週末、雪の「大内宿」へ!
お昼はもちろん、大内宿でしか食べられない名物蕎麦「ねぎそば」に決定♪
というわけで、逆算して、我が家にしては早めの時間に出発!
先日、栃木県・湯西川温泉の「かまくら祭り」や、雪の日光に出かけた時、道路は除雪されていたので、割と気楽な気持ちで東北自動車道を走っていきます。
すると、栃木県まで快晴だった空が、福島県に入ったあたりから雪がチラホラ…
白河ICで降りて、国道、県道を走るうちに、目の前には除雪されていない道路が出てきた(汗)
お気楽ドライブから一転、気を引き締めてスタッドレスタイヤで慎重に走ります。
やっぱり東北地方の雪の状態は、侮ってはいけませんね。
最後、大内宿に上る坂道も、普段雪のない中で生活している者にとっては、かなりの雪でした…
さてさて、雪の大内宿到着!!!
「すごい~!真っ白~!」
なんて思っていたけど、地元の方によると今年の冬は暖冬で、大内宿の雪もかなり少ない状態なんですって。
予定より到着が遅くなり、お腹ペコペコで入ったのは「萬屋(よろづや)」というお店。
冬場は店内のみの営業ですが、夏場はわんこOKの外席もあるんですって。
(ペット同伴可の期間は4月中旬から11月中旬)
大内宿は、昭和56年4月に国の重要文化財保存地区に指定されました。
「萬屋」はこの時期、物販販売業として開業しましたが、世代交代の折、現当主が飲食部門を開業し、お蕎麦をメインに甘味なども楽しめるお店になったのだそう。
餅メニューも気になるけど、ここはやはり「ねぎそば」でしょー。
大内宿にある茅葺屋根の民家は、ほとんどのお家が商売を営みながら、生活の場所でもあるとのこと。
大切に保存、手入れされている古民家の中は、囲炉裏やストーブで暖かく、親戚のお家に遊びに来たかのような雰囲気で落ち着く~
雪の見える窓側の席に座りました。
外は寒そう…
そばと一緒に注文した「野菜天ぷら盛り合わせ」(550円)が先に来ました。
サクッとした衣が絶妙な天ぷら。
山菜、ふきのとうなど、ひと足早い春の味が良いですね~
続いて、「ねぎそば」(1,100円)。
温かいのと冷たいのが選べ、おススメの冷をチョイス!
デーンと1本ねぎが主役の「ねぎそば」。
これこれ、テレビでみたやつ~
大根おろしと花かつおなどがトッピングされ、お出汁がかかったそば。
「ねぎですくってそばを食べながら、薬味代わりにねぎをかじって食べてください」とのこと。
ちなみに諸説ありますが、会津の蕎麦はその昔、徳川家への献上品だったため、縁起の悪い「切る」ということを避け、ねぎを切らずにそのまま使ったのが始まりだと言われています。
また、婚礼の席などで子孫繁栄を願う食べ物として、蕎麦にねぎをさして客人にふるまったのが発祥ともいわれているのだそう。
さっそく、ねぎでそばをすくってみました…
最初はうまくいかず、ちょっとじれったい(笑)
そのうち慣れてきて、適度な量をすくえるようになってきました。
というわけで、楽しく完食!!!
もし難しかったら、割りばしも置いてあるので、興味のある方は安心してトライしてみてね~
大内宿 萬屋(よろづや)
《住所》福島県南会津郡下郷町大内字山本32 《電話》0241-68-2929
《営業時間》8:30~17:00
《定休日》不定休
《詳しくはHP》https://www.gurutto-aizu.com/detail/904/index.html
※大内宿には「ねぎそば」が食べられる店が他にも何軒かあり、お店によって具材や汁も異なります。
食後は、腹ごなしの大内宿散歩。
茅葺屋根のお家は、ひとつひとつ造りも違うので、観ていて飽きません。
一番奥まですすむと、階段があり上から大内宿を眺める事ができるんです。
近道の急な階段は、冬期間昇降禁止!
というわけで緩やかな迂回路を上りますが…
こちらもなかなかの難所で、途中で滑る人が続出。
でも、気を付けて上まで行けば、雪の大内宿の全景が見えてきます。
江戸時代、会津若松市と栃木県の日光今市を結ぶ宿場町として大いに賑わい栄えた大内宿。
桜の季節や新緑の季節もきれいでしょうね~
この日の夜に泊まった温泉も最高だったし、また行きたい場所になりました。