この2~3日、ちょっと調子が悪いと感じていた。
たぶん、普通の感覚を持つ人なら大したことないと思われる
レベルのはずだ。
私は人並みはずれて元気なので、ちょっと胃が痛いとか、
気分がすっきりしないだけで調子が悪いと
思ってしまうところがある。
一見、いつもどおりに仕事をし、食事も食べているから
人からはわからないが、実は体調の悪さを気にしている。
大げさなのではなくナイーブなのだ。
バンカラのようで実はナイーブ。
ナイーブ、、、これから頻繁に使おうっと!
今日はとてもすっきりと目覚めた。
変な夢を見ると疲れるので、寝酒をやめた。
乙女のようにホットハチミツレモンなぞ飲んで、
とどめに睡眠補助剤まで飲んで寝た。
疲れたらバタンと熟睡できた若者と違い、
中高年にとっては寝るのも大仕事なのだ。
布団の上には腰痛対策として、
低反発マット、トゥルースイーパーを敷き、
枕は20年前からファベ社のものを使っている。
ここまでやって寝られないってどやさ!である。
で、体調がいつものように良くなり、
なんだかんだ思いながらもさくさくと仕事がはかどり、
気になっていた人とコミュニケーションが取れ、
心が軽くなった1日を過ごせた。
気分がいいと浮かれる単純ニンゲンなので、
勢いよく洋服を買い、ついでに美味しいケーキを買い、
次に何を買おうっかな~と
髙島屋の食料品売場を歩いている時、
突然声をかけられた。
旧姓で呼ばれたのですぐに反応したが、
目の前に立っている同世代の女性が
誰なのか全くわからなかった。
○○先生!と呼んでくれるってことは、
以前勤めていた専門学校の後輩か、
まさか生徒?、、と一瞬の間にあれこれ考えたのが
彼女にばれ、「私です!△△ですよ!」と名乗ってくれた。
1つ下の後輩だった。
私が所属していた西洋料理班の同期は10人ほどいたが、
同期は男性だけで、女性は私ひとりだった。
元々、中学校も高校も部活が剣道部で、
男子の中にいる数少ない女子という立場に慣れていたので、
全く抵抗がなく、人からは、紅一点ではなく、
男の中の男と失礼な呼ばれ方をされるほど馴染んでいた。
女子同士の感情優先の付き合いは
どちらかというと苦手だったので、
男性ばかりの中で、気を使わず使われず、
体力も気力も負けへんで~という競争の中にいるのは
心地よかった。
2年目になって10数人の後輩が入社し、
女子3人の中のひとりがMちゃんだった。
Mちゃんは結婚して△△と名前が変わった。
女子3人は性格もかわいらしく、全く性格の違う私を慕ってくれ、
とてもいい関係で仕事ができた。
私に対して嫌な部分があっただろうと思うが
3人でちゃんと消化してくれて、
一度も表立って対立したことはなかった。
妹のような彼女たちがいたから、
ちゃんといい先輩になりたいと頑張ることができたと
今でも感謝している。
その後、私も女子3人も学校を辞め、それぞれ結婚した。
Mちゃん以外のふたりとは年賀状や
数年に一度の食事会などで付き合いを続けてきたが
なぜかMちゃんとは連絡を取り合わないままきてしまった。
十年ほど前に元の職場の女子会があり、
Mちゃんと再会したことがあった。
昔の素朴なMちゃんではなく、
茶色にカールしたロングヘアで、
ややはじけた主婦みたいになっていて
驚いたのを覚えている。
Mちゃんは元の職場にいた頃から付き合っていた
同期と結婚していた。
レストランでパティシエとして働いていて、
職場の若い男の子とよく飲みに行くと
楽しそうに話してくれた。生き生きしていて嬉しかった。
久しぶりに会ったMちゃんに昔のまん丸で元気いっぱいの
面影はなく、ほっそりとして静かなテンションだった。
まあ、ほぼ私と同い年だから、
落ち着いているのが普通なのだろう。
私が人から、何年たってもあまり変わらないといわれるのは、
まん丸のままだからだ。
肉付きがいいので、あまりシワシワにならない。
良いんだか悪いんだかわからないが、
歳を取ってもやつれて見えないというのは
いいことだと思っている。もう自分で褒めるしかない。
Mちゃんは数ヶ月前から、髙島屋の
すぐ近くのショッピングセンターにある
喫茶店で働いていると言った。
ご主人のことを聞こうと思ったら、
離婚したんですと打ち明けてくれた。
子どもさんの一人はミナミのレストランでコックさんをしていて、
学生の息子さんも調理師を目指しているらしい。
Mちゃんは、別れたご主人も息子さんも皆元気で
自分の道をそれぞれ進んでいて
それは幸せなことだと思うと言った。
私もそう思った。
長く生きてりゃ色々あるよね。
思いがけない再会に帰り道、
昔のことをあれこれなつかしく思い出した。
かわいい後輩が元気でいてくれて嬉しかった。
私のこと忘れずにいてくれたことも嬉しかった。
Mちゃん、もっともっと幸せになろうぜ!