4月25日に開催される「第2回 グランドダイヤモンドトレイルラン(46km)」まで、残り3週間となりました。先週末の25kmトレイルでは累積標高1,580mを走りきりましたが、水切れという課題が残りました。今回はその反省を踏まえ、レース本番に向けた最大負荷の練習として30kmロング走を計画しました。

当初は4月4日(土)の実施を考えていましたが、1日中雨の予報だったため、転倒リスクなどを避けて天候が回復した4月5日(日)にスライドして実施しました。

AIが提案する練習の課題とプラン

今回の練習を組み立てるにあたり、気象予測、レースまでの残り日数、そして前回までのトレーニング内容とレースに向けた課題をAIに伝えました。AIから提案されたプランは以下の通りです。

  • AIへのインプット:気象予測(4/4雨、4/5晴)、レース3週間前というタイミング、前回の水分不足の課題。
  • 主要テーマ
    • 30kmという距離を動き続ける持久力の向上と、補給・水分の最終テスト。
  • 練習内容
    • 累積標高1,000m程度の山道を含む30km走。
    • 全体の8割を「ゾーン2(心拍数143bpm以下)」で走り、脂肪をエネルギーに変える能力を高める。
  • 「締め走」のルール
    • ラスト3kmの平坦な道で、レースペース(4:40〜4:50/km)まで出力を引き上げる。
  • 補給の徹底
    • ウォッチのタイマーを使い、45分ごとに必ず補給食を摂る。
    • 水分は1時間あたり400〜500mlを目安に、計画的に摂取する。

トレーニングの実施と主観的な結果

2026年4月5日、AIに提案されたプランに沿って30.65kmを走りました。

 

行楽日和の北山貯水池

 

  • 実施データ:距離 30.65km / 累積標高 1,325m / 行動時間 4時間13分
  • 天候:晴れ。絶好の行楽日和。
  • 環境:山の上は涼しく走りやすかったですが、平地に降りてからは18〜19度まで気温が上がり、暑さを感じました。
  • 装備:シューズは「On Cloudvista 2」を選びました。後半の河川敷でのスピード走行を考え、ロードもトレイルも走れるオールマイティなモデルです。ザックは「Salomon Active Skin 8」を使用しました。
  • 経過
    • 10kmまで:慣れたトレイルでしたが、登山者が多くペースは細かく上下しました。
    • 10〜16km:「奥池北端から縦走路逆瀬川分岐」までの区間は今回のトレーニングプランに合わせて初めて選んだ区間です。大藪谷付近の谷間を縫う区間は気持ちよかったですが、想定以上に厳しい上り下りが続き、特に14〜16kmの小笠峰登山口から六甲縦走路に入るまでの急登が苦しくてリズムを崩しましたが、無理に走らずパワーハイクで耐えました。
    • 16〜23.5km:東六甲縦走路の下り基調のトレイルは慣れたコースなので、足への負担を抑えつつ、スピードを維持して走ることができました。
    • 23.5〜27.5km(締め走):武庫川河川敷の平坦な区間です。向かい風が強くやや苦しみましたが、キロ4分40秒台を意識して出し切りました。

大藪谷の谷間

 

中盤以降はずっときつかったですが、特に初めて利用した中盤区間の上りが厳しかったです。また、計画していた塩分タブレットを家に忘れてしまったのは、本番に向けた反省点です。

 

小笠峰の急登からの眺め

 

データと主観に基づくAIの分析結果

走行後のウォッチのデータと、主観レポートをAIに入力して得られた分析結果です。

  • 地形適応と身体負荷
    • 累積標高1,325mを完遂。当初予定の1,000mを上回る過酷なコースだったが、最後まで走りきれたことは大きな自信となる。
    • 有酸素TE 5.3(オーバーリーチング) を記録。レース本番に匹敵する、極限まで追い込んだ練習となった。
  • 補給システムの評価
    • 合計1.6Lの水分を摂取(1時間あたり約376ml)。暑い環境下でも、後半の失速や足のつりを防げたのは、この計画的な水分摂取のおかげ。
    • 動きながら固形物を問題なく消化できており、内臓の状態も良好。
  • 締め走のデータ分析
    • 27km地点という疲れがピークの状態で、心拍165bpmピッチ172spmまで引き上げ、4分50秒/kmを維持。
    • これは、脳が防衛反応で抑えようとする力を上書きし、疲労した筋肉を動かす訓練として非常に価値のあるデータ。

