”racerKAZU的CBR125用タイヤの評価” 続編その3 | KAZUの言葉 ブログ版

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しばらく新しいネタが無かったこの企画ですが
超久々に興味深いタイヤが出てきたので
インプレ書いてみることにしました!

今回、使ってみたタイヤは
ピレリ ディアブロロッソコルサⅡ
F:100/80-17 M/C TL 52S
ピレリ ディアブロスーパーコルサV4
F:120/70R17 M/C TL 58V SC1
ロッソコルサⅡはピレリが作った
アンダーボーン用バイアスタイヤで
フロント・リア共用というタイヤですが
今回はこのタイヤをフロント用として使います。
アンダーボーン用タイヤと言えば
以前ダンロップ製KR410ってのを試しましたが
俺のCBR(2011年〜モデル)のホイールと
タイヤの幅がいまいち合ってなくて
タイヤの性能を十分に発揮できませんでしたが
今回はサイズピッタリなので楽しみです♪

あと、ディアブロスーパーコルサV4は
昨年ピレリから発売された
ロードレース用のラジアルタイヤですが
今回もスーパーバイク用のフロントタイヤを
CBR用のリアタイヤとして使ってみます。

さて、実際に走る前に
racerKAZUが普段使っているタイヤと
形状の比較をしてみます。

まずはフロントタイヤ。
左:ロッソコルサⅡ、右:BT39SS
タイヤの外径はロッソコルサⅡの方が
1cmくらい小さいのでフロント下がりの姿勢になりますね。
あと、トレッド面の形状ですが
BT39SSが均一なラウンド形状なのに対し
ロッソコルサⅡはやや尖った形で
フルバンク時の接地面積を稼ごうという意思が感じられます。
果たしてこの形状の差異が
どう旋回性の違いとして現れるか楽しみです。

次にリアタイヤ。
左:スーパーコルサV4、右:パワーカップEVO
外径もトレッド面形状も似たような感じですね。
タイヤの構造やコンパウンドの違いが
性能の違いに繋がるのか?が気になります。

で、早速マシンに装着して走ってみます。
まず、最初に感じたのが
フロントタイヤの旋回性がBT39SSと全く違う。
フルブレーキ後ブレーキリリースした瞬間から
フルバンクまで一気にバイクが倒れ込んで
フルバンク状態でグイグイ向きを変えていく感じ。
BT39SSはバンク角に対して
リニアに旋回力が増していく自然な特性ですが
このクイックな特性にはかなり慣れが必要。
でもフルバンクになってからの
旋回力と安定感はかなりあるので
コーナーの組み立て方をしっかりタイヤに合わせてあげれば
かなりのコーナリングマシンになりそう。
ただコーナーの奥までブレーキ突っ込んだ時
ブレーキリリースとバイクを寝かせるタイミングが
上手くシンクロできないと
バイクの挙動が不安定になる事があるので
コーナーの進入は結構気を使う必要がある。
温間空気圧を185〜200kPaで振ってみたけど
空気圧が高い時の方が挙動の神経質さが強い印象はあるけど
空気圧を下げても特性そのものが変わることはなさそう。
ただ、今までいろんなタイヤを試してきたけど
フロントタイヤでここまで使えて
面白いタイヤは初めてだな♪
かなり特徴的な特性なので
好き嫌いはかなり分かれそうな気がするけど
このタイヤはなかなか面白い♪

次にリアタイヤ。
フロントの特性があまりにも個性的だったので
リアに対して意識が向いてなかったんだけど
簡単に言うと、全然違和感なし。
以前、ミシュランのパワーカップ2を履いた時に
パワーカップEVOに対してタイヤ剛性が低いのか
タイヤが動きすぎてグリップ感が感じにくい
なんとも微妙な特性でしたが
このスーパーコルサV4はほんとに違和感がない。
racerKAZUお気に入りのパワーカップEVOと
同じように走っても、特に気になる挙動が出ない。
空気圧200〜210kPaくらいで振ってみたけど
空気圧が上がっても、特に跳ねたり滑ったり
と言う挙動が出てこない。
(と言うか気にならない)
うん。このタイヤも結構アリだな。

で、今回試したタイヤの耐摩耗性について
榛名のコースを70周くらい走ってみましたが
特に摩耗レベルも問題なさそう。

久々のタイヤの企画でしたが
今回のタイヤはどちらもなかなか好印象でした。

フロントタイヤは特性の気難しさはありますが
サスセット含めてマシンの作り込みが出来れば
タイムアップできる可能性を感じましたね。
タイヤがライダーにもっと攻めろ!
と言っているかの様な特性。
シマザキスペシャルかよ…😅

ま、とりあえずご参考までに♪