昨日日経DUALの記事の中で
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文章量に限りが有り、もっと語りたい事はあったけれど
今回はこの表現で、とライターの有馬さんと相談してこの文面になりました。
https://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/061400097/092100008/
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「人生丸抱え」の高いハードル 短期の里親増やせば裾野広がる
虐待や親の失踪・死亡などで児童相談所に一時保護された子どもの数は2016年度、約4万人に上りました。このうち半数が家庭へ戻されて、約2割が児童福祉施設に移り、里親が引き受けた子どもは1400人弱、全体の3.4%にすぎません。
短期の里親に関する情報提供と啓発を目的とした一般社団法人「RAC」の千葉彩代表理事は、「里子を迎えるというと、完全に実親との縁を切る特別養子縁組や長期の養育里親など、『家族として受け入れる』関わりに目が行きがちです」と指摘します。しかしこうした長期の里親になることは、子どもたちの人生を丸抱えにするという、大きな決断を迫られます。心身に傷を負った被虐待児の場合、ハードルはさらに高くなりがちです。
一方、定期的に数日間預かる形なら、負担感が比較的軽くなります。里子を迎え入れる頻度も里親家庭のペースに合わせて数カ月に1回、毎週など定められるので、無理なく支援を続けられます。千葉代表理事は「血のつながらない子であっても年に数回、夏休みやお正月に遊びに来ていれば、親戚に近い存在になるのではないでしょうか。短期の里親は、『親になるんだ』と気負うことなく踏み出せる支援です」と訴えます。
三日里親の女性も「なるべく多くの子どもが家庭的な環境を体験できるよう、まずは短期の里親を増やして裾野を広げるのが先決ではないでしょうか。交流する中で気心も知れ、この子なら長期里親になってもいい、養子縁組をしてもいいという家庭が自然に出てくると思います」と話します。
子どもを里親に一時託して虐待親へ介入 暴力エスカレートする前に
また千葉代表理事は「子どもが虐待されたとき、地域の里親に一時期だけその子を託して親を支援することができるようになれば、虐待の深刻化を食い止める効果も期待できます」とも話します。暴力がエスカレートして決定的な親子分離に至る前に、親側の虐待に至る要因を取り除くことが狙いです。同じ地域内の「一時預かり」なら、親も子どもを奪われることへの抵抗感が薄れ、同意しやすくなるといいます。
子どものほうも、住み慣れた地域で同じ学校や保育園に通い続け、友人との付き合いや習い事を続けられます。一時保護所に移ると原則として通学できなくなってしまうため、これは大きなメリットです。
受け入れた里親は預かりが終わった後も、子どもの見守りを続けるなどして「地域全体で子育てを担う仕組みを作るべきではないでしょうか」(千葉代表理事)。 ただ前出の三日里親の女性は「加害親から子どもを一時的に里親へ移し、その間に関連機関が親を支援する流れは必要だと思います」と認めつつも「自分にこうした子どもたちをうまく受け入れられるかというと…」とためらいも口にします。
「傷ついた子どものケアは、里親としても受け入れるのに相当な覚悟と技術が必要。研修制度や、困ったときに関係機関に相談できるチーム体制の整備などもしてほしい」と要望しました。
ママ友への情報提供も支援の一つ 自分に何ができるか考えて
短期の里親になる条件は自治体によって違いますが、研修を受講し「養育里親」として登録した家庭へ託されるケースが多いようです。厚生労働省は年単位の委託だけでなく「数週間~1年以下など、子どもたちのニーズと里親の状況を照らし合わせながらマッチングする」としています。
「里親にならないまでも、こうした制度があることをママ友などに知らせ、関心を持ってもらうことも支援の一つです。実親と暮らせない子どもたちのために、自分なら何ができるか、ぜひすべての人に考えてもらいたいです」(千葉代表理事)。




