今週の注目レース
第48回 高松宮記念(GⅠ) 中京競馬場 1200メートル(芝)
実力のわりにオイシイ配当のつきそうな注目馬が見つかったから、ぜひ確認していってちょうだい。
2015年のエアロヴェロシティ
2016年のビッグアーサー、
2017年のセイウンコウセイ
ここ2年の高松宮記念は共に重賞未勝利だった馬が優勝を果たしている。
スプリント戦線の実績馬はもちろん、虎視眈々と新チャンピオンの座を狙う馬たちにも注目しておくべき一戦と言えるだろう。
今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通しているポイントを分析してみたい。
前年10月以降の実績に注目
外国調教馬を除く過去10年の3着以内馬延べ29頭中、2008年2着のキンシャサノキセキを除く28頭は、「前年10月以降のJRA重賞」で連対経験のある馬だった。なお、2015年に優勝した香港調教馬のエアロヴェロシティは、前年12月にG1の香港スプリントを制していた。しばらく連対が途絶えている馬、条件クラスやオープン特別のレースを主戦場として重賞に出走していない馬などは割り引きが必要だ。
前走の着順とキャリアがポイント
過去10年の出走馬の前走の着順別成績を調べると、前走で「2着以内」だった馬が3着内率37.5%と優秀な成績を収めている。一方、「3~5着」だった馬は同15.0%、「6着以下」だった馬は同3.7%にとどまっている。基本的には前走好走馬が強いレースと言えるだろう。
なお、前走の着順が3着以下だった馬のうち、通算出走数が「20戦以上」だった馬は3着内率2.6%とより苦戦している。前走で連対を果たせなかったキャリア20戦以上の馬は評価を下げたい。
前走の着順が3着以下だった馬の、通算出走数別成績(過去10年)
前走で上位人気に推されていた馬が優勢
過去10年の3着以内馬延べ30頭中25頭は、前走が「国内のレース」で、そのレースでの単勝人気が「4番人気以内」だった。一方、前走で「5番人気以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率も3.2%にとどまっている。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく単勝人気にも注目した方がよさそうだ。
馬体重の軽い馬は不振
過去10年の連対馬延べ20頭中、2009年1着のローレルゲレイロを除く19頭は、前走の馬体重が「480キログラム以上」だった。一方、「480キログラム未満」だった馬は3着内率が10.2%にとどまっているうえ、2010年以降は〔0・0・3・36〕(3着内率7.7%)とより苦戦している。馬体重の軽い馬は過信禁物と見るべきだろう。
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
480kg未満 1-0-4-44 2.0% 2.0% 10.2%
480kg以上 9-10-6-103 7.0% 14.8% 19.5%
前走が香港のレースだった馬は1ポンド=0.453キログラム(小数点以下切り捨て、パリ協約を参照)で換算
近年は内枠優勢
過去4年の3着以内馬延べ12頭中9頭は、馬番が「1~9番」だった。一方、「10~18番」だった馬は優勝例がなく、3着内率も8.3%にとどまっている。2013年以前は「10~18番」の馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価したい。
さあ、ここで現段階での注目馬を紹介するぞ。
ファインニードル(牡5)
【前走:シルクロードステークス(G1)4番人気1着】
前走では2着以下に2馬身差をつける圧勝をとげたファインニードル。
今年上位人気を争いそうな実績馬たちの中で、彼だけはデータ上文句のつけようがないのよね。
レッドファルクスは年齢が気になるし、レッツゴードンキは不安なデータが二つもあるし…。
現状、各所の予想オッズでは彼らよりも下位の人気と予想されているけど、高回収率を目指す私たちにとっては好都合だわ。
今年、馬券の軸を任せるならこの馬よ!
ブリザード(セ7)
【前走:センテナリースプリント(海外G1)5番人気5着】
昨年秋のスプリンターズステークス(G1)にも遠征してきた外国馬ブリザード。
香港スプリントで有名な香港の短距離で戦ってきた馬とあって、気になっている人も多いでしょうから、彼についてここでざっとまとめておく。
まず前走センテナリースプリントから出走してきた馬は過去にいないんだけど、「香港のG1レース」というくくりで見れば過去10年で(1-0-1-3)となかなかの成績。
ただしブリザードは、その前走における人気・着順が今一つだ。
年齢も気になるところだけど、前走の馬体重が510kgとなかなか体格がいいから、本走の好走条件には当てはまっているぞ。
本走の人気どころとの力関係を調べてみると、スプリンターズステークスでレッドファルクス・レッツゴードンキに負けている。
その分、ホームの香港スプリントではレッツゴードンキに先着している、という状態。
ここまでのデータを総合すると、今の所切るには惜しいけれども買うにはもうひと押し足りない、というところじゃろう。
レースを読み解くポイント
キャリアの浅い馬を重視した方がよさそう
過去4年の優勝馬4頭は、いずれも通算出走数が16戦以下だった。ちなみに、2013年のロードカナロアと2012年のカレンチャンも、それぞれキャリア14戦で優勝を果たしている。キャリアが豊富な馬は評価を下げたいところだ。また、この4頭は馬番が1~9番だった点、前走の着順が5着以内だった点、前走の馬体重が480キログラム以上だった点も共通している。
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