百貨店の通販事業としては突出したもので、高島屋は後述のディノスとともに、70年代から80年代にかけての通販の成長に指導的な役割を果たしたのです。
それからも通販の源流だったカタログ通販は、通販の本流として酒々と流れていたのですが、下って90年代にはいると、その川幅が次第に狭まってきます。
高島屋が年7回発行していた『くらしのパスポートニュース』の発行部数も、90年の1回平均200万部をピークに漸減して行きました。
三越のカタログも、先行する高島屋と同じ右肩下がりの道を辿ります。
昔も今もベースは「紙」スペシャル、カタログへの流れそれは総合カタログ全体の流れでもありました。
なんでも揃う総合カタログは、それだけですべての商品を購買できる、いわゆるワンストップ・ショッピングが「売り」でした。
しかし、顧客の目が自分の好みに特化した商品に向けられるようになると、それでは物足りなくなります。
そこでこぞって総合からスペシャルへと、商品や訴求対象を細分化する方向を目指したのでした。