最近フロントシングルに組み替えたGen8 Madone SL(SLRではないです)

注意点を含めて報告したいと思います。

 

Kingzydecoに組んでいたSCOPE R4.AにPirelli Cinturato  Gravel H 35cをそのまま組んでみて走ってみたのですが…

ダウンヒルのコーナリング時など、僅かにフレームも変位するのも関係してちょっとだけフレームと干渉している

事がわかりました。

塗装まで逝くほど擦る前に気付き(つい四日前w)

急遽タイヤをロード用30cに組み替えたので、塗装が削れるという最悪の事態までには至らず。

 

単純にロード用のタイヤならタイヤプロフィールがラウンド形状になるので干渉は無かったと思います。

 

Pirelli Cinturato Gravel HがH/T用だった為、中央部のパターンはとても低いパターンですがグラベル路面を走る為に一番端のパターンが背が低いとはいえ、ノブ形状になっていたのでタイヤ形状も関係したと思われます。

 

Gen8にグラベル用タイヤを組むなんてヤツは私くらいなので大丈夫だと思いますが、これで楽しんでいるブログを書いてしまったので万が一、同じような事をする人が出てはまずいのでご報告します。

気付くのが遅くてすみません。

 

大丈夫だとは思いますが、グラベル用のある程度舗装路を走るのを考慮されたタイヤでも35cの太さはメーカー推奨外ですし、使わないでください。(本当に使ってみるのは私くらいだと思いますがw)

 

乗った印象は割と悪くないどころか、速いか遅いかは別にして楽しかったのでこのまま問題なく乗れたら良かったのになぁ…

ちょっとだけ残念な気持ちは正直なところです。

 

それ以外にGen8について、私が最近しった内容を書いていきます。

既にご存知の方はすみません。

 

①SL(ミドルグレード)のフレームセットが販売開始されました。

フレームセットの価格は254000円

ただし、シートポストは別売り。

このシートポストが45000円もする!高い!

なんでやねん!と、調べてみたところ。

どうもSLRと共用部品のようで、Gen8 SLはシートポストが超軽い(サイズによりますが110gほど)

え!マジで!!

最廉価版のSL5は399000円に最近値下げされたんですが、SL5は違うとかそういうオチなんでしょう…?

と調べてみたら…どうもSL5もシートポストはSLRと共通の模様。

そういや、ホイール脱着時にスルーアクスルもGen6 SLRの純正部品より軽いな!?

なんて思ったんですが、こちらは調べてないですが(失礼)シートポストを同様の流れならば、スルーアクスルもSLRと共通部品の可能性がとても高い。

これはコスト削減の一環のようです。

X(Twitter)の方で教えてもらったのですが、SLとSLRで従来のように細かくパーツを別で作るのはコスト増につながるようです。

在庫も別々で管理しないといけませんし、設計の手間も単純に二倍ですよね。

パーツ破損して後から買い直す時は大変ですが、完成車で買うならユーザーもお得な感じがしてWin-Winではないでしょうか。

 

なんとなく、SLなのに組みあがると意外と軽いな…?

なんて重量で仕上がるので「なんでだろう?」と疑問には感じていたんですが、しっかりと調べて裏を取らない限りは断言できませんが、ショートパーツ系統はSLとSLRで共通なのかもしれませんね。

 

②SLR専用ハンドルを組んでみました。

Gen8購入時、予算の都合で完成車付属品の純正アルミステムと純正アルミハンドルのまま組んでいただいて乗り始めました。

なんでこんな書き方をするかというと、Gen8 Madone SL6のカラーにどうしても乗りたい。

しかし、グループセットはSRAMで組みたい。

日本仕様は、SLに限って言えば完成車でSRAM組みは選べない。

本国仕様は、SLでもSLRでもSRAM組みが選べるのに日本では選べない。

そこで、お世話になっているお店に相談してみると少しだけ割高になりますが、不要部品をお店が下取り(扱い)として価格を抑えて、フレームセット売りになるべく近づけて望んでおられる仕様で組みますよ!

