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真夏の炎天下の道路。人も、車も、いない。むせ返るほどの暑さ。何をするでもなく、歩いていた。
暇だった。本当は友達と一緒に遊ぶ予定だったのだか、そいつはキャンセルになっていた。
恐ろしいほど、太陽光が車道に照り付ける。何もかもが、歪んで見えた。
そんな太陽は僕に真夏の幻覚を見せた。
赤い金魚が焼けたコンクリートの上で踊っている。尻尾の方は少しひからびていたが、それ以外は水槽から出たてのような感じで、ピチピチとしていた。異臭が少し漂う。 金魚は僕を見つめていた。僕も金魚を見つめていた。
金魚は上半身だけの奇妙なダンスを続ける。干上がった下半身は道路にくっついて離れないようだった。
金魚は死にたがっているように見えた。奇妙なダンスは体の水分を出すためなのかもしれない。
自分の殺し片をこの金魚は知っている。
僕はその場を離れた。金魚が死んだのはそのあとだろう。
空を眺めていると、金魚の形をした雲が漂っていた。ダンスはしていない。ただ、風に流され、形を変えるだけだった。
暇だった。本当は友達と一緒に遊ぶ予定だったのだか、そいつはキャンセルになっていた。
恐ろしいほど、太陽光が車道に照り付ける。何もかもが、歪んで見えた。
そんな太陽は僕に真夏の幻覚を見せた。
赤い金魚が焼けたコンクリートの上で踊っている。尻尾の方は少しひからびていたが、それ以外は水槽から出たてのような感じで、ピチピチとしていた。異臭が少し漂う。 金魚は僕を見つめていた。僕も金魚を見つめていた。
金魚は上半身だけの奇妙なダンスを続ける。干上がった下半身は道路にくっついて離れないようだった。
金魚は死にたがっているように見えた。奇妙なダンスは体の水分を出すためなのかもしれない。
自分の殺し片をこの金魚は知っている。
僕はその場を離れた。金魚が死んだのはそのあとだろう。
空を眺めていると、金魚の形をした雲が漂っていた。ダンスはしていない。ただ、風に流され、形を変えるだけだった。