以下、TAOさんとのセッション内容を

振り返ってみます

 

***

お邪魔しますのご挨拶もそこそこに、

テーブルの対面に座るように促され、

いつの間にかセッションに突入。

まず、キネシオロジーの技術を使って

手慣れた様子で、身体の14本の経絡の

滞りを診てくれました。

 

今回、私ががんになった原因となった

事象は、肺の経絡と関係があり、

その起源はわたくぴが9歳の時、

学校で起きた出来事に遡ることが

分かりました。

 

肺経は「悲しみ、悲嘆、寂しさ」といった

感情にリンクします。

 

TAOさん:「9歳って言ったら、

小学校3年か4年ぐらいだね。その頃

学校で何かあった?」

 

私(心の声):「え~、何かあったかなぁ?

そんなんちょっと思い出せそうにないけど」

 

と思った瞬間、ある記憶が急に脳裏に

浮かび上がりました。

 

 

小学校3年生の時に、初めて「体罰」を

受けたのです。若めの女性の担任でしたが、

美しく厳しい先生でした。

 

わたくぴはかなりお転婆な野生児でした。

ある日、学校のグランドから校舎に走って

行って、入り口でバーっと運動靴を脱ぎ捨てて、

ちょっとの間だからと思い、上履きも履かずに

廊下をてけてけ走っていったことがありました。

(よく覚えてないけどトイレだったのかな?)

 

そこにたまたま先生が通りがかって、

その一部始終を見ていたのでしょう。

お行儀悪くバラバラに脱ぎ捨てられた

運動靴が逆鱗に触れたのか

帰ってきた私をひっ捕まえたかと思うと

太ももの裏側辺りを、持っていた長い棒の

ようなもの(木の枝?ムチ?)でイキナリ

叩いたのです。

 

怒られるとも思ってなかったし、

(なんなら自分のことを叱られるはず

のない優等生だと信じていたw)

痛いのと同時に、突然叱られたことも

ショックで、瞬間的に頭が真っ白に

なったことを憶えています。

 

TAOさんは「ふ~んそうだったの。

それで、お家に帰ってからそのことを

お父さんかお母さんに話した?」と

聞いてきました。

 

私:「いや、言ってないです。」

 

TAOさん:「どうして言わなかったの

かな?叩かれるって大変なことよね?

親御さんにも叩かれたことなかったんでしょう?」

 

TAOさんはそう聞きながら、ゆっくり

私の斜め後ろに寄り添うように立ち、

私のおでこに優しく手を当てました。

 

私は、「なんでだろう?」と考えながら、

私:「多分、自分が怒られるようなこと

をしたから、先生が叩いたのは当たり前

なんだと思ったし、

親に言うほどのことでもないって

思ったんじゃないかと思います」

 

TAOさん:「そういう風に考えて自分を

納得させたんやね。そして、傷ついたこと

にはそのまま蓋をしちゃったのかしら」

 

私:「そうですねえ。。」

 

返事をしながら、そういえば、

そんなことは一例に過ぎず、

今までそういう事ばっかりだったな、

という思いが不意にこみ上げて

きましたーー

昔は、特にうちの田舎の小学校では、

担任の先生による軽めの体罰は

わりと日常的な事だった。

 

時には、直接悪くなくても、

「連帯責任」とか言って、

クラスの全員が順番にビンタされたり。

 

でも本当は、ビンタをされるって

分かってても、直前に思わず涙ぐんで

しまうほど、私は怖かったんだった。

 

小学生がお家に帰って、お母さんに

「顔ひっぱたかれて怖かったよー、

痛かったよー」ってビービー泣きついた

としても、そんなにおかしいことでは

ないって、今なら思うけど、

 

 

私はそんなこと絶対に出来なかった。

 

親に甘えるとかありえなかった。

 

全部一人で飲み込んでいた。

 

 

小学校高学年になって、中学受験の

ために入れられたのは、本土の進学校

に入るためのスパルタ進学塾で、

答案の間違った数だけ頭を叩くという

指導スタイルで、

大の大人に毎日何度も頭をげんこつで

殴られたりしていた。

 

時々頭がくらっとなる位痛かったし、

ニコリともしない男の先生が恐怖だったし、

上のクラスについていけるか不安だったのに、

そんなことも当時の私は、

わざわざ親に話したりしなかったのだ。

 

塾に迎えに来た親の車の後部座席で

気づかれないように泣いたりしていた。

 

 

前頭葉のあたりにTAOさんの手を

優しく当てられた状態で話しながら

そんな幼い頃の記憶が次々思い起こされ、

当時の怖かった記憶や一人で抱えて

いた寂しさなどがこみ上げてきて、

自然と涙が溢れてきました。

 

TAOさん:「親に心配かけまいと

していたのかもね。でも、傷ついたこと

をないがしろにされたら、自分の肉体が

かわいそう。。

 

それから、先生もYayoiちゃんのことが

嫌いで叩いた訳じゃないのよね。

今なら分かるでしょ?

その時の小さいYayoiちゃんに、今なんて

声をかけてあげたい?」

 

よく覚えてないけど、そんな風なやりとりで、

TAOさんは他にもいっぱい私のインナーチャイルド

に癒しの言葉をかけてくれました。

 

 

テーブルの横に立って、

キネシオロジーの手法で経絡をチェック

すると、経絡の滞りが解消し、

体に自然と力が入る(ONの状態)ように

なり、いろんな方向に押されても、体が

全くブレなくなっていました。

 

こうしてセッションの前半戦が終わりました。

 

続きます。