角川シネマ有楽町で観てきました。

この作品もオスカー候補になったミシェル・ウィリアムスに注目が集まりますね。

マリリン・モンローという稀代のキャラクターを好演していますが、私としては彼女はもっと生活臭がある役柄の方がどうも似合う気がしてなりません。

ブルー・バレンタインやブロークバック・マウンテンのような。


ケネス・ブラナーのオリヴィエが素晴らしいですね。

オリヴィエの再来と言われた彼が演じるということで水を得た魚のよう。


当時は年の離れた若い女優が相手役をやるのが当たり前だったんですよね。

そうしたことを含めて映画界の浮世離れした所や当時の撮影所の裏側を垣間見られるところが興味深い。

「ナイン」でも見られましたが、比較してみると面白いです。


脇も新旧織り交ぜた芸達者が固めていますね。

旬を過ぎた女優というイメージなのでしょうが、ジュリア・オーモンドのしわの深くなった姿に時代の流れを感じました。



有楽町の日劇にて観てきました。

認知症に苦しんでいる現在の彼女を中心に過去の栄枯盛衰を映し出す手法が成功していますね。

鉄の女と言われた彼女の今の悲しげな姿が際立ちます。


オスカー受賞のストリープの演技は正に圧巻の一言。

これだけの幅のある役柄を年代毎に演じ分けたこと、これまでの実績を含めて女優という職人ですね。

そこまでの域に達している人は稀だと思います。

この作品自体の演出も職人的でそつがない。

極めて優秀な作品と言えるでしょう。


丸の内ピカデリーで観てきました。

反対側の日劇はスターウォーズ3Dの影響かかなりの盛況だったようですが、こちらは比較的年配の観客を集め大人しいものでした。

スピルバーグと言えど、少し地味な印象だからでしょうかね。


しかしながら、このヨーロッパの演技派を揃えたキャストのアンサンブルはある意味豪華と言えます。

ピーターミュラン、エミリー・ワトソン、デヴィッド・シューリスの共演シーンなんて贅沢じゃないですか。

イギリスの至宝だと思います。

他にもフランスのニエル・アレストリュプ、近作「サラの鍵」でも演じたような温厚な祖父役がいいですね。

今年の「預言者」ではがらりと違う役柄を見せてました。

兄弟のドイツ兵役のデヴィッド・クロス(「愛を読む人」が忘れ難いですね)が演じるエピソードはこの作品の中で最も悲劇的な場面。

後半にジョーイの射殺を思いとどまる役のエディ・マーサン、今回は好人物を演じてますね。

「アリス・クリードの失踪」が本当に素晴らしかった。

小さな役でもどんな俳優が出ているか、目を皿のようにして探してしまいましたね。


ただそれぞれの演技は型からはみ出すことなく、予定調和的で少し物足りないというか。

これだけの役者を使いこなせているかというと少し疑問ですが…

作品の出来としてはまずまずといったところでしょうね。