大好きなオリンピックが終わり、お盆休みが終わり、
時差ぼけ状態だった体調が戻ってきた。
今回のオリンピックも感動の毎日だった。
普段観ることのできない競技が解説付きでじっくり観れるのは
オリンピック好き日本のいいところ。
そして、イギリス開催なだけに
競技前の選手入場では存分にイギリスの音楽が聴けた。
フェンシングの会場に
We are the Championsが流れた時にはぞくっとした。
We Will Rock Youも聴いた。
やっぱりイギリスはRockだねえと嬉しくなった。
Queenを知ったのは高校生の時。
当時は寮生活で、部活少女だったため
テレビは自習時間後のたった1時間だけしか
観ることができなかった。
受験生である中3から高校を卒業するまでの4年間、
ほとんどテレビを見ていない。
その代わり、ラジオは深夜までよく聴いていた。
寮の自習時間にはイヤホーンをしてラジオを聴き、
リクエストハガキを書いていた。
当時の女子高生は今よりも幅広いジャンルの音楽を
聴いていたように思う。
フォークあり、歌謡曲あり、宝塚あり、
ひとりだけ都はるみ好きもいた。
わたしは主流であったフォークの対極にいて
洋楽が好きだった。
しんみりかぐや姫を聴いてうるうるしている女子高生の隣で
意味が全くわからなくてもローリングストーンズや
レッドツェッペリンを聴いていた。
ラジオからはあまり流れなかったので、
同じクラスのバンドをやっている男子に頼んで、
LPレコードからカセットテープにダビングしてもらっていた。
ギターの弾ける男子はまわりに何人もいて、
こちらもフォーク派とRock派に分かれてモテていたのは
乙女心がわかるフォーク派。
乙女はしみじみした失恋の歌とか好きなんだよね。
で、好きな彼に自分の書いた詩に曲をつけてもらって、
♪今日はぁ私の生まれた日ぃ、今日から私は17さぁぁいぃぃ!
などと調子っぱずれに歌っている乙女もいた。
真似をし過ぎて覚えてしまい、
不本意だがいまだにこの歌は歌える。
高1のサマーキャンプのバスで、
Angieを英語で歌った同級生がいて、
一瞬で同級生とAngieとローリングストーンズが好きになった。
私のRock好きはここから始まった。
Angieを聴くと一瞬で心のきれいな女子高生に戻って
今でも泣きそうになる。
エイジくんは元気だろうか。
きっとカッコイイ中高年になっているよね。
で、今でもRock聴いているよね。
そして、Rock少女は自然にQueenまでたどり着いた。
寮の部屋の机の前にめいめい好きなポスターを貼っていて、
私はカセットを買ったときにもらったQueenだった。
隣でフリフリ衣装を着て、きらりと笑う郷ひろみに比べると、
白黒で陰影のある4人の姿はカッコいかった。
毎日眺めては意味のわからないまま歌を聴いていた。
ある日、高3の同室の先輩に
「夜中にトイレに行く時、ポスターが怖いから取って!」と
言われた。
「ポスターのほうを見ずに行け!」とも言えず、
女子の揉め事は面倒くさくて大嫌いだったので
泣く泣く剥がし、丁寧に新聞紙で巻き、竹刀ケースに保管した。
Queenがいた壁には、
とりあえずCharの小さなポスターを貼った。
先輩が卒業し、高3になって部屋替えがあり、
正々堂々ポスターを貼った時にまたQueenと再会した。
誰かに文句を言われたら、押さえつけてやると思った。
フレディが亡くなってから
新しいQueenの歌は聴けなくなったけど、
何十年経ってもいいものはいい!
元気になったり、思い出したり、乙女に戻ったり、
音楽にはとてつもないエネルギーがある。
今またQueenにはまっていて、
単細胞でよかったと思っている。