正義の味方が悪い奴らをバッタバッタと切り捨てて戦争のない平和な世の中にしてくれると思いきや1)、ウクライナでは相変わらず戦争しているし、イスラエルは狂ったように周りの国に戦争をしかけています。

 

ガザでは停戦は一応成立して人質の交換はしているようですが、その傍らで相変わらず人殺しは尽きません。

 

さらに新年早々、アメリカはベネズエラに侵入して、大統領を拉致して連れ去ってしまいました。いくら麻薬を売りつけてアメリカ国民を殺しているとはいえ、独立国の大統領を勝手に連れ出してアメリカの法律で裁くなどあり得ないでしょう。

 

明らかな国際法違反ですが、そもそもトランプ大統領は国連やWHOの正当性に疑問を持っているわけですから国際法に従う理由もないわけです。民主主義を担保するべき選挙でさえ金と暴力で買われているわけですから正義も民主主義も今の世の中には存在していないのかも知れません。

 

結局は司法も警察も存在しない国際社会では、強い国が法であり警察で、世界中の大半の核爆弾を保有しているロシアとアメリカには逆らうことはできないということでしょうか。第二次大戦の戦勝国で構築した世界の秩序がここにきて崩壊してしまったようです。

 

ゾシマ神父は「人は誰の裁き手にもなりえない」と言っています2)。人を裁くのは神、すなわち自然の法則だということでしょう。「世界情勢は量子力学の法則に従う」と訳のわからないことを言っている人がいましたが3)、そういうことなのかもしれません。

 

1) RaRaたまプラーザ.正義の味方. Ameba (2025/1/20)

2) ドストエフスキー.(亀山郁夫訳). カラマーゾフの兄弟2. p.456. 光文社

3) 桜無門関 (2025/12/29)

4) フョードル.ドストエフスキー. Wikipedia