桜穴
穴を見つけた。
学校の帰り道だった。
桜並木の芝生のところにぽっかりと口を開けていた。
穴はちいさい。
ネズミの穴みたいだ。
底は見えない。
普通の穴だった。
でも僕には特別な穴だった。
見ているだけでドキドキした。
僕は穴に落ちていた桜の木の枝を差し込んでみた。
枝はすぐに底へついてしまった。
僕は穴から棒を抜き、寄り道をやめた。
葉桜になりかけた桜の木から、花びらが一枚、穴の中へひきずり込まれた。
学校の帰り道だった。
桜並木の芝生のところにぽっかりと口を開けていた。
穴はちいさい。
ネズミの穴みたいだ。
底は見えない。
普通の穴だった。
でも僕には特別な穴だった。
見ているだけでドキドキした。
僕は穴に落ちていた桜の木の枝を差し込んでみた。
枝はすぐに底へついてしまった。
僕は穴から棒を抜き、寄り道をやめた。
葉桜になりかけた桜の木から、花びらが一枚、穴の中へひきずり込まれた。
Lavatory
君は彼女の開いた口に蓋を閉めて、秘密を隠そうとしているね
今から僕は君の秘密を覗こうと思うよ
鍵もかかっていない口を開けることなんて簡単なんだ
何たって彼女は口が軽いから
僕が手をさしのばしたら、彼女は簡単に口を開いて、唾液まみれの口内を開け放って見せてくれる
でも君はなにも内緒にしていなかったんだね
少しほっとする
僕は扉に鍵をかけて彼女に秘密を打ち明けた
僕の秘密に何人気付くんだろうか
また彼女に聞いてみよう
今から僕は君の秘密を覗こうと思うよ
鍵もかかっていない口を開けることなんて簡単なんだ
何たって彼女は口が軽いから
僕が手をさしのばしたら、彼女は簡単に口を開いて、唾液まみれの口内を開け放って見せてくれる
でも君はなにも内緒にしていなかったんだね
少しほっとする
僕は扉に鍵をかけて彼女に秘密を打ち明けた
僕の秘密に何人気付くんだろうか
また彼女に聞いてみよう
order
泥と少しの砂金が混ざって濁った水
それは少し経つと
砂金先ず沈んで、その上に泥が積まさっていく。
前者が秩序なのか、後者が秩序なのか、わからない。
もしかすると、沈んでいく段階が秩序というのかも知れない。
皆必死に動いてる。
地上より水中の方が自由で、
でも、現実より紙の上に綴る言葉の方が自由なんだ。
それは少し経つと
砂金先ず沈んで、その上に泥が積まさっていく。
前者が秩序なのか、後者が秩序なのか、わからない。
もしかすると、沈んでいく段階が秩序というのかも知れない。
皆必死に動いてる。
地上より水中の方が自由で、
でも、現実より紙の上に綴る言葉の方が自由なんだ。