大好きだった父と夫の共通点はここだ。
ありがたく誇らしい。
2時間半の宴会が終わり、さっさとおいとました。
夫は前日、伊勢で先日亡くなった同級生を偲んで
いつもの同級生たち十数人が集まり、
居酒屋で飲んで泣いて笑ってお別れの会をした。
その日はホテルに泊まり、夕方からお出掛けした
おばちゃんと入れ違いに帰宅した。
伊勢にはバイクで行ったので、帰りにおかげ横丁や
大好きな海に寄ったらしかった。
おばちゃんが帰宅するともう寝ていた。
無事に帰って来てくれてよかった。
定年までお勤めされた大先輩、50代で急死した同級生、
元気に働き大好きなバイクで余暇を楽しむ夫、
それぞれに人生があるが、生きることと死ぬことを
はっきり身近に感じて考えられる年齢になった。
10年前の4月25日、電車の大事故があり
震えが止まらなかった。
もし、夫だったら、、と想像し今でも眠れないことがある。
事故で亡くなられた方々の思いやご家族やご友人の
思いは悔しさしかないだろう。
100%人災ではあるけれど被害者の方と一緒に亡くなった
運転士のご家族はどこでどう暮らしているのかも
ずっと気になっている。
心からご冥福をお祈りします。




