おはようございます。

 

なんだか眠れない。その原因は明らかです。

「スカイキャッスル」でボクが恋焦がれた少女・山田未久さんが亡くなったからです。

ボクは、そうなることはわかっていたんですが、無事を祈らずにはいられなかった。

なんで?こんなことに・・・・。

ドラマの制作者は何を考えているんだろうと、憤りすら

覚えてします。

しかし、青葉くんのセリフ。

「未久の人生って何だったんだろう」が示す通り、

わかった上での悲劇だったのです。

確信的悲劇とでも言ってもいい。

 

ボクはこのドラマの中に入って未久さんを救いたい気分に

かられてました。

青葉くんでは無理だって思ってましたから。

青葉くんは未久さんを励まそうと、誕生日会を開いたのは

いいのですが、それだけでは未久さんは救えないのです。

単に母親を失っただけでない、もっと深刻な悲しみを

抱えていたことに気が付いてない様子でした。

瑠璃ちゃんを必要以上に挑発するような言動をしている

ことの異常に気が付かないといけなかったのです。

瑠璃ちゃんを意識しすぎなのです。

そして、一部の心無い人たちから性格悪いって言われて

しまうような言葉まで発してます。

青葉くんはたぶん未久さんの心の美しさに魅かれたんだと

思う。

だからこそ、未久さんのその異常に気が付かないといけなかったのです。

せめて、泉さんや公平さんに相談する必要があったのでは

ないかと思う。

そうすれば、もっと早く、未久さんが実は浅見英世さんの

娘だって事実に辿り着けたと思うのです。

あとは大人同士の会話で英世さんにそれとなく告げれば、

間違いなく、未久さんの望みはかなったと思います。

 

そして、紗英さんです。

なぜ英世さんにもっと早くその事実を教えなかったのか。

だって、あくまで瑠璃ちゃんの精神を気遣ってたのだとしても、英世さんにそっと告げれば、バレずには済むはずだから。未久さんももっと詰め寄るべきでしたが、妥協してしまった。それは彼女の優しさだとボクは思います。

この件に関しては紗英さんに全面の責任があると思います。

 

最終的には英世さんを気遣い、未久さんが希美さんとの間に生まれた、英世さんの実の娘だと告げますが、

遅すぎるのです!!

英世さんは自責の念と絶望から、絶叫し、泣き崩れますが、

当然の反応です。

だって、希美さんを愛していたことに疑問の余地はないから。

真珠ちゃんもその会話を聞いて、「もっと早くに未久お姉ちゃんが本当のお姉ちゃんだって知りたかった」って言ってる。問題は瑠璃ちゃんだけだけだったのです。

 

その後、英世さんは飲んだくれっておかしくなってた

みたいですが、ついに紗英さんに「君の嘘で塗り固めた人生がこの悲劇を生んだんだ!」って断罪。

紗英さんは罪を認めて「私が未久さんを殺したんだ!」

って柱に何度も頭を打ち付け始めます。

見かねた英世さんが止めます。

そのうえで、紗英さんだけの責任ではないことを認めます。

そう自分の選択にも責任があったのです。

希美さんを捨てる道を選び、希美さんを完全にシャットアウトしたことです。

ここでボクの意見を挟むと、そこまでする必要はない!

結婚したからといって別の女性のことを覚えていても

いいと思う。困ったときは助けてもいいと思う。

本当に愛し合っているのなら、そんなことでは絆は壊れない

から。だって、そういう履歴も含めて今の英世さんが

形成されているのだから。

・・・・ともかく、英世さんは希美さんはもちろん、

紗英さんのことも愛しているのが伝わりました。

それとあの精神状態で紗英さんを気遣うことができた

立ち直りの早さは賞賛に値すると思います。

おそらく現実の人でこれができる人はそんなにいないように

感じます。そこはドラマの作為的な部分もあるのかなと

思うのですが、素直にすごさを認めたほうがいいかな。

これはやっぱり、希美さんの目に狂いはなかったということでしょう。

だからこそ、英世さんに未久さんが実の娘であることを

伝えれば、万事うまくいったはずで残念でなりません。

瑠璃ちゃんの説得も英世さんならできたかもしれないのです。

 

紗英さんも「嘘をつくしか生きていけなかった」という

言葉には同情はできても共感できません。

たぶん世間の波は施設出身の人には厳しすぎて、その経歴を

隠さないといけなかったので、ウソを重なる必要が

あったんだろうと察します。

でも、ボクは共感しない!