Stravaのアクティビティ

練習後の状況と今後の展望

今回の30km走を終え、本番に向けた追い込み練習はすべて終了しました。AIの指摘通り、ここからは調整期間に入ります。数日間は疲労回復に集中し、その後も短めのトレイル走やジョグで調整し本番に備えます。

 

 

六甲縦走トレイルラン(38km)から2週間が経過し、疲労は回復しました。次の目標は、4月25日の「第2回 グランドダイヤモンドトレイルラン2026(46km/累積標高2500m)」です。

レース本番を見据えて、下りに耐える脚力の強化と、補給の練習を行いました。

AIが提案する練習の課題とプラン

今回の練習を実施するにあたり、まずはAIを活用して課題やプランをまとめました。AIが提案してきた内容は以下の通りです。

  • 主要テーマ
    • 「縦の動き」に対する特異的筋持久力の強化(本番の過酷な累積標高に耐えうる下りでの着地衝撃耐性の構築)
    • 補給の「システム化」によるエネルギー管理(感覚に頼らず機械的な補給を行うことで、後半の出力低下を防止)
  • 取り組む具体的課題
    • 45分ごとの定時補給(ウォッチのタイマーを活用し、補給食を厳格に摂取)
    • 神経系を鍛える「締め走」の導入(トレイル走のラスト3〜5kmで、あえて平坦なロードをレースペースまで引き上げる)

トレーニングの実施と主観的な結果

上記のAIのプランにしたがって、六甲山頂を往復する25kmのコースを設定してトレーニングを実施しました。

コースは、ゴロゴロ岳から奥池に入り、東おたふく山経由で魚屋道から一軒茶屋へ抜け、六甲山最高峰を目指します。3月下旬のこの日、天候は晴れでしたが、春特有の霞がかかっており、大量の花粉の飛散が予報されていました。今回の装備は、ランニングベルトに500mlのフラスク1本と補給食を持参しました。

 

 

前半は、AIの提案通りにウォッチのタイマーを活用し、45分ごとに補給食を摂取するルーティンを着実に実行しました。特にトラブルなく順調に六甲山頂に向かいました。

しかし、15km付近でトラブルが発生。山頂手前の一軒茶屋で予定していた自販機での水分補給ができませんでした。理由は単純で現金を持ってくるのを忘れたためです。途中で気づいていましたが、スマホ決済が使えることを期待してそのまま進みました。現地で改めて確認しましたが、やはりスマホ決済には対応していませんでした。仕方なくそのまま下山し、奥池で別の自販機でも確認しましたが、ここもスマホ決済は未対応でした。

 

 

結果として、21km地点(鷲林寺町の交差点の自販機)でようやくコーラを補給するまで、長い区間で水分を絶たれることになりました。脱水症状には至らなかったものの、後半にかけて急激に脚が重くなり、パフォーマンスの低下を感じました。

また、コースの都合上、理想的な平坦区間ではありませんでしたが、22km以降で意識的にペースを引き上げ、課題であった「締め走」の感覚については少しだけ確かめることができました。

 

Stravaのアクティビティ

 

データと主観に基づくAIの分析結果

帰宅後、ウォッチのデータと上記の主観的なレポートをもとに、AIを使って分析したレポートは以下の通りです。

客観的数値データ

  • 生理学的負荷: 有酸素TE 5.3(オーバーリーチング)、無酸素TE 3.2。レース本番に匹敵する極限の負荷。
  • 心拍ゾーン: 50%(約1時間53分)が乳酸閾値ゾーン(155-163bpm)に滞在。想定以上の高出力駆動。
  • 締め走の痕跡: ラスト3kmのラップが段階的に向上(5:47 → 5:07 → 4:55/km)。
  • バイオメカニクス: 平均ピッチ149spm、平均ストライド81cm。