そんなご提案をくださったのです。

そして、他のお客さんのご都合でキャンセル物件になっちゃったRED D1フルセットを格安で私に売ってくださるという二重の幸運も重なって、当初は2xのRED D1で組んでもらって納車してもらったんです。

↑納車していただいて間もない頃のGen8 フロントダブルで組んでもらっています。

ホイールはGen6と共用するつもりだったので、RSL62を装着しています。

 

そういう買い方をさせていただいたので、フルREDで組んでいながら純正アルミステムと純正アルミハンドルだったんです。

 

フロントシングルに組み替える都合上、スプロケをイチイチ組み替えて運用するのはちょっと面倒…というのもあって、Kingzydecoに使っていたSCOPE R4.AをGen8に使ってみる事にしました。

意外と良い走りをするので、ホイールはそのまま使う事にしましてタイヤは①の問題があったのでロード用30cに組み替え。

その際に、お店のポイントが貯まっていた事もあって意外とリーズナブルにSLR専用ハンドルを組めることがわかったので、タイヤ交換で預ける際にハンドルも交換していただきました。

 

写真の状態(納車時の2xの状態)で乗っても、Gen8で一番驚いたのはエアロロードに見えない形状なのに意外と空力が良いという驚きでした。

そして、意外と静かだったんですよね。

巡航速度を上げて走っても、エアロロードとかディープリムを履くモデル特有のコーッ!という音が意外としない。(不思議)

次に冒頭の写真の状態になるのですが、フロントシングルに組み替えて乗ってみると一段と静か。

フロントディレイラーがある事で、そこで空気抵抗が発生しているという記事を見かけた事があります。

それはあまり信じてなかったけれど(記事中で見受けられるような空気抵抗が数値的に割と減るという意味で)それは本当だったのかな?なんて思う程度には、当初の状態よりも静かになりました。

 

そして、今回の専用ハンドルです。

専用ハンドルを組んで乗ると…

プラシーボかもしれないのは否めません。

私自身で証明する手段がないからですw

なので、完全にプラシーボではないというのは否定できません。

ここまでの話題もそうです。

本当に、私自身の主観の話しでしかありません。

でも、なんだかより一段と静かになったんですよね。

タイヤノイズが減った。というのは間違いなくあります。

グラベル用からロード用のタイヤになったんで、そこは確実にあると思います。

今回私が感じたのはロードノイズじゃなくて、風切り音の方です。

なんだか先週乗った時よりも、ハンドル変えて乗った今週の方が静かな気がしたんですよね。

 

それを証明する為に、わざわざ工賃かけて再び純正のアルミハンドルに戻す…のは無理ですw

 

純粋に一個人の感想だと、そういう軽い目で見てやってくださいw

 

③専用ハンドルになって何が変わったか。

これこそプラシーボではない。

という証明が難しいというか、イチ素人が個人で証明するのは無理なのであくまで感想と捉えてください。

先々週も先週も暑かったのは暑かったですが、昨日よりはマシでした。

病み上がりで体力が落ちているとは言え、先々週や先週は暑さにヤラれつつも昨日よりは峠登ったあとでも少し楽だったんですよ。

昨日と比べて、という意味で。

昨日はもう本当に暑かったです。

峠を登ったあと、ちょっとくらくらくる程度にはまいってました。

暑さにヤラれて、バテ気味だったんです。

 

かと言って、先々週や先週とまるで同じコンディションではなかったので完全にそうとは決めつけられない難しさはあります。

タイヤも変わっているので。

いっぺんにやらなきゃ良かったなとは思いつつ、私が感じた事を正直に書きます。

 

先々週や先週、峠を走って疲れた身体で巡航27km/hがやっとだったセグメントで昨日はしつこく書いたように暑さにヤラれて先々週や先週よりも速度を上げる体力や気力が残ってない中で、32km/hや30km/hで走れたんです。

それはロード用タイヤだからできたんだろ!

と言われてもしょうがないですけれど、平坦巡航で言えば加速力の比較ではないので速度さえ出てしまえば実は35cのグラベルタイヤでもそんなに苦じゃないんですよ。速度さえ出てしまえば。

これも完全に個人次第だからちょっと説得力が持たせられないですが、乗ってる本人である私が驚いたんですよ。

先々週や先週よりもバテきって暑さにヤラれた私がそういう速度まで上げて巡航できたという事実に驚きました。

 

それでもプラシーボではないという証明はできませんw

 

あくまで「そういう事があった」という事実に過ぎません。

 

なんだかクソめんどくさい言い回しになりましたが、細かい事を気にせず正直に感想書くと

SLR用の専用ハンドルは凄かった!

