奈良県葛城市をスタートとし、和歌山県橋本市をゴールとする 第2回 グランドダイヤモンドトレイルラン2026 に出走しました。距離48km、累積標高約3,200mのタフなコースです。

 

レース数日前の練習で左足を攣るトラブル があり、不安を抱えた状態でのスタートとなりました。今回は、この状況で完走を目指して事前のAI分析に基づくレースプランおよび補給プランをどこまで実践できたかの記録をまとめます。

AIが提案するレースの課題とプラン

レース前日、足の不安要素やこれまでの経験を踏まえ、AIを活用して具体的なレースプランと補給戦略を構築しました。

これらの情報をもとにAIが出力した、レースの攻略プランは以下の通りです。

  • タイム設定の保守化
    初めてのコースであること、足の不安、後半の長い下りを考慮し、「8時間30分〜9時間」という安全マージンを取った保守的なタイム設定でシミュレーションを行う。
  • ペーシング戦略
    • 登りは無理をせず心拍160bpmを目安にし、歩きも交えて進む。
    • 緩い登りや平坦区間は心拍150bpmまで許容して走る。
    • 下りは足運びと膝への負担に気をつけながらペースを稼ぐ。特に序盤の急な下り(エキセントリック負荷)から前ももを守ることを意識する。
  • 補給のシステム化(45分ルール)
    • ウォッチのアラームを活用し、45分ごとの定時補給を機械的に徹底する。
    • アラームのタイミングで、毎回塩分タブレット1粒と水(一口多め)をセットで摂取する。
  • 区間別の補給戦略
    • 第1ステージ(スタート〜水越峠・15km):胃腸が動くうちに羊羹(固形物)を消化。大和葛城山周辺で、その後の急な下りに備えてアミノバイタル青を投入し前ももを守る。
    • 第2ステージ(水越峠〜行者杉・26km):コース最大の難所である金剛山(標高1,125m)への過酷な急登でアミノバイタル赤を使用し、脳へ素早く糖質を届ける。長い下りに向けて再びアミノバイタル青を投入。
    • 第3ステージ(行者杉〜一本杉・41km):35km地点から始まる「ラスボス」の登り直前にANDO(飲めるあんこ)で血糖値をスパイクさせ、登りの中盤で最後のアミノバイタル赤を流し込む。
    • 第4ステージ(一本杉〜ゴール・48km):林道の下り区間で集中力を切らさないよう、最後の羊羹またはエイドのコーラ等で糖質を送る。

レースレポート

レースは午前8時にスタートしました。最終的な結果は、タイム8時間0分29秒、速報順位24位での完走となり、結果的には事前のタイム予測(8時間30分〜9時間)を上回るペースで走り切ることができました。

 

スタート前:到着から準備

最寄り駅の始発電車で向かいましたが、会場(葛城市 農林漁業体験実習館前)への到着は受付終了ギリギリの7時35分頃でした。事前に上着を脱げばすぐスタートできる服装で向かったため、開会式の挨拶を聞きながら準備を整えました。直前の練習で攣った左足の太腿には念のためテーピングを施して臨みました。

 

スタート会場

 

スタート〜第1エイド(水越峠・約15km)

スタート直後から上り坂が始まりました。最初の12km付近にある葛城山までは、登り基調でありながら「下ってはまた登る」を何度も繰り返します。登りのたびに先の見えない丸太階段が現れ、序盤からメンタルと足腰を削られます。ここで心拍を上げすぎないようウォッチを確認しながらペースを配分しました。

葛城山頂付近でようやく視界が開け、見晴らしの良い高原に出ます。ここからはひたすら急斜面の下りです。何度も階段を登らされた後の急下りは膝へのダメージが大きく、前半で足を使いすぎると後半が厳しくなると実感しました。

スタートから約2時間半で第1エイドの水越峠に到着。結果的に、この最初のエイドまでが最も長くアップダウンも激しいため、ここまでのレース運びが全体の展開を大きく左右するポイントになります。

  • 補給: SOYJOYや羊羹などの固形物を中心に摂取。葛城山からの下りに向けてアミノバイタル青を投入。気温の上昇に合わせてアームカバーを外しました。エイドではコーラ、バナナ、わらび餅などを補給。
葛城山頂付近
 

