こんばんは
久々の更新になってしまいました。
Dr. やよいです。
先日
愛しのハルちゃんがね、
とうとう天使になってしまいました
と言うか、
やっぱりもともと天使だったんだなぁと
この世のものとは思えないくらい
可愛かったから…
新月の前日に
私たちが留守にしてるあいだに
少々あっけなく
お空に帰っていってしまいました
ちょっぴり悲しいけれど、
あのよちよち歩きで
虹の橋を渡っていくのを想像したら
可愛すぎて
可笑しくて
涙が出るんだ…
年末から肩で息をするようになり
大晦日の日に酸素ハウスのレンタルをしてリビングに設置したさながらNICU(ニャンアイシーユー)に連日泊り込み、正月もへったくれもなく、祈るような気持ちでつきっきりのお世話をしました。
今までの医師生活の中でも
ちょっと覚えがないくらい
熱心に医療の現場に携わった10日間でした…
ほとんどナーシングに終始しましたが。
漏斗胸の手術をしてくれる宮崎市の病院も見つかり、
望む未来だけ考えて奇跡を信じろと自分に言い聞かせ、
とにかく無我夢中でした。
だから、ハルちゃんが逝ってしまったあと、
そうか…
よくがんばったね…
ありがとね…
ほんとによくがんばったね
偉かったね、ハルちゃん…
ありがとうね…
という言葉しかもう出ませんでした。
今思えば、きっとそれは、自分自身に対する言葉でもあったんだろうな
これ以上はできないというくらい、やれることはやり尽くしたという、妙な達成感というか、清々しさがあって、、
それは中途半端な形で現代医療の場から逃げ出した自分にとって、今まで味わったことのない感覚で、
他の子たちが次々に亡くなった2ヶ月前には感じられなかった医師としての確かなアイデンティティの源であり、
ある種のカタルシスとなりました。
これこそが、ハルちゃんが命をかけて私にもたらしてくれたものだったのかもしれません
ハルちゃんとともに過ごした67日間
私の人生の中で、本当に忘れることのできない、かけがえのない幸せな奇跡の日々でした
最後の数日は、ほかの誰でもない、私が一番そばで見ていたから…
天国でまた逢える日がとっても楽しみです
愛と使命を教えてくれたハルちゃん
ありがとう…
また逢おうね
Bye for now