これに尽きますw

 

SLR用ハンドルを装着する前は、ハンドル以外がSLRに近しい仕様で乗ってました。

ホイールはRSL51じゃなく、RSL62でしたが。

エアロボトルは二つとも装着して乗ってました。

その状態で、見た目にエアロロードに見えにくいGen8に乗って先入観なく感想を言うと意外にも空力は悪くないなという感想です。

Gen6並みに、巡航速度を上げて走って行けます。

それで満足してたんですが、フロントシングルに組み替えてそれこそプラシーボではないという証明は難しいですけど、エアロロードに乗るのに慣れてある意味鈍感になっていたんですけれど、久しぶりに足元がスカッ!と空気が抜けていく感触を得たんですよね。

それで、SLR用ハンドルに興味を持った。

というのが正直な気持ちの流れです。

試してみたくなったんです。

 

そして、ハンドルもSLRと同じ形状になった。

 

もう本当にプラシーボではないという証明は無理です。

でも、なんだか速度を上げて走るのが楽になりました。

これまでのエアロロードと違って、Gen8は空気と喧嘩してないという今まで感じた事のない感想を抱く程度には、これまでと違った感触を伴って走れます。

 

これは、違うかもしれない。

しかし、違ってないかもしれない。

とにかく、こういうのは信じてくれない人は全く信じてくれないw

 

そこは読んでくださった方に判断は委ねるとして、一個人の感想として緩く読んでください。

そして、ここまで読んでくださった方には感謝しかありませんm(_ _)m

写真の容量の関係で画像を簡単にアップできないのは面倒ですね…w

 

※画像を足しました。

チェーンリング50T

スプロケ 10-46Tの13速です。

 

 

Kingzydecoに組んでいた、グラベル用のSCOPE R4.Aにグラベル用のPirelli cinturato gravel H 35c

です。

このグラベル用のタイヤでしばらく楽しんだ後、タイヤのみロード用に変更する予定ですが意外とこのままでも楽しかったw

Gen8のISO FLOWは乗り心地にも効くので定評がありますが、そこへグラベル用のタイヤを組むと正にハードテイルのMTBくらい…というと語弊が生じるかもですが、そんな感触を得られるくらいには快適に走れます。

そしてこれが最も意外だったんですけれど、思ったよりも重く感じずにスイスイ車速を上げれたのは意外でした。

追記おわり

 

それはさておき、術後の経過も良く

まだ自転車に乗って良いとは言われてませんが、ちょっと乗るだけなら良いだろと思い

少しだけ乗りました。

 

久しぶりに乗るロードバイクは本当に気持ちいい。

むちゃくちゃ暑いけれど、それすらも気持ちいい。

早くちゃんとコース走れるように回復しなきゃ。

 

なんて思いつつ、ショップに到着。

 

そう、頼んでいたSRAM 新型XPLRが届いたんです。

散々悩んだんですが、UCIの技術規制の発表を受けて「いつまでSRAMは販売してくれるんだろう」と不安になったんですよね。

こういうの、せっかく組んだパーツが勿体ないから(それは真理)…という気持ちで、もうちょっと使ってから!

とかやってると、欲しいと思った時に買えない。

なんて経験をした事があるので、今回は思い切って購入に踏み切ったんですよ。

外したRED D1は、確かに勿体ないけれど。

買い手がつかなきゃ、Gen6 Madoneや、F12 Dogmaのスペアパーツとして置いておけばいいし。(私自身の気持ちを整理する為の言いきかせw)

 

って事で思い切って購入したんですよ。

 

チェーンリングは50T

前から50Tで乗ってみたかったんですよね。

今回ので調子よかったら、Gen6などのチェーンリング交換時期が来たら50/37Tに交換しようかと思います。

 

スプロケは10-46Tで13速なんです。

 

元々使っていた12速のスプロケのギア数と一緒にメモ代わりに置いておきます。

私自身の忘備録も兼ねてw

 

10-33Tスプロケ(12速)eTAP AXS 10-11-12-13-14-15-17-19-21-24-28-33

 10-46Tスプロケ(13速)新型XPLR 10-11-12-13-15-17-19-21-24-28-32-38-46

 