第1エイド〜第2エイド(ちはや園地・約21km)

第1エイドを出るとすぐに、コース最高峰の金剛山(標高約1,125m)への急登が始まります。序盤は整備されたロードや砂利道の比較的緩やかな登りですが、山道に入るとひたすら階段の登りが続きます。

第2エイドまでの距離は6kmほどですが、この時点で累積標高は全体の半分を大きく超えます。約4時間弱で第2エイドに到着。標高が上がり日陰の林道では体が冷えるため、外していたアームカバーを再度装着しました。

  • 補給: 羊羹系を中心に摂取。エイドではコーラ、バナナ、団子などを補給。
  • トラブル: 登りの途中で、Pulse Beltに入れていたスマホが汗で誤作動を起こし、パスワード入力エラーが重なって5,000秒以上のロックがかかりました。カメラもポッドキャストも起動できなくなったため、ここからはイヤホンを外し、環境音と自分の走りに集中することに切り替えました。
金剛山頂付近
 

第2エイド〜第3エイド(行者杉・約26km)

エイドを出てすぐの建物でトイレを利用。ここから次のエイドまでは約5kmと最短区間です。下り基調ですが登り返しも多く、平坦な区間は足を止めずに走るという動作の繰り返しになります。スマホが使えなくなったことで逆に走りに集中でき、登りは無理せず前のランナーに付き、平坦と下りでしっかり走って追い抜くというリズムを構築できました。第2エイドから1時間弱(スタートから5時間弱)で次のエイドに到着。

  • 補給: ANDOやスポーツようかんなど、ジェル系の羊羹に切り替え。エイドでは気分を変えて飲み物は麦茶にし、バナナ以外に塩分を求めて梅干しやせんべい系を補給。

第3エイド〜第4エイド(紀見峠付近・約32km)

山道のアップダウンを抜けると、ひたすら急激な下りの区間に入ります。一気に山を下り切るような感覚ですが、まだ30km地点でありゴールまで20km弱残っているため、膝を壊さないよう注意深くスピードを維持しました。得意な下り区間だったため、ここで何人かのランナーをパスしています。

見晴らしの良い集落を抜け、南海高野線の紀見峠駅近くにある第4エイドに到着。金剛山付近(標高約1,100m)から標高約250mまで一気に降りてきたため、かなりの暑さを感じました。

  • 補給: エイドではコーラ、バナナ以外に、疲労から塩分の強いものが欲しくなり、梅干し、せんべいなどを補給。

第4エイド〜第5エイド(一本杉・約41km)

緩やかな舗装路の登りから砂利道を経て、再び急傾斜の山道に入ります。ここから標高約900mまで登り返す後半の急登が、正直なところレース中最もキツい登りでした。とにかく足を止めずに歩き続けました。

800mほど登り切った後も緩やかなアップダウンが続きます。前日までの雨で道がぬかるんでおり、泥に足を取られないよう進むのが地味に体力を削ります。ここで疲労から後ろのランナーに抜かれましたが、走れる区間は極力走ることを意識して持ち堪えました。標高が上がり再び体が冷え、軽い胃の気持ち悪さを感じました。

  • 補給: スポーツようかんとアミノバイタル青。胃が受け付けにくくなってきたため、水と一緒に少しずつ無理やり飲み込みました。第5エイドではバナナと梅干しを軽くつまみ、すぐに出発しました。

第5エイド〜ゴール(エコパーク紀望の里・48km)

最後はひたすら下りです。足のダメージは限界に近く、走るというより、重力に逆らわずに自然と進む感覚で足をもつれさせないように前に出しました。

ほぼロード区間となり、視界が開けてゴール付近の町並みが見えてきたタイミングでは既にスマホのロックが解除されていたため風景を撮影できました。山並みの民家を抜けてエコパーク紀望の里へゴールしました。

 

橋本市の街並み

 

