ぺるけ式AKIDAC(カットオフ周波数を考える) | radionojikanのブログ

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 ぺるけ式AKIDACに接続するLCフィルタのカットオフ周波数をいくらにするべきか、いろいろ調べていました。

 PCM2704のデータシートでは、PCM2704/5/6/7は、128fSの2次マルチビットノイズシェーピングによるオーバーサンプリング手法を採用したDACを搭載している。と書かれています。

 33kHzを基準にすると4倍オーバーサンプリングになります。

 オーバーサンプリングによるノイズについては、上記、群馬大学の資料に照らすと、ナイキスト周波数は64kHzなのでエイリアシングはこれ以上に出現することになります。ぺるけさんの実測では、「ノイズの多くは80kHz以上の帯域に分布し、20kHz~80kHzの範囲にも若干存在する、ということがわかります。」と書かれています。また、なべの雑記帳様の記事では、カットオフ周波数87kHzのベッセル型LPFをつけているとのことです。

 ノイズ除去を重視するか、群位相遅延阻止を重視するか、設計思想に基づいてカットオフ周波数とフィルタタイプを決定することになると思われます。今回は、fc=38kHzでノイズ除去範囲を広くとるとともに、ベッセル型で群位相遅延を少なくすることにしました。

 

 この条件でシミュレートすると、L=3.333mH C=6.004nFになります。コイルはFT50#75に35T巻けば作れそうです。6.0nFのフィルムコンデンサは手持ちがないので調達しないと作れない。フィルムコンデンサを探してみることにします。

 

 これは、素人の実験なのであまり参考にしないでください。