だって、ウソというのは結局、人を自分の都合の良いように

操作する行為でしかないから。

嘘をつくことで、自分は守れてきたかもしれないけれど、

その代りに関わってきた大勢の人を傷つけてしまっている

からです。

そんな生き方はフェアじゃない。

ボクの絶縁した友人にも噓つきの常習犯みたいな人がいて、

確信犯的な人だったので、随分嫌な思いをした経験が

あるのでわかります。

ボクは実は初見でこの人の本性を見破っていたのですが、

後悔してます。詐欺師なんじゃないかってくらいヒドイ人

でしたから。人をだますことに全く罪悪感を感じてません。

ボクは施設出身だからと言って、差別するような人たちばかりではないと信じます。

包み隠さずに付き合える人を選べばよかったと思う。

そういう人と付き合ったほうが愛情あふれる幸せな生活

を手に入れられたと思います。

それでも、出自が出世の妨げになるようなら、世の中が間違っていると言わざるを得ません。

これから先も紗英さんのウソは続くと思いますが、

そこは英世さんが見守って、それではダメだぞ!って

注意してあげる必要があると指摘しておきます。

間違った方向に進んだとき、諫めるのもまた愛情なのです。

 

英世さんが想像以上にすごい人でボクは嬉しくなりました。

理由は簡単。希美さんの目に狂いはないということが

証明されたから。未久さんが生きているうちに見せてほしかったな。

これは英世さんがいる限り、浅見家は崩壊しないと感じます。あとは瑠璃ちゃんをどう救うか。

未久さんの死をどのように受け止めて乗り越えるかだけだと

思う。

 

冴島家も快方に向かってるのも福音ですね。

憎しみの感情に支配されている状態は完全に不幸な状態

なのです。復讐が人を救わないというのは復讐が完了しても

その状態からは完全に抜けきれなくなるからです。

その根底には深い悲しみがあり、亡くなった人はもう戻らないからです。

ましてやその相手が毒親とはいえ、育ててくれた親であれば

なおさらです。

その道理を知っていて、遥人くんの心を支配して、復讐をさせた、九条先生の行為は決して許されることではありません。

 

しかし、九条先生はこのドラマの中では最高の知恵の持ち主。そう簡単には崩せないでしょう。

未久さんを転落させたのもその秘書の仕業の可能性は

高いです。

だから、瑠璃ちゃんの動機を示す証拠を握り、

青葉くんが逮捕されるように仕向けたのだと思います。

未久さんは九条先生に洗脳されるか、罠にはまったのかもしれないです。

でも、ボクは未久さんのポテンシャルに期待してます。

最終回で明らかにされる、九条先生と未久さんの直接

対決ではっきりすると思います。

未久さんは実は長女として浅見家を守ったのかもしれない。

まだまだ希望を捨ててないボクなのでした。

 

うぇ~ん。未久さん!

ボクがこんな子いたらいいのにって思った唯一かもしれない

女の子だったのに!!

現実にこんな子いないかな。

少なくともボクの行きつけにはいないことは確か。

ボクについてくるのは執着タイプばかりです。

ボクの中に渦巻く強烈なさみしさに吸い寄せられてるだけ

だと思ってます。

この家に居る限り、不安は常に渦巻いてます。

前に言ったように弟君は強烈に冷酷です。

周囲を信じず、見下す姿勢に変わりはないです。

母上の心には不安しかない。

今日、それを引き出すことに成功!

って自慢になるはずもない。自明ですから。

 

確信的悲劇ですが、わざわざこれを演出した理由は

視聴者により深く印象付けるとともに、警鐘を促す狙いが

あると思います。

未久さんはそのために犠牲になった?

う~ん。でも、どこかに救いはあるはずです。

それをどこかで探し出すのもボクの仕事。

ボクは未久さんのこと、愛してますから!!

 

ではまた明日、です。

いや、もしかしたら、2本目あるかもしれない。

やっぱりショック状態ではうまく書けないし、

録画で見直す必要もあるので。

なんか傷口に塩を塗るような行為ですが、なんとか耐えます。朝、本当に後追い自殺したい気分になってしまいました。でも、それは最終回を観てからでも遅くはないか。

いやいやいや、いくらなんでもそれは・・・・。