発生したトラブルと実践の状況まとめ

  • 足の不安の払拭: テーピングをしていたこともあり、レース中は懸念していた左足の違和感や痛みは全くありませんでした。
  • 機材トラブルの副産物: スマホの5,000秒ロックによりイヤホンが使えなくなりましたが、結果として周囲の状況やペース維持に集中でき、細かいアップダウンでもうまく走りをコントロールできました。
  • 補給プランの実践と課題: 45分ごとのアラームによる定時補給はしっかりこなせました。ただ、下りの最中にアラームが鳴ると補給のタイミングを逃しそうになる場面もありました。また、羊羹系の補給食が続くと飽きが来ること、アミノバイタル青の酸性が薄くなった歯のエナメル質にしみて痛みが続いたため、水との飲み合わせ方やジェル系統の変更に課題が残りました。

装備・服装

  • 装備
    • サンブラス:SWANS E-NOX EIGHT(調光型)
    • サンバイザー(MAMMUT)
    • Tシャツ:Marmot Mountain Works
    • パンツ:マルチポケットショートパンツ(ミズノ)
    • アンダーフェア:エアリズム シームレスボクサーブリーフ(ユニクロ)
    • グローブ:トレッカーズグローブ(ザ・ノース・フェイス)
    • アームカバー(ASICS)
    • カーフスリーブ コンプレッション(ZAMST)
    • ソックス:INJINJI ライトウェイト(5本指)
    • 足指キャップ
    • シューズ:SALOMON Genesis
    • ランニングポーチ:Pulse Belt(SALOMON)
    • ザック:Active Skin 8 (SALOMON)
    • ウォッチ:COROS PACE 3
    • 心拍計:アームバンド(COROS)
    • イヤホン:SHOKZ OpenRun
  • 携行品
    • マイカップ
    • ウィンドシェル:Patagonia フーディニジャケット(使用せず)
    • ヘッドライト:LEDLENSER NEO9R(使用せず)
    • スマホバッテリー(使用せず)
    • 移動費:PiTaPa、現金
  • その他持参物
    • 着替え
      • タオル
      • Tシャツ
      • ソックス
      • ジョガーパンツ
      • 上着:パーカー
      • リカバリーシューズ:REELAX MOC 6.0
    • 花粉ガードスプレー
    • 日焼け止め(無印良品)
    • 荷物用ビニール袋
    • 参加ハガキ
 
装備・服装

補給・給水

  • 補給食
    • アミノバイタル青×2
    • アミノバイタル赤×2(1個は未使用)
    • ANDO
    • 羊羹×2
    • スポーツようかん(井村屋)×2
    • SOYJOY
  • 塩分補給(45分ごとに1個)
    • 塩分チャージ
  • 給水ボトル(500ml×2本)
    • GREEN DA・KA・RA
  • レース前補給(移動中)
    • おにぎり2個
    • 豆大福
  • スタート前補給
    • アミノバイタル 青
  • ゴール後補給
    • アミノバイタル ゴールド
    • プロテインバー

データに基づくAIの分析結果

帰宅後、ランニングウォッチのデータと上記のレースレポートをAIに入力し、客観的な視点からの詳細な分析と今後の戦略立案を依頼しました。

  • AIへのインプット
    • ウォッチの客観データ(総距離48.08km、累積標高3,270m、行動時間8時間0分29秒、平均心拍140bpm、最大心拍164bpm)
    • 主観的データ(区間ごとの体感負荷、スマホロックのトラブル状況、補給の摂取タイミングと歯への刺激などの実践結果、ゴール翌日のウォーキング実施や足の爪へのダメージ等)

AIが出力した詳細な分析レポートおよび今後のフェーズ別戦略は以下の通りです。

徹底された心拍コントロールによるエネルギーマネジメント

  • 48kmで累積標高3,200mを超える過酷なコースにおいて、平均心拍数を140bpm、最大心拍数を164bpmに抑えきった点は特筆すべきマネジメント能力である。
  • 事前に設定した「登りは心拍160bpmを上限とする」という戦略がデータ上で完全に実行されている。
  • 特に、疲労がピークに達する後半の急登(36km付近)においても心拍数を130〜150bpm台でコントロールできており、脂質代謝を有効に活用しながら、グリコーゲンの枯渇(ハンガーノック)を防ぐ理想的な持久的ペーシングが成立していた。

