にんじん ためねぎ ぴーまん きゃべつ おにく
刻んで入れて、魔法をかけた
でもかける対象がいないことに きづかないばかなあたし
ごめんなさいをもう一度 やきそばごと自分で飲みこんだ
これで元通り
にんじん ためねぎ ぴーまん きゃべつ おにく
刻んで入れて、魔法をかけた
でもかける対象がいないことに きづかないばかなあたし
ごめんなさいをもう一度 やきそばごと自分で飲みこんだ
これで元通り
小さい頃の夢は いくつもあった
「いちごのケーキ」「お花屋さん」
「お姫様」「魔法使い」「おかあさん」
今やその夢は過去のもの
例え叶わないとなっても 昔のように泣きはしない
駄々をこねていたあたしはもういない
ほら あなたが思っていたよりも
ずっと平凡でありきたりな毎日
結局そんなもの 鼻で笑って泣きたくなった
それでも明日は来るから
これまでを大好きにならなきゃ
小さなわがままをしていたあたしを
可愛い子だと思わなきゃ
毎日毎日繰り返されるくだらないこと
そんなことして何になるの? 哀しい思考
駄々をこねたいあたしがいても 見ないふり
ねぇ あなたが思っていた日常は
もっとはらはらして笑顔に溢れていたものだった?
残念だったわね 笑うその顔に涙が伝う
だけどあたしは幸せなのよ
言い聞かせてあるかなきゃ
大人になるって そんなものだったの
そんな疑問は昨日の夢においてきた
だけど 時折振り返る
可愛いあたしがまだ生きていて
晴れた空にちょっとわらった
ねぇ、この頭の中何度も何度も繰り返す
蘇らせながら、毎日を眺めてる
モノクロのテープ 巻き戻しながら
何度も何度もあなたの笑顔で色鮮やかに
声の記憶だけでも残せますように
あの時の一瞬だけでも残せますように
構えた携帯 ロングムービー
見直したら 余計に辛くなる
しっかり繋いだ恋人つなぎ こっそり写真にとった
切なくて胸が痛い 俯いて涙をこらえて笑った
でもね この目にあなたが映らないより
ずっとずっと幸せなんだよ
消去法で幸せを見つける毎日に
終わりが来るコトなんてきっとない
でもね あなたとのこれからも
終わりが来るコトなんてきっとない
だからあたし 此処で生きてる
どうか どうか 離れないで
そっと呟いたこの声じゃ あなたまで届かない
でもね どうか あたしを見ていて
あの時初めて 愛しさを感じた
あなたの手の温もりも 声も 何もかも記憶だけが頼り
願いや祈りじゃ この思いは届かない
思いを言葉にすること あたし初めて知った
言葉以外にあなたがわからない
元気だよ そのメールの向こうでどんな顔してるの?
元気だよ このメールの向こうであたしは泣いてたりするよ
言葉が溢れる 愛しい愛しい
ねぇこの言葉をみて何を思うんだろう
間違えても 俺なんかって思っちゃヤダよ
あたしはあなたがいいんだ
あたしはあなたといたいんだ
その気持ちに 妥協なんて一つもない
毎日毎日 街角にあなたの声を探す
そんなものないってわかっているけれど
この手は布団を握りしめる 貴方の変わりに
そこにあるはずのない暖かさ 定位置
記憶のテープの中であなたは笑ってくれるけど
どうしても不安定な映像だから
あんまり会えないと 忘れてしまうよ
あたしの記憶はそんなに高性能じゃない
ハードディスクに焼き残せるならいいのにね
あなたを唯一つなぐ パソコンに毎晩 手を乗せる
あたしはあなたのもの あなたがもっていったあたし
あなたが変えてしまったあたしを
どうか どうか 離れないで
小さな声でしか言えないけれど 聞き取って
一度振り返ったら戻りたくて仕方なかった
あんまりにも哀しくて 駆け戻ってささやいた
愛してる
振り返らないように駆け抜けた
振り返ったらもうきっと帰れない
あなたは後ろであたしを見ているだろうけど
これ以上 泣かないでいることなんて出来ないから
帰りたくなんてなかった
背中を向けたあたしの気持ち
伝えられなかった だけどそれでもいい
町の中の光が揺れていた
その中にいたんだね あたし幸せだよ
窓ガラス指先乗せて 家についただろうあなたを思う
これから暫く あたしだけのあなたはいない
あなたの帰る場所は あたしじゃない
だけど心だけは あたしに帰ってきてほしい
あなただけのあたしは これからもずっといるけれど
いつかいなくなる時が来るのかもしれない
それでもこの心の帰る場所はあなたの中
だから いつまでも定位置はあたしだけにしてください
全部欲しい でも 全部じゃなくてもいいから
どこか一つだけ 何か一つだけ
あたしだけ を ください
涙に暮れる毎日も あなただけへのコイゴコロ
そう思ったら少し安心して泣けるようになった
あなたは心配するかもしれないけれど
幸せなことなんだよ
あたしは幸せを
ちゃんと感じているから
だから だいじょうぶ
次はいつあえるかな
あたしだけのあなたにいつあえるかな
遠い距離がふたりを繋ぐけれど
同時にたくさんの涙がそこにあることを
忘れないでとは言わない
だけど 時々は涙をぬぐってくれなきゃ
ひからびて死んでしまうよ
そろそろ こんな独り言はやめにしよう
声がかれてしまうから
あなたへの届かない言葉を紡げなくなる前に
早く泣きやもう あと少しだけ泣いたら
幸せで切なくて泣いているだけだから
何も哀しいコトなんてないから
だいじょうぶ
時は越えられない 今を変えることはできない
それでも 貴方が好きだから
生まれ変わって また二人でいたいなんていったけど
本当は 嘘なんだ ごめんね
いまがいい いますぐがいい
あたしはあなたのものになれるのに
あなたはあたしのものには 簡単にはなれない
わがままな子に生まれていれば
伝えられただろう
この思いはここに そっとしまっておくよ
あなたがここを見つけるのが いつになるのかわからないけれど
もしも見つけたら
今こうして言葉に残して
我慢したあたしを
褒めて抱きしめて 言葉をください
大丈夫だよ あたし ずっとあなたを愛してる
こんなに遠く離れていても ずっと愛してる
どれだけ切なくて 胸がいたくても ずっと愛してる
さよなら 東京
初めての 夜