◆「1週間前(2/22)」~震災5年を前に | ぽや♪すみ(旧「おみちょり♪通信/おみ♪てお」)
う1週間以上たつというのに、まだおみちょりがいない日常生活の場面場面での違和感を覚え、そのたびに心の辛さがぶりかえします。

 仕事から帰っても玄関でお迎えの鳴き声が聞こえない
 朝、フンキリアミの掃除とエサ交換しそうになったとき
 テオと遊んでいるときに、ふともうひとりいないのに気づいたとき
 最近ティッシュの箱を裏返しにしていないのに気がつく
 広告の紙の大きさを見て捨てるか一瞬迷った時
 チンゲン菜の安くて肉厚なのを見つけたとき
 ・・・

もちろん、まだタイトルやバナーの変更など、とてもできません。
当面はこれで行きます。

「1週間前(2/22)」の話に移ります。

実をいうと、その日に、ほぼ同じような形でニアミスをしかけました。

このようにテーブルに腰かけようとして、チェアの背もたれを左側から引いて、右足を入れました。

そして、左足を入れました。
その左足の着く位置が大体この写真中央下あたりになります。


残り3つのチェアをよくごらん下さい。
おみちょりは、黄色で囲んだこの横木が大好きでした。

インチョーから走って逃げては、この横木で退避していました。
また、どこかからか鳴き声やしゃべり声がするのに場所が見当たらないときは、十中八九、この横木にいたものです。

ただ、そのときは横木に止まっていたとは思っていましたが、まさか床に降りていたとは全く思っていませんでした。

幸いなことに「1週間前(2/22)」においては、左足に重心をかけるような動作ではなかったことと、脊髄反射で、一瞬で足をぱっとあげる余裕がありました。
感覚としては、ほぼ「触れた」だけでした。

「えっ」
嫌な予感がして、同時に「ピヒッ」と軽く鳴き声がしました。

幸いおみちょりは、まだ大丈夫でした。
しかし、1月のアクシデント直後のような、ぐったりした状態になっていました。


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仏壇の上のインコに目をやった自分は、一瞬我が目を疑いました。

目の前のおみちょりは、真ん丸く膨らんで、目と口は半開き、肩で努力性呼吸のような苦しそうな息遣いをしていたのです。背筋が凍りつきました。

ためしに指を差し出してみました。
指に乗ろうとしたが、乗れない!滑り落ちてしまう感じです。
仕方なく手に乗せると、何か中が空洞で、べたっと手のひらに張り付く感じがする。

一瞬、以前院の玄関先に迷い込んできたムクドリのヒナを思い出しました。

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かなりこれに近い状態です。
やばい!
瞬間的にエアコンを暖房30度に設定し、ファンヒーターも全開にして加湿器もフル回転。

おみちょりをかごに入れると、何とか鏡ブランコには止まれるのですが、当然踵は下がり、尾の付け根あたりは猫背のようなカーブになっています。

まんじりともしない時間を1時間くらい過ごしました。

徐々にですが、弱弱しいながらも鳴き声を少しづつ発し始め、何とかエサ入れの方に移動して、食事を始めました。
食事を始めたということは、たぶん大丈夫だろう。
でも・・・

さらに不安な時間を数時間くらい過ごしました。

翌日、翌々日はおしゃべりは控えめでしたが、何とか元に戻ってきました。
そして数日後からはすっかりもとの元気なおみちょりに戻ったのでした。
本当はもっと別にアップしたいこともあったのですが、本件のインパクトが大き過ぎて、それどころではなかったのです。



なぜ、このヒヤリハットを生かすことができなかったんだろう?
今となっては、後悔が募るばかりです。


そう、明日で東日本大震災から5年になろうとしています。
当時を振り返ると、同じ位置で1週間ほど前にM7程度の大きな前震と小さな津波があり、その後「Yahoo天気」の地震のところでは、本震までの間毎日何度も「三陸沖」ばかりがズラズラ並んでいたのです。

震災後、つくづく思いました。
全く同じ位置で(ほぼ)全く同じようなシチュエーションで…
この段階で何らかの警戒をすべきと気づけなかったのだろうか?


おみちょりも、同じです。
全く同じ位置で(ほぼ)全く同じようなシチュエーションで…
この段階で何らかの警戒をすべきと気づけなかったのだろうか?

これらから今何か教訓を見つけるとしたら、こうかもしれません。

「ひとつ間違えたら致命傷」のニアミスが起きたら、最低一週間以上(できれば1カ月程度)は再発防止に重点的に努めることが、悲劇の回避に有効であるような気がします。

今回であれば、

 放鳥環境を見直し、足元に近寄らせない
 横木のないチェアに交換する

などが考えられます。

ただ、おみちょりが横木が好きだったのは、私の管理方法にも大きな問題があったことが考えられ、この点については放鳥環境も含めてちょっといろいろ反省点があり、また後日にアップしたいと思います。
これをごらんの方々が、くれぐれも同じ轍を踏むことの無いように祈っております。

「前日」のおみちょりです。合掌