エキセントリック負荷への耐性と終盤のスピード維持

  • トレイルランニングにおいて、度重なる激しい下りは前もも(大腿四頭筋)にエキセントリック収縮(伸張性収縮)による深刻な筋破壊をもたらす。
  • 今回のデータでは、ゴール手前の下り基調のロード区間(46km〜48km)において、キロ4分34秒〜5分11秒という高い出力でカバーできている。
  • 序盤の下りで意図的にブレーキをかけすぎず、かつ衝撃を逃がす足運びができていたこと、そして事前に投入したアミノ酸(アミノバイタル青)による筋肉の保護が機能し、終盤までしっかりと「走るための足」が残っていたことを客観的に証明している。

定時補給の完遂と、実践から得られた「酸性」の課題

  • ウォッチのアラームを活用した45分ごとの定時補給ルールを8時間徹底できたことは、今回のタイム予測を大きく上回る結果の最大の要因である。
  • 一方で、「アミノバイタル青の酸性が薄くなった歯のエナメル質にしみた」というトラブルは、長時間のエンデュランス競技特有の課題である。
  • 疲労による唾液の減少下では、酸性の強いジェルの直接摂取は口腔内や胃腸への負担を増大させるため、次回以降のロングレースに向けては、別系統のジェル(マグオンやメダリストなど)への移行や、フラスクに粉飴(マルトデキストリン)を溶かしてこまめに摂取するカーボドリンクの活用への切り替えを推奨する。

機材トラブルのメンタル転換と再発防止策

  • 汗による誤作動でスマホに5000秒以上のロックがかかるトラブルに対し、焦ることなく「環境音と自分の走りに集中する」というポジティブなメンタルシフトを行えた点は、不測の事態が起こり得るトレイルレースにおいて非常に優れた対応であった。
  • 結果として内観(呼吸や足運びの感覚)が高まり、ペースの安定に寄与したと考えられる。
  • 今後の物理的な対策としては、スマホを防水性のジップロックに入れてからポーチに収納する、あるいは画面を体とは逆(外側)に向けて収納することで、静電容量式タッチパネルの誤作動を劇的に減らすことができる。

次戦に向けたフェーズ別戦略(疲労のマネジメントと練習のメリハリ)

長距離のタフなトレイルから、次戦以降はスピードが求められるロードの駅伝へと移行していくため、「疲労のマネジメント」と「練習のメリハリ(特異性)」が今後の鍵となる。

  • フェーズ1:完全リカバリーと土台の再構築(現在〜5月上旬)
    • ダイトレでは48km、累積標高約3,200mという極めて高い負荷を体にかけているため、今は「休むこともトレーニング」と割り切る勇気が必要である。
    • まずはダメージを受けた足の爪(親指・人差し指)や、レース前に攣ってしまった筋肉の深部の疲労をしっかり抜くことを最優先とする。ゴール翌日にウォーキングを取り入れていたのは適切なアクティブレストである。
    • 焦ってゴールデンウィーク(GW)前半からロング走を入れる必要はない。ジョグやウォーキング、自転車など心拍数を上げすぎない有酸素運動で血流を促し、GW後半(5/5前後)から徐々にトレイルでの実践練習を再開していくのが理想的である。
  • フェーズ2:能勢妙見山パワートレイルラン対策(〜5月23日)
    • 次戦のレースは距離37kmとダイトレより短いものの、累積標高が2,600m+あるため、「ダイトレ以上に急登と急坂が連続するタフなコース」になる。
    • ダイトレで足の攣りを警戒して意図的に自制した「平坦区間や最後の下りでのペースアップ」を課題に設定し、疲労下でもフォームを崩さずにペースを上げる練習を意識的に取り入れていく必要がある。
 
 

レース後の状況と今後の展望

ゴール後の疲労感は大きかったものの、懸念していた左足の攣りの再発や肉離れはありませんでした。足の親指と人差し指の爪にはダメージがありましたが、想定の範囲内です。会場で提供された温かいラーメンで胃が回復し、大会スタッフに車でJR高野口駅まで送っていただき無事に帰宅しました。翌日には疲労抜きのウォーキングを実施しました。

