釧路は港町。
それに加え市街地には2本の川が流れ、川と川の間には多くの人達が住んでいます。
私の職場は海から直線距離で3.7㎞、2本ある川のうち1つの川からは1.0㎞、もう1つの川からは2.4km離れています。
海抜は3mに届かない程度。
海沿いからアップダウンも殆どない平坦な地形が続いています。
海や川から直線距離でそれなりに離れているおかげで普段の生活で海や川を感じる事はほぼありません。
2本の川に挟まれた地域で全て事が済んでしまうから橋を渡る事も殆どありませんしね。
海を感じるとしたらせいぜい極稀に水産加工場からと思しき異臭が風に乗って漂ってくるくらいでしょうか。
先月の30日に発生したカムチャツカでの地震における津波発生。
朝の8:38に緊急速報の第1報が鳴り響きました。
ただ、津波注意報が発令されましたと言う内容だけで、その原因はわかりません。
私は早朝勤務な仕事をしています。
職場では職務中の個人スマホの携帯は禁じられています。
ですが業務で使うスマホが4台店舗にあり、そこから緊急速報を知った訳です。
「なんで津波が発生してるんだろう?地震なら地震の緊急速報も来るはずなのに・・・」
店の従業員は皆ただただ「なんだろう?」「誤報かな?」と想像で話すだけ。
しかしその1時間後、今度は津波警報が発令されました。
「これは流石にやばくない?」「店、閉めた方がいいんじゃ?」「上司からの連絡は?」
従業員一同、さすがに浮足立っています。
そこで「情報が無いんじゃ今回は仕方ない!」と個人スマホを持ち出し。
まぁ私自身が家族と連絡を取りたかったのもありますが。
津波警報となればやはり東日本大震災を思い返します。
津波被害にあわれた方々の中には「普段見えないから海の近くだと意識していなかった」と言う声も聞かれました。
川を遡上し氾濫する津波の映像も鮮明に覚えています。
なのですぐに妻に「小学校へ避難した方が良い。」とLINEを入れ、20分後には「小学校に来てます」と返信あり。
素晴らしい行動力!早い!
私もその後勤務明けになったので、残す従業員に申し訳なく思いながらも退社。
そのまま車で小学校に行っても止める場所が無いであろう事、学校までは徒歩5分かかるかどうかの近距離だというのを考えいったん家に。
モバイルバッテリーとTV受信可能な前に使っていたスマホを持ち学校へ。
無事に妻と娘たち、愛猫と合流。
避難した教室にはTVがあったのでそれを眺めていました。
教室に入れなくて廊下にも人が溢れていましたので皆さん危機意識が高いんでしょうね。
津波警報発令から2時間後、釧路市から避難指示のメールが届きました。
警報から2時間もかかった事、津波到達予想時刻の1時間半後って事に驚きですが・・・。
幸いと言っていいのかわかりませんが、避難先の小学校や我が家の地区には避難指示が出されておらず徐々に帰宅する人が。
気付いたら教室や廊下にはあまり人が残っていなかったのもあり、我が家も帰宅する事に。
津波被害が無かった事はさることながら、一番良かった事は避難訓練が出来た事。
正確には訓練ではなく実践でしたが。
大人になるとどうしても避難訓練というものから縁遠くなってしまいます。
今回の避難で自分達に足りなかった事なんかも見えてきましたので本当に良い経験になったと思います。
と、長々書き連ねてまいりましたが本題はここから。
前置き長すぎましたね。
翌日の職場はやはり津波警報の話題で持ちきり。
そこで気になったのは(本人達には言いませんでしたが)避難しなかった人達も多くいた事。
その中には避難中に「自作イカさんは避難してるんですか?」とLINEを送ってきたBさんも。
避難先の状況を伝え、多くの人達が避難している旨伝えたんだけどなぁ。
「外を見ても誰も避難している様子が無かったから~」(Aさん)
「避難指示の地区になかったから」(Bさん)
うん、外ね、小学校に向かって歩いてる人達いっぱいいたよ。
限られたところしか見えない窓から見てもダメだよ。
Bさん、市から避難指示が出たの警報の2時間後だよ?
それとは別の話ですが、警報発令後、店舗内で飲食しているお客様で慌てて帰った人は1人も居ませんでした。
逆に警報が出た後に普通にご来店されるお客様が結構いた事にも驚きました。
電話をかけてきて「今やってますか~」なんて人も。
職場の人達の話や警報発令後のお客様の行動を見て、
「とっさに動けるかどうかが生死を分けるんだろうなぁ」と改めて感じました。
東日本大震災、10m以上の大津波警報が出た時には「すでに到達」だったと記憶してます。
緊急速報を受けた時点で動かないと手遅れになる可能性が高いです。
「やばいかも?」と思ったら即逃げる。
それくらいの心構えが大切だと思います。
そして夏休み中にも拘らず、避難先として開放し色々として下さった先生方には感謝しかありません。
「ペットのいる方はこちら~」
「お水あります~」
「小さい子から順に食事をお渡しします」
などとても素晴らしい対応でした。
先生方にも家族がいて心配でしたでしょうに。
改めて「有り難うございました!」