こういうギア構成になります。

14Tがないのは、慣れたらシマイだと思って割り切ります。

10~28Tのギアは、2xの時にアウターで踏んでいく感覚そのものです。

32~46Tのロー側3枚は、32に関してはアウターローそのものの感覚。

それ以降の二枚は、インナー側に落とした時のローギアに非常に近しい感覚で乗れる。

 

つまり、文字にするとそのまんまでしかないんですけど。

フロントシングルなのに2xと同じ感覚で、前側の変速をせずにインナー側のギアも使いながら走れる。

文字にすると、正にそのまんまでしか表現できないんですが。

これを実際に乗るとむちゃくちゃ感動しますよw

とってもすっきりとした乗り味。

 

元々、シャドーデザインを取り入れた以降のシマノはRDのバネレートが高くなって

それが原因でちょっとフィーリングが個人的には好きじゃなかった。

これを書くと荒れるかもですが、イチ素人の好みの問題として書いておきます。

他意はありませんので、悪しからずです。

それが、eTAP AXSに組み替えて乗るとドライブトレインが非常に静かだと感心したんですよね。

そんなeTAP AXSに慣れた身でさえ、今回のフロントシングルはさらに振動などが減って静かに感じるんですよ。不思議。

 

これがダイレクトマウントが成せる業なのか。

素人だからわからんです。

しかし、乗っていて非常に好ましい感触。

 

そして、変速が遅いか速いかで言えば

そんなのどうでもいいと思えるくらいに、変速の質が変わった。

変速が遅いだの速いだのに「拘り過ぎると」今後は取り残されるのかもしれないな…なんて思いを馳せてしまうほど、なんだか変速の様子が凄い。

静かに、確実に変わります。

それも一段一段変わるんじゃなくて(MTB用のEagle T-TYPEのような大トルクを想定した制御と違って)ロード用に特化した制御のおかげか、どこでも速やかに変速スイッチを押した瞬間に変速が終わってます。

これがデュラエースと比べて遅いか速いかは、もうどうでもいいと思えるくらいに変速が決まる。

 

使ってみた感想を簡単にまとめると、まずは走り慣れた北摂などで登り下り混合のコースで走ってみないとなんとも言えませんのは悪しからずですが、それでも走り慣れた近所の道を走った限りで今までのモノと比べると

今までのモノでも十分以上に確実で素早い変速を実現しています。

それは、シマノは勿論のことでSRAMも問題は全くないレベルで変速を実現しています。

しかし、ダイレクトマウントを体験すると見方がちょっと変わります。

 

それは、確かに凄い技術で変速を実現していたのは間違いないんですが

従来の構造で出来る限り様々な技術を駆使して、無理やり(ではないんですが、そう感じちゃう)素早く、なるべくショックなく変速する工夫がなされていた。

そう感じてしまうんです。

 

UDH規格に対応したフレームにしか使えないのは、構造的にしょうがないですけれど。

こういうのがもっと手頃な価格で普及すれば自転車業界もどんどん変わっていくだろうに。

という風に、実際に乗ってそう感じました。

 

文字にするのが難しい、普通じゃない普遍性と言えば伝わるんでしょうか。

 

そして、体感しやすい方向としてはアウターで乗っていて急な登りが来ても

フロント変速せずにリア変速だけで快適にインナーロー的な使い方ができる。

登りが終わって加速する際に、フロント変速してないのに(フロントシングルだから当然なんですがw)

淀みなく車速を伸ばしていけるんです。

アウターで踏んでいく感覚そのもので、踏んでいけるんです。

チェーンリング50Tだから、そりゃそうなんですけれど。

 

文字にすると伝わらねぇ自信しかないw

 

なんだか、とてもすごく変わりました。

そして、前側が異常に軽くなった。

 

手術も絡んで二か月以上も自転車に乗れずに鈍った身体なのに、意外と高いギアで巡航してました。

上三枚まで使いかけていたと言えば伝わるでしょうか。

それくらいスムーズに加速していけます。

タイヤはKingzydecoに使っていたグラベル用H/TのPirelli cinturato gravel Hの35cです。

ホイールはSCOPE R4.Aです。

そう、RSL62よりも重い構成。

それで非常にスムースネスに走れたんですよ。

スプロケ付け替えるの面倒だけど、RSL62でも試してみたくなりました。

 