今回のレースでは、事前の足のトラブルやレース中のスマホエラーといったアクシデントがありましたが、慌てずに冷静に対処して走り切ることができました。トラブルに対処しながら目標タイム内で完走できたことと、速報24位という結果は、今後のレースに向けた良い収穫となりました。

今後はAIのアドバイス通りしばらくはリカバリーに集中して、次のレースに備える予定です。

 

トラブル発生

レース本番まで残り1週間となった4月16日、練習中に左足にトラブルが起きました。順調に進んでいた調整の中で想定外の事態です。

トラブルの発生状況

この日、軽めの練習として以下のメニューを実施しました。

  • 3kmのジョグ(アップ)
  • 流し200mを2本
  • 3kmのクールダウンジョグ

流しを走り終え、クールダウンに入って1kmほどの地点で、突然左足の膝裏から太ももにかけて筋肉がギュッと締まり、激しい痙攣を起こしました。

 

過去の肉離れの時のように「ブチッ」と切れた感覚はありませんでしたが、その場ですぐにジョグを中止しました。歩行は可能だったため、そのまま歩いて帰宅しました。3週間前の30kmロング走から中3日。気温が上がっていたこともあり、過去の経験からも警戒はしていましたが、短い距離のジョグという意識がどこかで油断に繋がったのかもしれません。

 

その後数日は、筋肉に違和感が残り、走るのを控えました。控えている間は、室内バイクを最小負荷で30分漕ぐ程度に留め、1日の最低限の運動量を維持しました。

AIによる現状分析と再開に向けた相談

数日たってそろそろランニングを再開するかというところで、現状を整理し、AIに今後の進め方を相談しました。

AIに与えた情報

  • 発症時の状況(収縮する感覚、鋭い痛みはなし)
  • 発症後の経過(歩行・室内バイクは可能。走ることも可能だが筋肉の収縮感はまだある。)
  • 直近の負荷(2週間前の30kmロング走

AIの分析結果

  • 症状の評価: 重度な筋繊維の断裂ではなく、強い筋痙攣およびそれに伴う筋膜の過緊張状態である可能性が高い。
  • 原因の特定: 30km走による深部疲労が残っている状態で、流しによる急激な筋収縮を要求したことによる過剰反応。
  • 調整のルール:
    • 10分程度のウォーキングから開始し、違和感が痛みに変わらないかを確認。
    • スピード練習は一切禁止。心拍ゾーン1(リカバリー領域)での血流促進に徹する。
    • 筋肉を緩めるため、食事(納豆、豆腐、ひじき等)からのマグネシウム・ミネラル摂取を意識する。

ジョグの再開

アドバイスに従い30分間のジョグを実施しました。

  • 実施データ: 4.87km / 27分28秒(平均ペース 5:35/km)
  • 主観的感覚: 痛みはありませんが、攣った時の筋肉の感触が脳に残っているような気持ち悪さが拭えません。走るうちに血流が良くなり、少しずつ解れる感覚もありましたが、ペースが上がりそうになったところで自重し、早めに切り上げました。

データに基づくAIの分析

テストジョグの数値と、走った後の感覚をAIに入力しました。

AIに与えた情報

  • ウォッチのデータ
  • テストジョグ後のレポート(気持ち悪い感覚の残存、ペースアップの自制)

AIの分析結果

  • バイオメカニクスの推移: 平均ピッチ166spm、ストライド107cm。左右のフォームに極端な偏り(かばう動作)は見られず、安定している。
  • 生理学的評価: 平均心拍133bpm。血流促進により筋肉内の過緊張が和らぎ始めている。
  • パフォーマンス数値: COROSのランニングレベルが89.3から89.1へ微減。これは意図的な負荷軽減によるものであり、致命的な低下ではない。
  • 今後の動き: ペースが上がるところで自制した判断は、再発防止の観点から正しい。

レース本番に向けた方針

本番まであと3日となりました。今できる範囲で、以下の内容を当日の進め方としています。

AIが提示する方針

  • ランニングの終了: 本番当日まで走る練習は行わず、筋肉を休ませることに専念する。
  • 食事と水分: 普段の食事からミネラル補給を継続し、細胞を水分で満たしておく。
  • 当日の動作: 序盤、筋肉が温まるまでは歩幅を普段より5〜10cm意図的に狭くし、ハムストリングスへの急激な引き伸ばし負荷を避ける。

