去る8月30日(金)、松阪競輪場で「バンクリーグ」が開催されました。
「バンクリーグ」とは…、
(公式サイトより)
国内のサイクルスポーツを盛り上げるべく立ち上げられた、日本初のトラックレース対抗戦。
国内の競輪場を舞台に、日本のトップレベルのロードレースチームが集結し、バンクリーグのために考案されたルールでチームごとに順位を競い合う。
その、バンクリーグのために考案されたルールは、分かってしまえば簡単。
2チーム(1チーム3~4人)対抗戦で、3周目以降の奇数周(3周、5周、7周…)に、スタートラインを先頭で通過したら1ポイント。これで3ポイントを取ったチームが勝ち…というものです。
ネットでも中継されていたので、ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
優勝したのは、「チーム ブリヂストンサイクリング」。
優勝チームには、松阪肉もプレゼントされました!
代表して受け取ったのは、ウィニングポイントをゲットした橋本英也選手(岐阜・113期)。いい表情です!
このときの模様は、“こちら”でご確認ください。
ところで、このバンクリーグの決勝前には、三重県選手による競輪競走が行われました。
メンバーは、
①花村直人
②舛井幹雄
③鈴木幸紀
④西村豊
⑤高谷進太郎
⑥皿屋豊
(誘導:東鉄也)
ただ、普段競輪をご覧になったことがない方に、“ライン”(チーム戦)をご理解いただくため、ユニフォームをラインで色分けしてレースを行いました。
(①②=白、③④=赤、⑤⑥=黄のユニフォームを着ての3分戦)
まずは、内枠順に周回。
ジャンで黄色ライン(皿屋豊-高谷進太郎)が押さえて先行。
これをバック3番手から捲ったのが白ライン(花村直人-舛井幹雄)。
直線では、花村選手に乗った舛井幹雄選手が、S級の脚を披露してV!
舛井選手
「1着を取れて嬉しい。これからも競輪をよろしくお願いします!」
※皿屋選手のツイッターに、このレースの、先行選手目線の動画がアップされています(こちら)。
街に競輪場はあれど、「競輪場には行ったことがない」という方が大勢いらっしゃるのが現実。このような競技やイベントを通じて、少しでも競輪場が、身近なものになればいいですね。
なお、この後バンクリーグは、広島(9/23、月・祝)→宇都宮(10/21・月)と続きます。
お近くの方やお時間のある方、ぜひお出かけになってはいかがでしょうか。
さて、松阪競輪の本場開催の話へ。
今回は、オール7車立の12レース制(チャレンジ5R+1・2班戦7R)。
松阪競輪にとっては、昨年6月以来、2回目の開催。前回のときもそうでしたが、「あれ?今回9車じゃないんですか?」という選手も結構いてました。まぁ、昼間のFⅡと思えば、そう思うのが自然ですよね。
チャンレンジ戦には、新人115期生が5選手斡旋されました。
このブログではその中から、岩谷拓磨選手(いわたに・たくま、福岡)をピックアップしてお届けしましょう。
今節がデビュー5場所目。ここまで優勝1回で、確定板を一度も外していません。
「安定?でも、決勝になると同期対決で、仕掛けが遅くなって届かないのが、ここ2場所続いています。なので、今回は行けるタイミングがあれば早めに仕掛けていきたい」
「脚質はダッシュ。捲りは問題ないと思います。でも、デビューしてから一度も後ろ攻めができていないので、これからは色々やっていきたい」
師匠は、競輪ファンなら誰もが知っている、吉岡稔真さん。
「師匠は、僕の父の知人です。現役時代の師匠のレースは、動画でしか見たことがありません。師匠には、『勝ってこい。早く上に上がれ』と言われています」
ちなみに、生まれは富山だそうで…、
この横断幕は、地元富山の知り合いの方々に作っていただいたものだそうです。
「将来は、太田竜馬さんのように、逃げでも捲りでも、しっかり展開をうまくつかめる選手になりたい」と話す22歳。これからが楽しみです!
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(立野純)