今度のSRAMの1xシステムは凄い。

スプロケも、REDは高かったのでFORCEで買いましたがこんなに大きなギアで13速もあるのに346gと重量が抑えられていて、スプロケそのものもそんなに重くないのが凄いです。

これがREDになると、10-46Tでも288gまで軽量化されて凄まじいの一言です。

ちなみに、10-33T 12速スプロケは212gしかありません。

シマノのように、ギアがバラけない一体型のスプロケなので維持費が…と心配されるかもしれませんが、私自身の使い方でシマノのスプロケは摩耗して交換した事がありますが、SRAMの10-33Tスプロケも48/35Tのチェーンリングも未だに交換せずに使えています。

使い方や維持の仕方で一様に言えない難しさはあるものの、私個人で限って言えば倍の距離走ってもまだ使えています。

それはチェーンも同様です。

なので、維持費で考えてもSRAMの方が部品代が高いとは言っても、ランニングコストで言えばそう変わらないのが実感です。

だからといって手放しでおススメはしません。

SRAMが苦手できちんと組めるショップさんが少ないと思われるからです。

 

ちゃんと組めるショップでお世話になるなら、SRAMはもはや二番煎じなメーカーではないと個人的にはそう強く思います。

自転車のロードレースに関する数々のレギュレーションなどを取り決める機関でもある「UCI」

そのUCIが新たな技術規制を発足させる動きをみせているらしい。

それは様々なネット記事で確認できます。

 

まずは、ハンドル幅を400㎜までとする規制を出すようです。

これは、小柄な選手には激しいハンデになるのでは…。

本当に平等の名のもとに決定されたルールなのか?

甚だ疑問しか感じない。

そういうハンドル幅が狭い製品を数多くリリースしていないメーカーはダメージが小さいが(ダメージがない事は無い)

エアロ性能重視で開発した新規製品を出したばかりのメーカーなどは直撃で痛手だろう。

また、そういうアイテムを組んでる競技車両は再びメカニックやその機材に慣れたライダーに負担を強いる事になる。

本当にこんな規制が要るのだろうか?

 

次に、フォーク内幅の寸法を115㎜までとする規制を出すらしい。

これは、一部のエアロロードは新しい空力的な発想でリリースされた製品があるのはまだ記憶に新しい気がします。

そういうフレームを買った人で、UCIレギュレーションに則ったレースに出場予定の人はモロに大打撃。直撃。

全てが供給されるプロライダーなら話しは別ですが…それでも、供給元のダメージは大きいですが。

ハイアマチュアと言われる、成績も優秀で厳しいトレーニングを積んでいる自腹で機材を用意しなきゃならない選手にとっては、次のレース出場までに機材が調達できるのかどうか?

という状況も発生しかねない程の変更。

本当にこんな規制が要るのだろうか?

 

次に、クランク一回転あたりタイヤが転がる距離が10.46mまでという規制が出されるらしい。

これって、モロに忖度してない?

このルールで大打撃を受けるのは、SRAM一社のみ。

SRAMはロードレース用グループセットで、唯一トップ10Tを軸にしたギア構成を売りのひとつとしているメーカー。

カンパニョーロも新型でトップ10Tをリリースしていますが、11Tのスプロケも出しているようなのでカンパニョーロの方は実質ダメージはゼロではないだろうけれど、SRAMのように大打撃ではない様子。

独り勝ちなのはシマノ。

シマノがリリースしている54Tというチェーンリングで、トップ11Tのギア比だと10.46mを超えない。

既存のグループセットのままで何ら問題ない。

何か不可思議な力でも働いているかのような錯覚を覚える。

気のせいかもしれないけどw

リドルトレックというレーシングチームが、最近はSRAMの1xで競技車両を組んでいます。

SRAMが「グラベルロード向け」という体で発売した新型のXPLRというグループセットがあります。

まるっきりこれでTREKの競技車両を組んでいるわけではないんですけど、それぞれのパーツを流用して組んでいるようです。

こちらは1xシステム(フロントシングル)を基軸とし、従来の12速規格のままホイールのスポークが内側へ逃げていく構造的クリアランスを利用して、46Tというローギアを内側に一枚増やして13速としたグループセット。