まとめ

過去の肉離れの時は前日まで歩くのも厳しかったことを思えば、今の状態は走れるだけましなのかもしれません。しかし、あの攣った瞬間の嫌な感覚はまだ消えておらず、正直なところ不安は残ります。

ランニングを控えていることで数値が下がっていくのを見ると焦りますが、今は数値よりも自分の筋肉の感覚を信じてコントロールするしかありません。何とかスタートラインに立ち、できれば走り切りたいと思います。

 

前回実施した30kmのロング走 から中5日が経過しました。幸い、2日ほどで筋肉痛もほとんど消え、体調は順調に回復しています。

次のレースまで、残り2週間となりました。ここからは、調整期間に入るため、今回は、走りの感覚を維持するための調整練習を行いました。

AIが提案する練習の課題とプラン

調整期間の初動として、現在の回復状況とレースまでの日程をAIに伝え、週末の練習メニューを相談しました。提案された内容は以下の通りです。

  • AIへのインプット: 30km走後の回復状況(良好)、レースまで残り2週間というタイミング。
  • 主要テーマ: 「量は落とし、質(強度)は維持する」
  • 練習内容
    • 10〜12km程度のショート・トレイル(行動時間90〜120分以内)。
    • 山での体の動かし方を忘れないようにしつつ、足への衝撃を最小限に抑える。
  • 具体的なルール
    • 登り: 無理に走らず、心拍数を抑えてリラックスして進む。
    • 下り: 飛ばしすぎず、接地時間を短くする小刻みな足さばきに集中する。
    • キレ出し: 終盤の平坦な道で、短い距離だけレースペース(キロ4:40〜4:50)まで上げ、速い動きを脳に思い出させる。
  • 装備確認
    • 本番で使うザックなどの揺れや擦れがないか、最終チェックを行う。

トレーニングの実施と主観的な結果

AIのプランに沿って調整走を実施しました。コースは、いつも練習している甲山周辺のルートです。

  • 実施データ: 距離 13.86km / 累積標高 653m / 行動時間 1時間49分
  • 天候: 晴れ。
  • 装備: シューズは「On Cloudvista 2」を選択しました。今回はロード区間でのスピード維持を重視したことと、テクニカルな山道が少なめだったため、このハイブリッドモデルが適していると判断しました。
  • 走り方の意識
    • 登りの負荷が高い区間は、歩きを交えてでも心拍160以下に収めることを徹底しました。これは直前の30km走などでも基準としてきた数値です。下りは心拍150以下を目標に、脚を削らないよう丁寧に走りました。
    • 後半3kmの間に平坦な区間が数箇所あったため、そこで一時的にキロ4分30秒程度までペースを上げて「締め走」を行いました。
  • 補給: 45分ごとの羊羹摂取と、計画的な水分補給を完遂しました。

感覚としては、概ね計画通りに進めることができました。先週までに比べると距離も半分以下になって物足りないぐらいですが、計画どおりの内容で練習を終了しました。

 

Stravaのアクティビティ

データと主観に基づくAIの分析結果

走行後のデータと主観レポートをAIに入力し、得られた分析結果です。

  • ボリューム管理と自制心
    • 事前プランの枠組み(10〜12km)に対し、13.86kmという適正な範囲内で着地。さらに走れる感覚を本番のために貯蔵できた精神面を高く評価。
  • 登りの心拍コントロール
    • 1kmで100m以上登る急斜面でも、平均心拍152bpmに抑えられている。低燃費な動きができており、本番の序盤戦で大きな武器となる。
  • 神経系の覚醒(シャープニング)
    • 終盤の平坦区間において、瞬間的にキロ4分11秒、4分02秒といった高いスピードが記録されている。これにより、疲労を溜めずに「速い動き」の回路を再起動させることに成功。
  • 補給とギアの習熟
    • 羊羹による定時補給が完全にルーティン化されている。Cloudvista 2の選択も、ロード区間のリズム作りという目的に合致していた。

練習後の状況と今後の展望

これで本番前の練習はすべて終了しました。今後は軽いジョグや体調維持に努めながらレースに向けた準備に入ります。