カウンターで食事をするのが好き。
親しくなっても向かい合って
食事をするまでに時間がかかる。
それは男女を問わずいくつになっても恥ずかしい。
お酒を飲むのも横並び希望。
家でも夫と横並びで食事をしている。
それは恥ずかしいのではなく、
テレビが観たいから。
子どもの頃はテレビを見ながら
食事することは許されなかった。
今は許し許されている。
お寿司屋さんのカウンターも好き。
磨き上げられた白木のカウンターに座り、
職人さんの無駄のない動きを見ながらいただくお寿司は
ああ、大人になってよかったという満足感で一杯になる。
イケメンの板前さんだと緊張しておちょぼ口になり、
お寿司を堪能できないので、中年の板さん希望。
デブは汗が気になるので、中肉中背、
鉢巻が似合えばもちろんハゲでも可 ![]()
フレンチやイタリアンのレストランでもカウンター希望。
できれば正面ではなく横か反対側で調理してほしい。
お料理を作っているときは真剣勝負なので、
カウンターで向かい合うと、たぶん意識してしまうだろう。
若いお肌がぴちぴちした女子が座ると、
張り切りすぎて実力を100%発揮できないはずだ。
中高年の(服が)ぴちぴちした女子が座ると
手を抜くかもしれないし。
何より男は背中!
働く男性の背中はかっこいい、きっとそうだ!
そうに違いない!そう信じている!そうあって欲しい、、。
昨夜行ったお店
なにわフレンチびぎんの
カウンターはとても好き ![]()
まず、奥行きがある。
これはかなり重要。
大皿料理やワインクーラーを置いてもまだ余裕がある。
取り皿を置くスペースも十分。
それにマスタは時々背中を見せてお料理を作る ![]()
正面からみると強面なので、まさに理想の位置。
人気店なので椅子の数が多くやや窮屈だが、
お料理が出てくると不思議に気にならなくなる。
隣に座った友人との距離,
お料理を作るマスタとの距離、
美味しいお料理をいただく時の絶妙な空気感は
とても心地いいものだ。
大人だからこそ感じることができる心地よさだと思う。
昨夜いただいたお料理。
明石の蛸と初卵の入った有機野菜のサラダ
マスタ印のドレッシング
注)初卵は鶏が初めて産んだ卵で黄身が濃い~の。
初びぎんの友人がいると必ず教える私のネタがある.
「あのね、お庭でひよこ気分で遊んでるとね、
急にお腹が痛くなんねん。
で、うーーーん、痛い、トイレトイレと探して、
がまんできずに力を入れたら
すっぽーんって出てくんねん。それが初卵。
それがひよこから大人女子になる道。
最初は痛いねん!」
「で、そのうち、すっかりおばちゃんになると、
へーっくしょんってくしゃみしたり、
地面に落ちたものを拾おうとしてしゃがんだだけで
ぽこって知らんまに産んでしまうねん。
痛くもなーんともない、黄身もさらっさらでうっすーい。
おまけに時々しか産めん。つらい
」
(この話はノンフィクションです。)
モンサンミッシェル産ムール貝のマリニエール
鰆とソースにちょいクリームかな
小粒で味の濃いムール貝、ソースはバゲットを浸して
蝦夷鹿ウチモモのたたき、マスタード風味のソース、
荒挽き岩塩と荒挽き黒胡椒がポイント
この蝦夷鹿はびぎんの看板料理のひとつ。
専用の解体処理施設を持つ白糠町のハンターさんが、
一発で仕留め、処理して熟成させた
希少価値の高い蝦夷鹿。
ジビエでありながらく臭みがなく、
独特のこくがある。
まさに精がつくなと思う味わい。
蝦夷鹿ロース肉のステーキ。
鹿の脂肪を塊として食べたのは初めてかもしれない。
厳しい冬を生き延びるための脂肪は、
くちどけは良いがとても濃い。
赤みのお肉よりも精の強さを感じた。
暑さに疲れた身体に、海と森のエネルギーを
存分にいただいた。
客の立場から一方的に申しあげると
大人のお食事ができない人は、
わいわい言いながらにぎやかに過ごせるお店に行ってね。
カウンターへの道のりはなかなか遠いんだよ。
ちゃんちゃん!