これに、54Tのチェーンリングを組むと…

トップは5.4となり、最高速を稼ぐ際には有利な武器となる。

ロー側は1.173913…というギア比となり、奇しくも40/34の1.17647…というギア比も賄える絶妙なギア構成。

トップ~10速目までは、アウターで踏んでるのと全く同じギア比。

ロー~11速目までの3速は、インナーで踏んでいるのと似たギア比で最も低いギア比はインナーローと同等のギア比。

低い方のギアで踏む場面は、多少ギア比が飛んでも細かな刻み方と比べれば確かに違うけれど実際に乗れば気にならない程度の踏み加減で、全く問題なく走れる巧妙なギア比だと私は思います。

 

これがプロなら、チェーンリング54Tのまま従来のREDスプロケである10-33Tでも問題なく乗れるでしょう。

 

それはともかく、趣味で乗る人間でも意外とトップまで踏めちゃうんです。

私の場合は、52Tと同等換算になる48Tで乗ってますが、これが意外とトップ10Tでも回せます。

なんででしょう?

52T組んで乗っていた事がありますが、52T組んでいた時より高いギアでも走れちゃうんです。不思議。

それは何故なのかは説明できるだけの語彙力を持たないので、実際に4年使った感想で申し訳ありませんが…実際にそうなんです。

 

従来のグループセットよりも、チェーンラインが2.5㎜外に出るXPLR(チェーンステーの寸法にもよります)

グラベルロード用なのに、高い方のギアで適正なチェーンライン(より真っすぐに近づくという意味で)を狙ってる時点で、グラベルロード向けという体ですが、実際にはまだロードレースではあまり根付いてないけれど、ロードレース向けに開発したのでは…?と、素人ながらに妄想が捗るんですけれど、そうじゃないかと思える構成。

 

そして、リドルトレックの選手がステージ優勝やポイント最多勝などを近々のレースで獲得しているのは記憶に新しいです。

 

なんで規制するんだろう。

カンパも作ってんだから、某社もトップ11Tに拘らずに10T構成つくりゃいいじゃん。

それだけの話しじゃないんw

なんで規制に繋がるんだろう。不思議。

 

Gen8 MadoneにXPLR組もうかなと考えています。

UCI規制で思い切り情勢が変わってSRAMがトップ10Tの製品を作らなくなったら嫌だからです。

一度、体験しておきたいと思った次第です。

 

私の場合、XPLRになるとチェーンリングを50Tまで大きくできます。

それでもローギアは50/46となって、1.086956…となります。

今乗ってる2xは、48/35Tのチェーンリングなので、最も低いギア比は35/33で1.060606…となります。

つまり、今フロントダブルで乗ってるのと似た感覚で乗れちゃうわけです。

なんでそんな低いギア要るの?

って言われると、具体例をあげると木器のあたりで食事を摂ったあとすぐに大坂峠を登らないと帰れないコースを走ったりするからですw

あそこ、登りが苦手な私にとっては短い峠ながら嫌な勾配の組み合わせなんですw

 

そんな時に、35/33というローギアはとても助かりますw

それに近い乗り方ができて、最高速側の方は妥協せずに済む1xシステム。

そして、巡航の際に最も使う10速~中間あたりのギア比は今乗ってるのとほぼ変わらないギア比。

そこは48Tのチェーンリングにすれば、全く同じギア比です。

ただ、50Tは前から試したかったのでどうせ組むなら50Tという気持ちです。

 

REDしかリリースされていなかった時期は、買い替えるパーツが少ないとは言えそこそこ高価。

(チェーンリングとスプロケとリアディレイラーだけとは言え約27万円)

しかし、先日の発表会でFORCEが出ました。

これだと、約17万円で実現します。チェーンリングはREDの1xエアロ50Tでもそのお値段。

気になる重量はほとんど変わりません。トータルで100gくらい重くなるだけ。

シフトレバー他は、SRAMが大事にしてくれている互換性があるので全く問題なく組み替えできます。

私が使っているのはD1という初期モデルですが、後発もモデルでも動作は完璧に対応してくれています。

 

3モデルで3つのホイール使いまわしがきく良い環境を整えておいて、こんなカスタムするのは本末転倒ですが…

UCI規制が発足されて情勢が変わるようなら、売ってるうちに組んでみたいという衝動があります。