1.骨盤の前傾による適正サドル高さの違い
前回の記事では、骨盤とサドル前後位置のことを書きましたが、今回はサドル高さです。
A：骨盤前傾小
B：骨盤前傾中
C：骨盤前傾大
1-1.骨盤の前傾とサドル高さ
骨盤の前傾が少ない「A」の姿勢の場合、サドル高さは「B」よりも低いほうが合います。
骨盤の前傾が大きい「C」の姿勢の場合、サドル高さは「B」よりも高いほうが合います。
骨盤の形状と座る位置の違いが原因かなと思います。
よく、初心者から中級者～上級者になるにつれて適正サドル高さが高くなると言われますが、
この骨盤の前傾によるサドル高さの違いが関係するからじゃないかと思います。
1-2.骨盤の前傾とサドルの痛み
「C」のような骨盤を前傾する座り方をしようとしても、サドル高さが低すぎると、「A」のように骨盤が後傾しやすくなるので、サドルにうまく座れず、サドルの痛みが出る場合があります。
逆もしかりで、「A」のような座り方でサドル高さを高くしすぎると、サドルの痛みが出ます。
まとめ：
前回と今回の記事をまとめると、骨盤の前傾具合でフィットするサドルの形状、前後位置、高さが変わってくるということです。
- 骨盤を前傾させるならサドル高さは高く、セットバックは少なく
- 骨盤を前傾させるならサドル高さは低く、セットバックは多く
というのが調整の目安（あくまでも）です。
今使っているサドルにうまく座れていない感じがする場合、ポジションの調整でかなり改善すると思いますが、
骨盤の前傾にサドルの形状が合っていない場合はサドルを交換する必要があります。