AIによる統合分析とアドバイス

  • 「水切れ」と「高心拍」の相関(カーディアック・ドリフト):
    • 乳酸閾値ゾーンの滞在が長かった要因は、斜度だけでなく「軽度の脱水」による心拍数の上乗せ現象。
    • 水分不足による血液の粘性上昇が、筋肉への酸素運搬を阻害し「脚の重さ」を招いたと分析。
  • 補給のシステム化の有用性:
    • 45分毎の強制摂取が、エネルギーの谷間を作らず、RPEを7にコントロールできた最大の要因。
  • 神経系トレーニングとしての評価:
    • 水切れと筋肉疲労がある中で、意図的に出力を上げたラスト3kmは、心理的リミッター解除に極めて有効であった。

課題別の達成度

  • 課題項目:特異的筋持久力の強化
    • 評価:◎ 達成
    • 振り返りと教訓: 累積1,580mの過負荷により、46km本番に向けた「強靭なシャーシ」を構築。
  • 課題項目:補給の「システム化」
    • 評価:◎ 成功
    • 振り返りと教訓: タイマー管理による定時摂取を完遂。前半の安定感により有効性を実証。
  • 課題項目:神経系の「締め走」
    • 評価:〇 概ね達成
    • 振り返りと教訓: 理想のコースレイアウトではなかったが、疲労下でのペースアップを脳に学習させた。
  • 課題項目:水分マネジメント
    • 評価:△ 課題発見
    • 振り返りと教訓: 自販機(不確実な外部要素)への依存リスクが露呈。本番に向けた最優先改善事項。

練習後の状況と今後の準備

AIからの指摘のとおり、水分補給については準備と計画の甘さが課題として浮き彫りになりました。レース本番ではザック(Salomon Active Skin 8)を活用して確実に1L(500mlフラスク2本)の水分を確保するつもりですが、レースを想定して10km以上を走る練習においても、本番仕様で準備と計画が必要だと実感しました。

来週末は、改めてレース3週間前のピーク・ロング走となる30kmを計画しています。

 

六甲縦走トレイルランを走り終え、レースの疲労は思いのほか早く抜けました。筋肉痛や関節の痛みもなく、体調は良好です。

六甲縦走での経験を土台に、今後挑戦するレースやレベルアップのために取り組む内容について、AIを使って整理しました。そしてまずは、秋のウルトラトレイルへの挑戦と、冬のロードマラソンでの「サブ3.15」達成を最終目標に据えることにしました。

 

短期目標:春の2大トレイルレース

  • 第2回 グランドダイヤモンドトレイルラン(2026年4月25日 / 約46km / 累積標高 約2,500m)
  • 第9回 能勢妙見山パワートレイルラン(2026年5月23日 / 37km / 累積標高 2,600m+)

中長期目標:シーズン後半の展望

  • 夏〜秋(9月・10月):60km〜100km未満のロングトレイルへの挑戦
  • 冬(10月後半〜翌3月):ロードレースへ完全移行(西宮武庫川ハーフ、神戸マラソンなど)。フルマラソンでサブ3.15達成を目指す。

春のレースの位置づけと課題

秋のロングトレイルを攻略するため、春の2レースを単なる大会としてではなく「弱点克服のテスト環境」と位置づけます。春から冬にかけて「山での筋力強化」と「ロードでのスピード維持」を段階的に切り替えていく方針です。

  • 補給のルール化(脱・感覚依存)
    • 45分ごとに糖質25g〜30gを機械的に摂取します。六甲縦走で見られた「エネルギー供給の谷間」による失速を徹底して排除する。
  • 特異的筋持久力の強化
    • 能勢妙見山の高傾斜を利用し、登りの「パワーハイク」と下りの「エキセントリック耐性(着地衝撃耐性)」を磨きます。100km級レースの後半でも脚を残せる筋肉のベースを作る。
  • 心理的リミッターの解除
    • 疲労下でも意図的にペースを上げる成功体験を積み、脳が防衛本能で出力を抑えるのを防ぐ。

練習プランのフェーズ分け(ピリオダイゼーション)

