届かないのではない
届けないのだ
誰の名誉でもなく
無論私の名誉でもなく
「すき」
確かにその言葉はここにある
なのに貴方への思いははかれない
物差しを何本買ってこれば
いいのだろうなんて 嗚呼、嘲笑
夜桜に舞い上がる
あの日あの時 瞬いた貴方へ
この思いは届かない
届かないのではない
届けないのだ
誰の名誉でもなく
無論私の名誉でもなく
ただ徒然と時を刻みつづけても
「だいすき」
確かにこの言葉は唇にのる
あなたの鼓膜は震えることはないのだ
文字として現れていくこの裏側
二進法の電子回路だけの心 嗚呼、刹那
風に舞い踊る
あの日あの時 微笑んだ貴方へ
この願いは届かない
届かないのではない
届けないのだ
誰の名誉でもなく
無論私の名誉でもなく
ただ徒然と時を刻み続けても
色あせない心があるから
届かないのではない
届けないのだ
誰の名誉でもなく
無論私の名誉でもなく
ただ徒然と時を刻み続けても
色あせない心があるから
微かな響きをもって響くこの心の音が
貴方の左胸でときめくその瞬間まで