FET差動バッファ式USBDACのフィルタをベッセル型に変更しました。
カットオフ周波数は38kHz、フィルムコンデンサはWIMA6800pF、インダクタはFT50#75を使用した自作3.3mHでローパスフィルタを作成しました。(6000pFのコンデンサがないので6800pFを使用しています。)
第一印象は、高い周波数帯での群遅延がないためでしょうか、高域がきらびやかに聞こえます。低音は若干少なくなった気がします。FT50#75の2スタックにした方が低音が伸びるかもしれません。
設計段階からノイズがどうなるか気になっていましたが、ノイズぽっさは全くありません。
エージングでどう変化するか、もう少し聞いて見ます。
2024年3月3日 追記
読みやすいように、ベッセル型LCフィルタの作り方(中間報告)で記載した一部をこちらに転記します。
フィルタをFT50#75 2スタックに変更しました。
使用している機器は、iPhone ➡ USBアイソレータ ➡ FET差動バッファ式USBDAC(ベッセル型LCフィルタ改) ➡ FET式差動バランス型ヘッドホンアンプ2017年版 ➡ ゼンハイザーHD650(バランス改) です。なお、AKIDACはペルケ式をTCXO版に改造しています。
これで聴いた感想は、高域はもちろん低域も良く出ていますし、さらに音が壮大に広がるようになりました。なかなかいい感じです。
中森明菜 ー フォークソング2~歌姫哀翔歌から「なごり雪」を聞いています。3分2秒、3分8秒くらいにディレイ(やまびこ)が入っていることを初めて認識しました。10数年も聞いていましたが今まで聞こえていませんでした。ベッセル型LCフィルタに変更したことにより、より多くの情報が聞き取れるようになりました。
なお感想は、プラシーボ効果により誇大に表現されていますのでお気を付けください。