目標達成に向け、現在の拠点からアクセスの良い六甲山系や武庫川河川敷を活用し、5つのフェーズでトレーニングプランを構築しました。

  • Phase 1(3/20 - 3/31):基礎・回復
    • ロードでの低強度有酸素走(心拍ゾーン2)が中心。山は控え、神経系を落ち着かせる。
  • Phase 2(4/1 - 4/12):筋持久力・補給
    • 週末に20〜25kmのトレイル走を実施。45分毎の補給テストを行い、最後にロードで「締め走」を入れる。
  • Phase 3(4/13 - 4/25):テーパリング
    • 走行距離を半減させ、4/25のグランドダイヤモンドへ向けて調整する。
  • Phase 4(4/26 - 5/10):垂直強化
    • 階段や急登(栂尾山・摩耶山等)でのパワーハイクと、下りのスピード練習を行います。
  • Phase 5(5/11 - 5/23):最終調整
    • 疲労を抜き、5/23の能勢妙見山へ臨みます。

このプロセスにおいて、練習のラスト数キロでレースペース(4:40〜4:50/km)に上げる「締め走」を導入し、疲労下でのスピード発揮能力を脳に学習させます。また、回復期にはクッション性の高いシューズを選び、微細なダメージを最小限に抑えるなど、ギアの選択も重要なファクターとなります。

3連休のリカバリー実践記録

Phase 1の初期段階として、3月20日からの3連休は六甲縦走のリカバリーとPhase 2への準備期間に充てました。

テーマは「山には入らず、着地衝撃をコントロールしながら有酸素ベースを再構築し、スピード感覚を取り戻す」こと。主観的な「疲労感ゼロ」と、組織的な「完全修復」にはタイムラグがあるので、腱や靭帯、深層筋のダメージを考慮し、クロストレーニングを組み合わせて着地衝撃を制御するのがAIの提案でした。

 

3月20日(金):フラッシング・ジョグ

  • メニュー: 10km 〜 12km ロードジョグ(心拍ゾーン2)
  • 実施内容: 河川敷を約10km。平均ペース 5:05/km。
  • 感想: 足の疲れは少しあるが痛みはなし。気持ちよく走れた。
  • AIの分析と評価:
    • 心拍コントロール: 平均143bpm。ゾーン2滞在時間81%を達成。老廃物を洗い流す「フラッシング効果」を最大化。
    • 神経系の再適応: 平均ピッチ174spmを維持。トレイル後の「動きの鈍重化」を防ぎ、高い回転数を脳に再学習させた。
    • 機材選択: Cloudmonsterの選択により、微細な筋損傷への衝撃を保護。

3月21日(土):クロストレーニング

  • メニュー: 室内バイク 45分 〜 60分(心拍ゾーン1〜2)
  • 実施内容: 56分間集中して実施。
  • 感想: ジョグに比べ疲労はないが、太ももやふくらはぎに良い刺激が入った。
  • AIの分析と評価:
    • 衝撃ゼロの有酸素刺激: 着地衝撃を完全に排除しつつ、筋ポンプ作用で血流を促進。有酸素TE 2.1と理想的なリカバリー負荷。
    • 完全なリカバリー領域: 平均113bpm。ゾーン1(128bpm未満)に98%滞在し、ダメージ修復に専念できた。

3月22日(日):有酸素ベース + 神経系刺激

  • メニュー: 15km 〜 18km ジョグ + ラスト2km「締め走」
  • 実施内容: 18.43km。10km(Z2) → 2km(4'34", 4'37") → 6km(Z2)。
  • ユーザーの感想: 中盤で2km走を実施(フラットな路面優先)。心拍150程度を意識した結果、設定より速くなったが適度な負荷で充実感あり。
  • AIの分析と評価:
    • 自己アレンジの適正: コース特性(河川敷)に合わせ、中盤にスピード区間を持ってきた判断を「コースマネジメントの正解」と評価。
    • 内部負荷(心拍)基準の制御: タイムではなく「心拍150」という心肺負荷を基準にした走りは、LT値手前の質の高い有酸素刺激となった。
    • フラッシング効果: ペースアップ後の6kmジョグにより、発生した疲労物質をその場で洗い流すことに成功。

次なるフェーズへ

この3日間の集中練習により、ジョグとバイクの組み合わせで組織的なダメージ修復が促進され、六甲縦走の深層疲労は回復したと思います。

「締め走」も経験し、次週からのPhase 2への土台が整いました。週末の20〜25kmトレイル走を通じ、課題である「補給のルール化」に実践形式で取り組んでいきます。