13歳からの青年期の心理的発達段階は、
自我同一性(アイデンティティ)を獲得する時期です。
この時期に、自己嫌悪感、無力感、時間的展望の喪失、労働麻痺が起こると、アイデンティティは獲得されません。
同一性が拡散してしまい、自分の価値観を確立できず、貢献したい気持ちや忠誠心がなくなります。
『自分は何者なのか?』『なんで生きてるのか?』と悩むようになります。
・自己嫌悪感(自身を好きになれない感情や状態のことで、憂鬱な精神状態)
これは、望んでいる状態を得られなかったり、自分が期待している状態とのギャップが生じたときに陥ります。
例えば、「頑張っていることが上手くいかないとき、誰かに迷惑をかけてしまったとき、自分を責めたりするとき」です。
・無力感
「自分ではしたいこともできない」「自分には力がない」というように、気力を保てなくなってしまう心の状態です。
・時間的展望の喪失(過去・現在・未来に関する意識や態度,時間的な見通しのこと)
「過去の出来事があったから今の自分がある」「未来の目標のために現在努力をしている」など、時間の流れと関連づけた認知や見通しのことです。
・労働麻痺(個人が課題に集中できない状態)
仕事や学業に対する興味やモチベーションの喪失を伴い、生産性の低下やストレスの増加に繋がることがあります。
コミュニティに属し、役割を得て、社会から必要とされることを実感することは、アイデンティティの確立に大切な要素です😌
これを奪わないようにしましょう😊